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残念ですが、

412 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:2001/02/20(火) 19:00

ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろうとおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。

結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずにその子はなくなってしまいました。

葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、病院で撮った写真の事を思い出しました。
それを現像に出し取りにいって見てみると、その写真が見つかりません。
写真屋さんに聞いてみると、「いや、現像に失敗して、、、」というそうです。

不審に思ったお母さんは娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。

そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけがミイラのような状態で写っていたそうです。

続きます。


413 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:2001/02/20(火) 19:07

続き

それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養してもらうといい写真を持ち帰りました。
それにしても恐ろしい写真だったため霊能者のところに供養してもらう時にこれは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。

すると、霊能者は言いたがりません。
やはり無理に頼み込んで話を聞ける事になりました。
その霊能者が言うには、

「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。」

今まで聞いた中で一番恐かった話です。
 
TAG :
@病院

コッケさん

こんばんわ。
コケシの話が怖いみたいですね。

あんまり自分の出た地域のことは言いたくないんですけど…

--

私の田舎ではコッケさんといって、コケシのような呼び方をすると大人に相当怒られました。
中学生に上がりたての頃、半端なエロ本知識で「電動こけし」という単語を知ったクラスの友達が、コケシコケシと連呼してるのを、指副担に見つかり、バカスカ殴られてました。

大学に入って初めて知ったのですけど、指副担(シフクタン)なんていう役職はほかの地域にないんですよね。
あ、指副担というのは、生活指導副担という意味で、別に何の教科を担当してたわけでもないです。
野球部のコーチみたいな感じで、毎日学校には出てくるのですが、だいたい用務員室で茶飲んで定時前には帰るような感じでした。

学校行事の中で、踊りみたいなものは、指副担の先生が指揮をとってました。
運動会で、必ず、メイポールの祭りみたいな踊りを、伝統的にやらされてたのですが、これは、指副担の先生の独壇場でした。
列が乱れたり、ポールから引いたリボンがたるんだりすると怒るような。組体操よりぜんぜんこっちが大事でした。
体育教師の数倍ヤな感じでした。

高校に入って、地元の青年会に入ると、コッケさんのあらましは聞かされるのですが、それもまぁ、コッケさんという地神さんは伝統だから、行事は守らないといけない、みたいな感じの話で要領を得ません。

地域に大きな寺社や宗教施設がないし、中学高校にもなると、さすがに、いろいろヘンなうわさが立ってました。

・**中学の裏にある井戸が本尊で、毎年一人生贄にされる
・高校出て町に出るときは井戸に後ろ髪を納めさせられる

噂は噂でしたけど、実際私がいたころは後ろ髪を伸ばした奴が多かったです。
単なるヤンキーだったのかもしれないですけど。今は帰らないのでどうかわかりません。

今、同郷の女の子が近くのマンションに住んでて、そのこの叔父さんが指副担やってたんですけど、このスレで、コケシの話題が出てたので、なんか関係ありそうだったので、聞いてみました。


**


私たちがコッケと読んでいるのは「固芥」と書くらしいです。

明治に入ってすぐのころ、飢饉と水害の土砂崩れで、村が、外部との交通が遮断されたままひと冬放置されたことがあったそうです。

十二月二十八日のこと(旧暦かどうか不明)、知恵の遅れた七歳の子供が、村の地区(どの地区かは教えてくれませんでした)の備蓄の穀物を水に戻して食べてしまったそうなのでした。

その子供は村の水番が、妹との間につくった子供で(本当かどうかはわかりませんが、水車小屋のような場所があったのですぐそういう、性的な噂が立てられた)水番が罪を犯すと翌年は日照りになるという迷信がまだ残っていました。

水番は責任感が強かったので、子供を殺して村に詫びようとしたそうです。
実際「子供を殺せ」と書いた無記名の手紙を投げ入れるような嫌がらせが、すぐ始まったそうです。
水番に不利に扱われていた家も多かったし、実際、穀物の管理責任は水番にあるので、そういうのがおきても仕方ない状況ではあったそうです。

年明けて、一月二十八日の深夜、いくら何でも水番が自分の息子を殺すのを容認はできませんので、このことは村全体で考えよう、と談判していたところだったのですが、水番の妻が泣きながら世話役の家に走りこんで来て、亭主が首を括ったので来てくれ、と言うのです。

水番の家に行くと、井戸の上に「井」の字に竹を渡して、そこから首を吊るすようにして絶命している水番がいました。
あまりの酷さに世話役たちが顔を背けていると、くだんの息子が、傍らから、世話役の袖を引いて、

「みましたか!みましたか!」

と、目をらんらんと輝かせて尋ねるのだそうです。

この子はもはや正気ではないとはわかっていました。
が、当時の解釈では、これは、水番の相反する気持ちが、子の魂は滅ぼしても子の肉体は母のために生かしておいてやりたい、という願いになり、親子の魂が入れ替わったのだ、というのが支配的でした。

間引きのために子供を殺したことはありませんでしたが、このとき、村で初めて、この子供を「殺そう」という結論が出たのだそうです。

横糸を斜めに織った長い綿布で首を包んで、布に少しずつ水を吸わせて、誰も手をかけないうちに殺そうということになりました。

しかしそこは、素人考えですので、首は絞まってもなかなか絶命しません。
子供は父と同じ顔で「誰じゃ、食ったのは誰じゃ」と声を上げていました。

恐れおののいた村人は、父が死んだのと同じように、井戸に竹を渡してそこから子供を吊るしました。

ものすごい形相でにらむので、まぶたの上から縦に竹串を通しました。
子供は、数日、糞便を垂れ流して暴れたのち、絶命しました。

その明けた年は、飲み水から病気が発生し、多くの人が命を失いました。
さらに、本当に穀物を食ったのが、この子供ではなく、世話役の十三になる子供だったことがわかったのだそうです。
このとき、世話役は躊躇なく、わが子を同じ方法で吊るしたのだそうです。

あくる年の一月二十八日のことだそうです。





「というわけで、一月二十八日はコッケさんの日になったんですよ」
「はー、なるほど。命日なわけな」

うちで飯を食べてもらいながら、彼女(指副担の姪っこ)に、教えてもらいました。

「だから固芥忌(コケキ)っていうのが正しいんですよ。」
「運動会の行事も、意味わかると、ひどいね」
「…村人全員で子供をシめる儀礼ですからね。
 本来こういう形でやさしく弔ってあげたのに、という。偽善ですよね」
「うん」

(運動会の踊りは、メイポール Maypole の祭りに似てますので、知らない人は検索してもらうとどういう形なのかわかります。中央のポールが子供です)

「…あとですね、これ、私一人で気づいたんですけど」

彼女は、ペンを取って、チラシの裏に、「芥」の字を書きました。

「おお、28やん。オレも今気づいた」

くさかんむりと、その下の八の字で、二十八と読めます。

「え?」

彼女はきょとんとしていました。

「いやだから、にじゅうとはちで、その命日を表してるんでしょ?」
「…ほんとだぁ」
「え、違うの?」
「いや、そっちが正しいんですよねたぶん」
「何よ、教えてよ」
「いや、いいです」

しばらく押し問答した末、彼女は折れて、文字を書き足しました。

「これね、縦書きなんですよ」






「目をつぶされた子供が、竹の枠に首から下がってるの、わかるでしょ?」
 
TAG :
伝承怖い話
長編怖い話

語り部の資格

524:本当にあった怖い名無し:2006/01/29(日) 22:01:53 ID:AqttN5ndO

語り部というのは得難い才能だと思う。
彼らが話し始めると、それまで見てきた世界が別のものになる。
例えば、俺などが同じように話しても、語り部のように人々を怖がらせたり楽しませたりはできないだろう。

俺より五歳上の従姉妹にも語り部の資格があった。
従姉妹は手を変え品を変え様々な話をしてくれた。
俺にとってそれは非日常的な娯楽だった。

今はもうそれを聞けなくなってしまったけれど。
従姉妹のようには上手くはできないが、これから話すのは彼女から聞いた中でもっとも印象に残っているうちのひとつ。

中学三年の初夏、従姉妹は力無く抜け殻同然になっていた。
普段は俺が催促せずとも、心霊スポットや怪しげな場所に連れて行ってくれるのだが、その頃は頼んでも気のない返事をするだけだった。

俺が新しく仕入れて来た話も、おざなりに聞き流すばかり。
顔色は悪く、目の下には隈ができていた。
ある日理由を訊ねた俺に、従姉妹はこんな話をしてくれた。

春頃から、従姉妹は頻繁にある夢を見るようになった。
それは夢というより記憶で、幼い頃の従姉妹が、その当時よく通っていた公園の砂場でひとり遊ぶ光景を見るのだった。
やがて何度も夢を見るうちにひとりではないことに気づいた。
砂場から目線を上げると、そこに女が立っている。
淡いピンクの服を着た、黒いロングヘアの女が従姉妹を見つめ立っていた。


526:本当にあった怖い名無し:2006/01/29(日) 22:05:38 ID:AqttN5ndO

女に気づいた次の夜、夢は舞台を変えた。

少し大きくなった、小学校に入ったばかりの授業参観の光景。
後ろに沢山並んだ親たちの中に自分の母親もいるはずだった。
教師にあてられ正解した従姉妹は誇らしさを胸に後ろを振り返った。
だがそこにいたのは母親ではなく、公園で従姉妹を見つめていた女だった。

次の夢は小学校高学年の頃の運動会だった。

従姉妹はクラス対抗リレーに出場していた。
スタートと位置に立ち、走ってくるクラスメートを待った。
もうすぐやってくる。腰を落として身構え、後方を見た。走ってきたのは公園にいた女だった。
両手足を滅茶苦茶に振りながら凄いスピードで近づいてくる。従姉妹は恐怖を感じ慌てて逃げ出した。
一瞬女の顔が見えた。真っ白な肌に、どぎつい赤の口紅を塗りたくりニタニタ笑っていた。

翌日の夜、従姉妹は寝る前から予感を抱いていた。
今日も夢であの女に会うのではないか。それは殆ど確信に近かった。
そして、その通りになった。


527:本当にあった怖い名無し:2006/01/29(日) 22:08:03 ID:AqttN5ndO

夢の中で従姉妹は中学生になっていた。

記憶にある通り、吹奏楽部の練習に参加していた。
顧問のピアノに合わせて、トロンボーンを構えた。深く息を吸い込んだまま、従姉妹は凍り付いた。
ピアノの前に座っていたのはあの女だった。
狂ったように鍵盤を叩き、顔だけは従姉妹を凝視していた。

女の顔ははっきり見て取れた。
異様に白い肌、細い目、高い鼻筋、真っ赤な口紅が塗られた唇を大きく広げニタニタ笑っていた。
そこから覗くのは八重歯で、口紅だろうか赤く染まっている。
不揃いな黒いロングヘアが女の動きに合わせ激しく揺れた。

汗だくで目覚め、従姉妹はあることに気づいた。
私は夢の中で成長過程を辿っている。
始めは幼い頃、次は小学生、今は中学生だった。
もしかして、女は私の記憶を追ってきているのではないか。

その仮説は正しかった。

眠るごとに夢の従姉妹は成長し、女は必ずどこかに現れた。
あるときは見上げた階段の上から、あるときは電車の向かいの席で、あるときは教室の隣りの席から。

従姉妹はここに至ってもうひとつの法則に気がついた。
女との距離がどんどん縮まっている。
いまではもう女の三白眼も、歯と歯の間で糸を引く唾液もはっきりと見えるようになった。


528:本当にあった怖い名無し:2006/01/29(日) 22:11:20 ID:AqttN5ndO

従姉妹はなるべく眠らないように、コーヒーを何杯も飲み徹夜した。
しかしすぐ限界がくる。女は、昼に見る一瞬の白昼夢にも現れた。
そしてとうとう現実に追いついた。

そこまで話すと、従姉妹はうなだれるように俯き黙った。黒い髪がぱさりと顔を覆い隠す。
すっかり聞き入っていた俺は、早く続きを知りたくて急かした。
催促する俺を上目遣いで見て、従姉妹はゆっくりと笑った。

「だから現実に追いついたって言ったでしょう」

そう言ってにやりとした従姉妹の口元は、八重歯が生えていた。
いつから従姉妹が八重歯だったのか、俺には自信がなかった。
 
TAG :
@夢

カリカリという音

463:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 20:35:04.81 ID:mqhcUUBB0

同僚から聞いた話ちょっと書き込み用にいじりました

これは僕が大学生のときの話なんですけど、大学は他県で家から通えないので
とりあえず安いアパートでいいかなと思って探していたら
すごく安くて、でもその安さが頷けるほどのボロアパートがあったんでそこにしました。

でも、そのボロアパートの自分が住む部屋はなぜかトイレのドアだけキレイでした。
とりあえず、曰く付き物件は避けたかったんで大家になんでここだけきれいなのか聞いてみると、
前のドアはときどき中から開けれなくなって不便だったそうです。

それで何事も無く3ヶ月たったんですが、
ある日の深夜寝ていると、カリカリカリカリカリカリと聞こえてきて
何の音か確かめるために電気をつけてベットから降りようとした時と同時に
そのカリカリという音も止んだのでちょっと怖かったからそのまま原因は確かめずに寝ました


464:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 20:37:39.76 ID:mqhcUUBB0

次の日の昼にテレビを見ているとカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリと聞こえてきて
とりあえずテレビの消音にしてみて止むのを待っていたんですが、
まだカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ音がしたので
床をドンッっと殴ってみると止まりました、ゴキブリとか何か硬い虫がどこか移動している音だとか
いろいろ想像し納得しましたが、今思うとそういう音ではなく
ずっと一定に同じ音だったので明らかにおかしいかったです。

毎日、でも時間は一定ではなくカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリという音はは続きました、

それで次第に自分も外に出かけたりするのも増え、
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリという音を聞かなくてすむ日もありました、
でもそれは自分が家にいない間に鳴っていたんだろうと思います。

それでも一日に一回だったのが何回も鳴ったり、
深夜にもカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリいう音がすぐに止まなくなりずっと布団にこもり、無視しているとガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガイ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリと言う音に変わり次第に恐怖からストレスの元になり
ちょっと頭がおかしくなりそうだったので原因を探し出してやると思ってました。

でも深夜に原因を探すのはやはり怖く、昼間になったときにしようと決めて昼間になるのを待ちました。
そのときはまだ幽霊のせいとかは思ってなく虫やらネズミやらだと思ってたんですが、
今思うとガリガリガリガリガリガリガリいってる時点でそんな問題ではないことは分かります。

次の日、昼間に待機しながらテレビを見てたらカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ鳴ったので
とりあえず音のする方向に行ってみるとそこだけきれいなトイレのドアの前でした。


466:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 20:38:15.87 ID:mqhcUUBB0

それでカリカリカリカリカリカリカリカリという音は中から聞こえてるらしく開ける前にノックをしてみると、
トイレのドアを内側からドンドンドンドン叩く音に変わり、
こっちもドンッと叩き返しても止まることなくドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンという音が続きました。

怖くなったのでその場で固まってると音はどんどん強くなりガンガンガンガンガンガンガン
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンという激しい音に変わり
振動も床から伝わってくるほどでした。

そのボロアパートはただでさえ人が少なく、そのときは昼間なのもあり大家しかいませんでした。
その音で大家が上がってくるかと思いきや上がってこず、自分も怖くて動けなくなっていると音は止みました。
とりあえずドアを開けるとドアの内側はガリガリ引っかき傷や凹みがありました。


467:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 20:39:10.02 ID:mqhcUUBB0

とりあえず怖く、一人が嫌だったので大家のとこに状況説明しにいくと
大家はもう分かっていた様子で大丈夫ですと言われました。
で理由を教えるというから大家と一緒に自分の部屋に戻ったんですが、
問題のドアに傷はありませんでした。

大家がいうには、昔前のドアの時トイレで毒ガスを使い自殺を図った女性がいて、
でもそれは実際自殺未遂で途中やめようとし、空気を入れ替えようとドアを開けようとすると
前のドアは最初に言ったとおり時々開かなくなりそのときも開かなかったそうです。

それで女性は気付いてもらえるようにドアを叩いたり蹴ったりしていたんですが誰も助けに来ず、
来たかも知れませんが玄関には鍵が掛かっていたらしいです。


469:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 20:39:40.30 ID:mqhcUUBB0

それでだんだん苦しくなってきた女性はつめにドアを引っかきまわして死んでいったそうです、
カリカリという音はドアをひっかく音でした。

そのことを言い終えた大家は別に傷が出ていてもきづいたらその傷も消えているし
ドンドンやカリカリといった音が鳴ったときも気付いてあげる
素振りをすれば止むから大丈夫だよといってきました。

僕は冗談じゃない、契約する前にちゃんと伝えろ、
でももういいから今すぐでさせてもらうと言って荷物をまとめてボロアパートを飛び出しました。
その荷物をまとめて飛び出すときカリカリカリカリカリ聞こえてきましたが無視して飛び出しました。
別にそのことに関して問題はもう起こらずに今は怪奇現象には全く縁のない暮らしをしております。
 
TAG :
@家・自宅

黒い人のシルエット

406:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 01:56:58.87 ID:5AE3yzF80

いきなりですが投下させてください。
これは俺が上京したての頃にあった実話です。

都内某所にある、とあるラーメン屋で社員として働いていました。
そのラーメン屋は24時閉店でした。
しかもオープンしたてだと、仕込みなどが追い付かず、毎日27時位に帰宅する日々でした。


407:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 01:59:14.96 ID:5AE3yzF80

ある日忘れ物をしました。
取りに店内に入りました。
店内は真っ暗です。

しかし、角の方の席に人の気配を感じました。
暗闇の中に更に黒い人のシルエットを見てしまいました。

しかし、以前から霊感があった私は気づかないふりをして店を出ました。


408:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:02:17.57 ID:5AE3yzF80

帰宅後、夏場だったので窓を開けて寝ていました。
私の部屋はワンルームで窓の方に足を向けて布団をひいていました。

ふとウトウト状態で目を開けると、閉めたはずのカーテンが少し開いていて、その隙間に女性の顔がありました。


409:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:07:20.35 ID:5AE3yzF80

ちなみに部屋は3階でベランダや人の立てる場所はありません。
私自身金縛りにもなってなく、驚いて立ち上がったのですが、女の顔は目で私を追ってきます。
顔は窓の下の方にあったのですが、その顔が急にスゥーっと窓の真ん中辺りまで浮かび上がり、網戸に思い切り顔を押し付けてきます。


410:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:10:04.29 ID:5AE3yzF80

なおも目で追ってきます。
金縛りでもない状態でこの異常事態らメチャクチャ気が狂いそうになります。
まだ金縛りの方が納得出来たかもしれません。

どうしたら良いのか解らずにいると、その女が「ウーェアー」みたいな声を発しながら網戸を噛もうとしています。


411:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:13:24.80 ID:5AE3yzF80

訳が解らなくなった私は、その女に向かってゴキジェットプロを吹きかけました。
一瞬怯んだ様に見えたので勢い良くカーテンを閉めました。
しかし、勢いが良過ぎて反対側から半分以上開いてしまいました。

窓に映った自分の部屋を見て体から血が引いていくのが解りました。


412:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:21:23.90 ID:5AE3yzF80

反射した部屋の玄関に女の顔が逆さまに浮かんでいました。
髪をダラんと垂らして無表情でした。
私は固まってしまって振り向けずに居ると、その女がスゥーと下の方に降りて行くと、いきなり勢い良く私の背中の方に向かった突進してきました。


413:本当にあった怖い名無し:2011/12/22(木) 02:24:12.71 ID:5AE3yzF80

私の背中をすり抜けて、窓もすり抜けて消えて行きました。

それ以来現れる事はなくなりました。
きっと店内で気付いたあの時、あの女は私が気づいたことに気付いたのでしょう。

つまらない話&駄文失礼しました。
 
TAG :
@家・自宅

ツが三つの世界

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:20:16.02 ID:uRfV8Ob00downup

>>57

3年くらい前かな?確か半そで着てたし夏だったと思う。
当時俺は、大学出て社会人になったばかりで、けっこう精神的に参ってた時に高校時代の友人Aから電話があった。

友人A曰く「俺も大学出てから精神的に参ってたけど○○っていう自己啓発系のセミナーですっごい気が楽になったよ」との事。

まぁ胡散臭いがAは高校時代から宗教にハマるタイプじゃなかったし
最悪社会勉強になればいいか程度の気持ちでAと待ち合わせてセミナーに行く約束をした。

駅からAの車で1時間くらい走ってそのセミナーに行ったんだが
一見工事現場とかによくありそうなプレハブ小屋が山の中に立ってて
Aと俺が車から降りるとスーツを着た人たちが迎えてくれた。

なんでもそのスーツの人たちもセミナーの受講者らしいんだが休日を返上してセミナーでボランティアをやっているそうだ。
俺はもうセミナーの胡散臭さと気持ち悪さで逃げ出したかったが
Aの車で来てる以上走って逃げ出すわけにもいかず、しぶしぶAのあとについて建物の中にはいっていった。


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:24:38.15 ID:uRfV8Ob00downup

改行してなくて読みにくくてすまん

そのセミナーは紹介した人間が参加料金を払うというシステムらしく
Aが受付で俺の分の料金を払っているのをボーっと眺めていると先ほどの
スーツ男が「新嬉の方はこちらです」と俺をパーテーションの中に案内した。

パーテーションの中には椅子型のマッサージ器をもっとゴツくしたみたいな感じのリクライニングチェアまで案内された。
なんでもその椅子に付属されたスピーカーで左脳を刺激して脳を活性化させるらしい。

正直もーなんとでもなれと思い椅子に座るとスーツ男が俺の隣りにあったスピーカーと加湿器のスイッチを入れて
「呼吸を楽にして下さい、時間が来たら起こします」
と言ってパーテーションから出て行った。

なんでこんなことになっちゃったんだろーなーと思いつつ天井を眺めてると2~3分くらい経つとやたら鼻がムズムズしてきてあくびが止まらなくなった。
最初は眠いのかな?くらいに思ってたんだけど尋常じゃないくらいあくびが止まらない
不安になって起き上がろうとすると数人のスーツ男が飛んできて俺を押さえつけた。


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:27:55.70 ID:uRfV8Ob00downup

椅子のスピーカーからはプツプツという連続音が鳴ってて頭がぐわんぐわんしてやばいやばいと思ったが
あくび止まらないしもうアゴが外れそうなくらいあくびが出て痛かった
口が閉まらない口の両側の皮がプチプチと切れる音がする。

息が出来なかった。
まるで誰かに口を思いっきり拡張されてるみたいな感覚でパニックになって
そこからどうなったのかはよく覚えてないけどおそらく気を失ったんだと思う。

気が付くとまだセミナーの建物の中にいたけど誰もいない。
さっきまであった加湿器とか受付とかパーテーションとかも無くなってて
プレハブの中は俺の座ってたゴツい椅子しか無かった。

空が赤くて朝日なのか夕日なのか分からなかったけど正直頭の中真っ白でわけわかんなくなってたけど
とりあえず「犯された…」みたいな虚しさと悲しさでだんだんイライラしてきて絶対訴えてやる!と思った

どういう精神状態でそうなったか分かんないんだけど証拠として何か持って帰ろうと思って回りを探してたらさっきまで座ってた
椅子にまだCDが残ってた

CDを片手に山の中をウロウロしてどう帰ったのは覚えてない
もう一度行こうとしても難しいかもしれないしもう二度と行きたくない。

それからしばらくフツーに生活してたんだがどうも文字の物忘れやら勘違いが酷くなった。
いや、勘違いと言うよりは以前いた世界と違う場所に来た感覚?っていうの

一番酷かったのはカタカナの「ツ」が以前いた世界だと点が三つだった、
俺の名前に「ツ」がつくからずっと勘違いしてたとは思えないし気持ち悪い。

Aに電話したらケーキ屋さんが出た。
これ書いてたら気持ち悪くなってきた、最近あくびするのが怖い

おわり


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:37:56.05 ID:9hNsdvoS0downup

>>61
これ創作?


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:40:31.32 ID:uRfV8Ob00downup

>>61
実体験だよ、ちょっと足し引きしてるところはあるけど


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:43:18.84 ID:p4oEA3MhOdownup

>>63
事実ならやばくね?なんかお前からおかしい雰囲気とオーラを感じる


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:43:30.74 ID:uRfV8Ob00downup

安価間違えた
>>62



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:45:08.40 ID:9hNsdvoS0downup

>>63
その後Aとは会ってないの?


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:45:36.81 ID:uRfV8Ob00downup

>>64
そうか?たとえばどんな?
確かに三年前からなんか影が薄いとかどこ見てるかわかんないとかよく言われるようになった
文脈でおかしいところがあればぜひ教えて欲しいね


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:48:42.41 ID:uRfV8Ob00downup

>>66
会ってぶん殴ってやろうと思ったんだけど
電話つながんないし、家知らないから会ってないなーつーか会いたくない。
ケーキ屋さんが出たところでなんか諦めちゃったんだよな…


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:50:16.00 ID:+nk01GCR0downup

>>61
Aの連絡先は調べられないのか?
友人とか名簿とかあるだろう?
あとそのCDは今もあるのか?
他になにか61自身に変わったことは?
質問ばっかで申し訳ないけど気になるんだよ。



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:51:16.91 ID:9hNsdvoS0downup

>>68
お前やばいよ。釣りだと思うけど、違うなら心療内科かなんかにいった方がいい。
ツの点々が三つだったことなんて断じてない



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:57:33.82 ID:uRfV8Ob00downup

>>69
Aは調べりゃ知人つながりで分かるかも、でも正直怖いんだよな
ぶっちゃけ今はけっこう普通の生活を送れてるし事を荒立てたくないんだよな…
CDは探せばあるかも、ちょっと待ってて

>>70
やばいよなーだよな…
精神科医は一回行ったけどな
ツとシって点の数同じだし分かりにくいから三つの方がよくない?
まぁ俺が間違ってんだけどさ


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:59:11.59 ID:9zArq4VZ0downup

CD音源うp
俺も今の世界と違う世界に行きたい



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 19:59:19.64 ID:p4oEA3MhOdownup

>>68
なんか文章は普通なんだが心が無い雰囲気だ。
何て言えばいいのかな。「ま、どうでもいいんだけどね」みたいなこと思ってそう。
そのケーキ屋ってのも引っかかる。ケーキ屋…?



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:00:44.36 ID:9hNsdvoS0downup

Aと連絡とろうぜ。
何かわかるかもしれんし。



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:02:53.52 ID:9hNsdvoS0downup

つか、いまどき、固定電話の連絡先しか知らなかったわけ?
不自然じゃね?
普通大学時代の友人なら、アドレスとケー番くらい知ってるだろ



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:06:48.92 ID:uRfV8Ob00downup

CDあった!


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:09:41.85 ID:9hNsdvoS0downup

>>77
うp


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:11:23.56 ID:uRfV8Ob00downup

>>73
そんなドライじゃないぜ
むしろ当時は変わったことに一々動転してパニックになってた
そりゃあいい大人がカタカナ間違えるんだぜ、泣くに泣けない

>>74
うん、今ミクソで当たってる

>>75
ケーキ屋ってかチェーン店のパ○テルの電話番号になってた
普通090ではじまってなかったらすぐわかりそうなもんだけどな
まぁ不自然といえれればそうなんだが俺の話のどこが自然なんだと逆に聞きたいわ


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:11:25.85 ID:0Abbd1GYOdownup

>>77
なんか安部公房思い出した…
ドキドキ


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:25:22.27 ID:uRfV8Ob00downup

つべアカウントとるのめんどくせえから
ニコニコでもいいか?


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:27:35.36 ID:9hNsdvoS0downup

>>83
おk
できたら外見もうぷしてくれ



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 20:40:16.13 ID:uRfV8Ob00downup

見れるかな

※動画は追記に格納いたします
 
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宗教系怖い話
@異世界

俺の実家はとある新興宗教やってた

183:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:44:59.75 ID:pslRNVgh0

俺の実家は、とある新興宗教やってた。
それなりに有名な宗教団体。
世襲制で父親で6代目、信者もそれなりの人数がいた。

家族構成は、祖父、祖母、父親、俺の四人。
母親は小学校高学年の時に出て行った。
祖母曰く「嫌になったんよ、色々と」だと。

悲しかったのは確かだけど、幼少期の家族の思い出は父親と母親の喧嘩、祖母に虐められて泣いてる母親くらいしかないのでまぁしょうがないなって感じだった。

話は中学生の時なんだけど、うちには俗に言う、寺院、教会みたいな施設がある。
30畳くらいあって、ご本尊、賽銭箱が置いてある。
たまーにだけどその賽銭箱から小銭を拝借してたりしてた。
残念ながらか、幸いか、俺は全く信仰心はなかった。

ある日、賽銭ドロしようと思って懐中電灯片手に夜中施設にいってみた。
小銭ちょろっとくすねて、部屋に戻ろうと思ったんだけど、なんとなく、ご本尊って何があんだろ?って妙な好奇心が沸いてきた。

そろそろと結界をまたぎ、ご本尊に近寄った。
形状は仏壇のデカイ版みたいなのの中に、小さな社がある。
音がしないように、ゆっくりその社の扉を開けてみた。

中身はあんま細かく書くと団体特定されると思うので伏せる。
大したモン入ってないなーなんて思ってたら、奥のほうに巾着袋発見。
あんまり長居したくなかったし、なんとなくそれもって自室に帰った。


185:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:48:12.45 ID:pslRNVgh0

小銭を財布にしまいつつ、巾着の封を解いてみた。
中身を見てゾッとした。
なにやら黒いのがビッシリと。恐る恐る手を入れて触れてみると正体がわかった。

「毛」

気持ち悪さと、なんで毛?って言う不思議からくる好奇心。
ノート破って、床に引いて全部出してみた。

よく見ると毛にまじって指輪がひとつ入ってた。
なんの装飾もない指輪、多分結婚指輪。
それみたとたん、何故か妙な確信のある妄想が沸いてきた。

「母親」

それからは、口にするのもおぞましい妄想が溢れて吐きそうだった。
頭がおかしくなる前に急いでその毛と指輪をしまい、本尊に戻しにいった。


186:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:49:54.57 ID:pslRNVgh0

しばらくして、たまたま父親と二人きりになる機会があって勇気出して聞いてみた。

「もしかして結婚指輪とかまだ持ってんの?」
「なんでや?」
「いやなんとなく、な」
「なんでや?」
「いやゴメン」

自分から切り出しといてだけど、怖くなって自室に逃げた。
父親の目が変だったから。

その後妄想に取り付かれた俺は、家にいることすら怖くなり
地元から遠く離れた高校を受験、寮生活を選び
家族親族、信者さんの反対を押し切りそのまま就職した。

父親は去年の年末死んだ。
家業は叔父が継いだ。
今後俺は実家に戻ることはないと思う。


187:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:51:44.53 ID:RzLKFDI90

実話?


189:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 13:06:51.64 ID:pslRNVgh0

>>187
実話

改めて自分で読んでみたら話としては別段怖くないね。
特殊な環境に育った頭のおかしい子の話だなこりゃ。
でも不思議とスッキリしたw
長文失礼しました。
 
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宗教系怖い話
人間が一番怖い
@家・自宅

「おにいさん」

生まれは都市圏だけど、まだ緑が多かったころなので遊び場には事欠かなかった。
家の近くに大きな空き地があって、毎年盆踊りをそこでやっていたのを覚えてる。
その空き地が潰されて大きな工場が出来たときに、自分の遊び場所がなくなってすごく悲しい思いをした。
そんな頃の話。

小学校の頃はやんちゃだった。
いつも悪戯ばかりして怒られている様な。
そんな俺と同じようにやんちゃなNとY。
3人で遊んでいれば何でも出来そうな気がしたもんだよ。

夏休みのある日、自転車で川を遡って行って水のきれいなところで川遊びをしようってことになったんだ。
朝から自分たちでおにぎり作って、水筒に麦茶詰めて、リュックを担いで、一生懸命自転車を漕いでさ。
そういったちょっとした冒険旅行みたいなことは誰でもするだろ?
俺たちもそう。

それで朝早くから3人集合して川を遡ったんだ。
もちろん川原を遡っていくのは無理だから川に沿った道を延々と。
時には迷いながら2時間ぐらい遡った山のふもとで、ちょっと休憩しようってなったんだ。

もちろんそこは知らない町でさ、電柱には五木町って書いてあった。
面白いのは同じ色の青い屋根、同じ大きさの家がいっぱい並んでたのをよく覚えてる。
おかしいな?とも思ったんだが、それでも3人いれば楽しくって気にならなかったな。

自転車を川沿いの道の端に寄せて止めてから俺たちは川原に降りた。
天気は少し曇ってたけど蒸し暑いうえに自転車漕いでたせいもあって汗でベタベタ。
一刻も早く川の中で体を冷やしたいって思って川の方へ向かったんだけど、そこにはその町の住民らしき人が20人くらい、大人も子供も集まってなんかやってるんだ。
一言も話しをせずに黙々と作業をしてる感じ。

大人も子供も。
老若男女を問わず。

土を掘ってるように見えて、何となく異様な光景に思わず俺たちの足は止まってしまった。

そして示し合わせたかのように一斉にこっちに向けられる数十の瞳。
今でもハッキリ覚えてる。
その瞳にはこう、なんて言ったらいいのかな?
生気的な物が無くって虚ろな感じだった。

そう思ったか思ってないかのところで、その集団の中から小さな女の子の声で「…のおにいさんが来たね」って聞こえた。
その瞬間、ホントに瞬く間に今まで生気が無かったのにすごく優しい顔になって話しかけてきたんだ。

「どっから来たんだ?」とか「3人だけで来たのか?そりゃすごい!」とか。
オレとNはそのギャップが怖くなってあまりしゃべる事が出来なかったんだけど、人見知りをしないYはいつの間にか溶け込んで笑いながら話しをしてる。

周りの住人もニコニコしてるし俺たちに疲れただろ?とか言いながら、紙コップに入れたお茶とかお菓子とか出してくれる。
最初は警戒していた俺もNも段々慣れて来てお茶やお菓子をもらっていろんな話をした。
今日はこの町でお祭りがあるからよかったら参加していきなさいとか言われて喜んでたっけな。

その後、町の子供たちと川遊びをして遊んだ。
魚を捕まえたり水風船もって追いかけっこしたり。
この町のみんな人懐っこくてトイレに行くにも必ず誰かがついてくる。
だから一人ぼっちになる事が無くて楽しく遊べたんだ。

夕方になったのでそろそろ帰らないといけないと3人で相談してたら住人のおじさんが、今日はお祭りがあるから遊んでいきなさい。
自転車と君たちは車で送ってあげるからと言われて3人でどうしよう?と悩んだ挙句その提案を受ける事にした。

遊びの途中で帰るなんてその頃考えられなかったし、いつも遅くなって親に怒られていて、慣れていたってのもある。
それを伝えると目をまん丸にして「そうかそうか」って喜んでくれた上に、
「他のみんな(この町の子供)は法被に着替えてるから君たちも着替えるといい」
と赤い法被を3つ手渡された。

Tシャツの上から法被を羽織るとおじさんは「
よく似合ってるよ。やっぱ主役はこうでなきゃ」って褒めてくれたんだ。
その後おじさんに連れられて、町の人でごった返した祭りの会場に連れて行ってもらったんだ。

会場は所狭しと出店が並んでいて、普通であれば真ん中には櫓が組まれているはずなのにそれは無く、ひな壇みたいなものがあってその上で太鼓と笛が小気味良い音を奏でてる。
そのひな壇の近くにお神輿が大小二つあって大きいほうは15人くらいで持つ奴で、小さいほうはその気になれば一人でも担げるようなミニ神輿だった。

なんだあれはと思っていると法被を来た子供たちが、どこからともなくわらわらと俺たちの周りによってきた。
総勢で20人くらいいたのかな?
高学年の子も低学年の子もいてみんなニコニコしてるんだけどみんな法被の色は紺色だった。
「俺達と法被の色が違うね?」というと高学年ポイ子に「おにいさんだからだよ!」と言われた。
俺より高学年ポイけど違うのかなって思ったんだけど、まぁいいやって思って、子供みんなで遊んでた。

出店に行くとお金はいらんからって何でもくれる気前のよさ。
俺たちも他の子供もわたあめ食べたり、射的したりで存分に遊ばしてもらった。
大人はというと遠巻きに子供たちを眺めながら酒を飲んでいる。

しばらく遊んで、頃合いとみたのかさっきのおじさんが中央のひな壇の上で大きな声でしゃべり始めた。
一斉に止む笛の音や太鼓の音。
「それではおにいさん祭りを開催します!!」という声と共に歓喜の声。
大人も子供も。

俺たちも訳も判らずはしゃいでる。

子供たちは全員がそのおじさんに連れられてさっきの神輿があったところに。
町の子供たちはあらかじめ場所が決められていたかのように大きな神輿の回りに順序良く整列した。
この神輿はスゴくキラキラしていて装飾がすごい。
もちろん子供が持てる大きさなので、テレビなんかで大人が担ぐ神輿に比べれば
たいしたことはないが、一見して豪華だということは子供ながらにも判った。

俺たち三人はどうすればいいのか判らないのでマゴマゴしているとさっきのおじさんがやってきて
「ほら、君たち三人はこの小さい方を担いでね」
と大きい神輿のすぐ近くにある小さい神輿を指差した。

近寄って見てみると、こまごまとした装飾に屋根の上には、炎のような飾りがついていて昔はきれいだったのだろうが、今はだいぶ汚れている。
泥汚れ?らしきものもあり”おじさん”を振り返ると

「この前の祭りで落としちゃって少し汚れてるけど、大丈夫だよ」

と笑顔で言われ「なぁんだ」と安心したのを覚えてる。
配置は俺が進行方向で言えば前で担ぐ事になり、Yが左でNが右だった。

すると”おじさん”がまた大きな声で「それでは神輿を担いでくださ~い」と大きな声で指示を出すと大きな神輿はエイッという掛け声と共に子供たちの肩に担がれた。
それを見た俺たちも掛け声を入れつつ小さな神輿を担ぐ。いや、担ごうとした。
その瞬間、見た目と違う重さにビックリして神輿を落としそうになった。

あわてて駆け寄る”おじさん”が支えてくれて落とさずに済んだが尋常でない重さだ。
”おじさん”の方をチラッとみると「ホラホラ頑張って。周りを5周くらいするだけだからね」とやさしく言われたので頑張ってみる事にした。

両肩が神輿の重さで軋むが歩けないほどじゃない。
ソロソロとゆっくりではあるが3人で時計回りに歩き出した。
それと同時に笛と太鼓の楽しそうな音色が始まる。
いつの間にか大人たちが近寄ってきていて「ほらほら、頑張って~!」とか応援してくれる。

最初は重さのあまりおっかなびっくりだったが少し慣れてきたのか歩く速度より少し遅いくらいのスピードになっていた。
このときで半周くらいだったかな。

もう少しで1周というところで突然後ろから「ドン」っと押される感じがあった。
よたよたと千鳥足になったが何とかこらえることができた。

何があったのかと後ろを振り返ると真後ろに大きな神輿を担いだ子供たちがニヤニヤしながら立っていた。
どうも大きな神輿が俺たちの神輿に追突したみたいだった。
一番先頭の子供が「ごめんね~」と謝ってきたので「大丈夫」とだけ返してまた歩き始めた。

ようやく1周。
これをあと4週か、と思い少し息を入れたところでまたもや「ドン」ときた。
同じようによろめく俺達と神輿。
後ろを向くとやっぱり大きな神輿の子供たちがニヤニヤしている。

一番先頭の子供が「ごめんね~」とまた謝ってきた。
あまり口をきく余裕がないほど重いので軽く頷きまた歩き始める。
いつの間にか大人たちは近すぎるほど傍によってきており、手を伸ばせば触れられるほどの距離だ。

みんな口々に「頑張れ」とか「もう少し」とか応援している。

その応援を支えに歩こうと数歩行った所で、今までにはないくらい激しい「ドン」がきた。

思わず神輿から手を離してしまい、地面に手を突く。
神輿が落ちると思い上を見上げると傍まで寄った大人たちが
落ちないように支えててくれたようで神輿は宙に浮かんでいる。

別の大人の手が俺を起こし神輿のところに立たせると、神輿を支えていてくれた手が無くなり神輿が両肩に食い込む。
後ろを見る余裕もないが耳には「遅いからさぁ、ぶつかっちゃうんだよねぇ」という声が聞こえてくる。

一瞬ムカついたが今は早くこの神輿を下ろしたい一心だったのでまた歩き始めようとしたその瞬間を狙って「ドン」とやられた。
同じようにつんのめり、両手が地面に付きそうになったところで大人の手に支えられる。

神輿も宙に浮いている。
また起こされて神輿を担ぐ。

またすぐに「ドン」
また転びそうになると大人の手が支え…
また神輿を担ぐ…

明らかに異常だ。

周りの声も「頑張れ」とかいう応援じゃなく「早く立て」とか「早く歩け」などの怒声に変わってきている。
半分泣きそうになりながら神輿を担ぐ3人。

周りの大人の中には竹を縱に裂いた竹刀のようなものでケツのあたりを叩いてくる人までいる。
もう嫌だと思って逃げようとしても周りの大人によって引き摺られて戻される。

おかしい。
何かおかしい。

そう思い、ふと近くにいた大人の顔を見てびっくりした。
すでに笑顔ではなかった。
まるで敵を見るかのような目で俺たち3人を睨みつけていた。
周りの他の大人たちも同じだった。
皆が皆すごい形相で睨んでいる。

子供心にこれはまずいと思い、何とか逃げ出そうと考えるが、それを見越したように後ろから「ドン」とやられてまた転んでしまった。
荒々しい手に立たされ、無理矢理神輿を担がされる。

そのわずかな間で周りを見渡すと俺たち3人の神輿の周りに大人が群がっている。
進行方向の右手にいつもひな壇があるので大人は少なめだ。
大人のほとんどは左手と正面に集まっている。
真後ろには大きな神輿が迫っている。

神輿を担がされる前にYとNの顔を見た。
眼が合った。
軽く頷くと神輿を担がされて大人たちの手が無くなった瞬間に右側に神輿をわざと倒した。

よろけて倒れたと思った大人が手を出して神輿を支えようとする。
俺たち三人はその隙を見てひな壇の方に駆け出した。

後ろからは大人の声で「捕まえろ」という叫び声が上がっていたが、その頃には一心不乱に笛や太鼓の音を鳴らす大人の脇をすり抜けていた。
闇雲に走って川沿いの道まで来るとそのままの勢いで下流に向かって走り出した。

どのくらい走ったか判らないが、息が切れるまで走り続けて、もう走れないところまで走ったところで後ろを振り返ると、懐中電灯の光らしきものが10個以上見える。
その光景に寒気を感じて3人で無理矢理走り出した。

少し走るともう息は続かない。
もう走れないと思ったときに目の前に自分たちの自転車が見えた。
3人で何も言わずに飛び乗り、ひたすらペダルを漕ぎ続けた。
怖くてもう後ろを振り向く余裕もない。
必死だった。

自分の知ってる道に出てもしゃべる余裕が無くって、ひたすらペダルを漕ぎ続け、一番近い俺の家に3人とも転がり込んだ。
玄関から入るなり安心して泣き出す3人。

怒りまくっていた母親も父親も呆気に取られていたと思う。
そりゃそうだ、やっと帰ってきたと思ったら赤い法被着て、傷だらけで泣き喚く息子を見たらビックリするに決まってる。

一泣きしてようやく事情聴取。
もちろん他の二人の親も呼ばれた。
今日起きたことを包み隠さず話した。

川を遡った事、山のふもとの町で親切にしてもらったけど、重い神輿を担がされたこと。
年上におにいさんと呼ばれたり、町人の態度がおかしくなり、すごい目で睨まれた事・・・

親たちはみんな頭の中が「?」だったに違いない。
でもその中でNのお父さんが聞いてきた。

「その町の家の屋根の色全部青じゃなかったか?」

俺たちはみな「そうそう」と頷いた。
Nのお父さんは「やっぱりか」といって説明を始めた。


Nのお父さんによると、その地域は昔から差別の強いというよりは仲間意識が強い地域で、みんなが同じ家に住み、同じように暮らしていくという社会主義みたいな考えがある地域らしいんだ。
そんな村の昔話で、鬼の一家が出た話ってのがあるらしい。

近くの山には鬼の一家が住んでいて、それが時々ふもとに下りてきては悪さをして逃げていく。
一番悪いのは父親であろう大鬼で、人を犯し、殺し、食み、これを至上の楽しみとしていた。
あとは4匹の小さな鬼で子供のようだったが父親と同じように悪さをしていたという。

そんな事を繰り返していたらしい。
その町(そのときは村か)も結構な被害が出て、襲われて命を落とすものや、攫われていく事があったらしい。

仲間意識の強い村の中でのこと。
どうにかしようと村の中で思案しあった結果・・・
鬼一家をもてなす事に決めたらしい。
鬼が来たら村人みんなでニコニコしながらお出迎えをして、考えられる全てのもてなしをしたらしい。

そんなことしたら鬼が一家で居つくかもしれないって考えるだろ?
最初は警戒していた鬼も段々慣れていき、結局一家で居ついてしまった。
それでもみんなニコニコ。

ある日いつものようにもてなしていると、大鬼は酔っ払って眠たそうにしている。
それを察したある村民が大きな戸板を持ってきて「この上に横になってください。
私どもが寝床まで運びましょう」と言った。

その申し出に大鬼も気を良くし、戸板の上に横になって運んでもらう事にした。
そしてそのまま大きな寝息を立てて眠ってしまった。

ふと、鬼は眼を覚ましたが体が動かない。
見ると体が鎖でグルグル巻きにされ、腕を動かすことすらままならない。
騙されたと気づき子鬼を呼ぶが返事が無い。

大鬼の体は戸板に乗せられていたが、少しずつ動いている。
山を登っているようだった。

動かない体を無理して戸板の下を覗き込むと、大鬼の体を持ち上げているのは4匹の子鬼だった。
その4匹全てが大怪我を負っている。

大鬼の寝ている間に村民にやられたのであろう、片手をなくしている子鬼もいれば足がもげ掛かっている子鬼もいた。
4匹に共通しているのは4匹とも両目を潰されていると言う事だった。

その子鬼が大鬼の乗った戸板を担いでいるのである。
子鬼を村民の1人が「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と手を叩いて導いてる。
周りには人、人、人。

その全ての人の手にはそれぞれ鍬や鋤、竹で作った鎗などがあり、一番近くにいる村民は、たまに子鬼を後ろから手に持った得物で叩いて喜んでいる。
それが山を登っていく。

子鬼が倒れそうになると村民が得物で叩き、起こし、また担がせて歩かせる。

そのうち一匹の子鬼が歩けなくなった。
足がもげ掛かっていた子鬼だ。
村民は容赦なく得物で打ち据え、殺してしまった。

その死体を戸板の上にいる大鬼に乗せると大鬼は大きな声で吼えたという。
それでも村民は気にしない様子で山を登らせる。

少し進んだところでまた子鬼が一匹殺された。
子鬼2匹では戸板を担ぐ事が出来なかったので村民の若い奴が手伝ってやった。
数時間かけて山頂に上ったところで残りの子鬼2匹が殺された。
それを見た大鬼は怒り狂った声を上げたが村民は黙々と薪を拾っている。

大鬼の上に死んだ子鬼の死体を重ね、その上に薪を山のように積み上げて火をつけた。
大鬼は死ぬまで吼え続け、完全に息絶えるまで数時間かかったという。
その間村民は宴を開いていたとか。

そんな事があり、鬼退治をした村として後世の村人に伝えるため、毎年その時期になるとお祭りをする事にしたらしい。
鬼役が4人ほど(ほとんどは子供)で重い神輿を担ぎ、それを村民全員でからかいながら練り歩くというもので、昔は「鬼祭り」と呼ばれていたらしい。

しかし、村内で鬼役をするのを嫌がる村民が増えたため、たまたまその時期に来た旅人とかに無理矢理させることにしたらしい。
鬼退治のときと同じように、最初はもてなしておいて、祭りがあるといって参加させ、無理矢理神輿を担がせる・・・

近年は「鬼祭り」を「鬼さん祭り」と改めてはいるが余所者が行くと必ず神輿を担がされてひどい目に合うので、知ってる人はこの時期は誰も近づかないようにしてるという。


それを聞いて俺たちは身震いした。
あの時言ってた「おにいさん」は「お兄さん」じゃなくって「鬼さん」・・・?

そう考えていたら、Nのお父さんがぽつりと

「ものの本によると山に住んでいたのは「鬼の一家」じゃなく「山賊の一家」らしいんだよな」って。

じゃぁ、殺されたのは5匹の鬼じゃなくて5人の・・・

それからしばらくは外出できず、家の中で少しの物音にも震えてた。
 
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頭おかしい叔母さん

ウチの従兄弟の叔母さん(母の姉)はちょっと頭おかしい人でね。
まぁ一言で言うと『時々昔死んだ彼氏が私を呼ぶのよ』って台詞を親族で飯食ってる時とかに平気で言う人でね。
んで2年くらい前から「離婚したい」が口癖だったんだ。

そいで3月にその叔母さんの娘が大学に合格してじいちゃん(母方)の家で親族で集まって合格祝いしたんだよ。
んで最初は和やかな雰囲気だったんだけど、暫らくすると叔母さんがまた「離婚話」を始めてね。
旦那子供の前でね。

んで旦那さんはホントすげぇ良い人でどんだけ良い人かってーと長くなるから割愛すっけど、とにかく出来た人でね。
その「離婚話」ってのがいかに叔母さんの勝手な話かってのは、もう叔母さんの母親である家のばぁちゃんとじいちゃんが旦那さんに泣いて謝る位なんだ。

そいでまぁ祝いの席で始まった離婚話。
最初はみんな「またかよ・・・」ってスルー方向だったんだけどふと叔母さんの娘の方見るとなんかすげぇ泣きそうだったのね。
もう恥ずかしくてしょうがないみたいな感じね。
娘はすごい頑張り屋でホント今時珍しい位イイ子でね、普段の彼女知ってるからなんかそれ見たらスゲェ腹が立ってきてさ、んでじいちゃんも真っ赤になってて今にもブチ切れそうだったから

「チィキショイ!!俺がやってやるぅ!」

って思って

「叔母さんいい加減にしろよ?(中略)みっとも無いぞ?」

的な言葉を言ったわけです。
えぇぶちまけましたよ親族代表としてね。

あん時の叔母さんの顔は今でも忘れないね。
最初真っ赤になった顔が一気に真っ青になっててってね。
んで俺が喋り終わるや否や

「あんたみたいなガキに何が分かるってのよっ!!」

って超シャウト。

ホント内心すげぇ怖かったけど、でも「よく言った!」って顔してる親族一同の顔見たらここで退いたらダメだと思って尚も喋り続けるとホント顔面蒼白になってね。ふらつき出したんだ。

んで流石にこれ以上はヤバイかな?って思ったウチのママンが

「それ位で・・・うん、先に帰ってなさい」

って俺ら子供集を家に戻るように促したのね。
因みにウチとじぃちゃん家は同じ敷地にあってね、徒歩10秒ぐらいなの。

そいで俺と姉貴と弟と従妹とで家に帰って、4人でゲームやってたんだ。
従妹にはホント何度も謝ったんだけど逆に「ありがとう」とか言われて姉貴と弟には「よく言ったw」とか言われて、正直まんざらでもなかったんだ。

暫らくするとウチのママンが戻ってきてね、開口一番にこう言ったんだよ
マジで一言一句忘れもしない。

「いますぐ荷物まとめておじいさん(親父方)のとこに逃げなさい」

ってね。

「は?何?何かあったの??」

ワクワクが隠せない姉貴と弟の声のトーンとは超対照的にママン声のトーンは低くてね
とりあえず従妹に遠慮して廊下で2人で話してたんだ。

「あの後はもうアンタに対する罵詈雑言の嵐よ、
 罵詈雑言なんてモンじゃないわよ、『殺す』って言ってたわ。
 もう誰が何言っても聞きやしないし、今晩おばぁちゃんの家に泊まるみたいだし」

遠くから聞こえる桃鉄のBGM。
あんなに暗く聞こえたのは初めてだった。

とりあえず色々突っ込みたい事もあったけど「まさかw?」って笑って部屋に戻ったんだ。

その後おじさんが来たり色々あったんだけど結局11時頃にはおじさんと従妹は叔母さん残して帰ってね。
んで3時ぐらいにはママンもパピーも弟も寝てて俺と姉貴2人で映画観てたんだ。電気消してね。

そしたら庭の方から砂利の上を歩く音がしてね
もうそん時は前おき無しで俺も姉貴も直感したんだ。

「叔母さんだ・・・」

映画の音量下げて耳凝らして外の音聞いてると確実に俺の部屋の窓んとこグルグル回ってんだよ。
最初は面白半分で笑ってた姉貴も急にマジになってさ

「アタシが上手く足止めするから裏口から逃げろ!
 んですぐ車庫に行け!こりゃホント冗談じゃないよ」

とか言い出す始末でね。

俺も軽くパニくって何かバッグに下着とか詰め始めてね。
とりあえず車のキーと財布と携帯と煙草持って裏口でスタンバイしたんだ。
そんで同時タイミングで外に出る俺と姉。

俺の部屋の窓と車庫は7mぐらいあって、今のままじゃ下手すりゃ車に乗ろうとすると叔母さんと鉢合わせになっちゃうんだ。
だから物陰に隠れて耳を凝らしていると姉貴の声が

「叔母さんどうしたのこんな時間に?」

そっから先は姉貴の声しか聞き取れなかったけど、なんか段々声が離れていった感じがしたのね。
そんで時折笑い声とかすんの。
さすが姉貴は叔母さんに超好かれてるだけあんな!とか思いながらダッシュで車庫に行って車のエンジンをかけたのね、

「よし!行けるっ!」

そう思い、ギアをバックに入れてライトを着けると
ライトの先には物凄い顔をした叔母さんの姿が映ってたんだ。
あの瞬間は本当に背筋が凍った。だってさ・・・・

作業用スコップ持ってたんだもん。

そっから先は鬼バック。急発進。
チャーリーなエンジェルも真っ青なフルスロットル。
近くのコンビニに着いて速攻姉貴に電話をすると

「いやスコップですよw!でもやっぱ完全に殺意の対象はお前のみ。
 アタシとか全然笑顔でトークしてたよ。
 あの酒席で誰もお前の事をフォローしなかったのは大正解だったねw」

と大爆笑な姉。

「殺意の対象が俺のみじゃなかったらあんな無茶な事しねぇよ」

とか言いつつも内心家族が心配でその日は姉貴と弟に寝ず番を。
もち武装した状態で。そして明け方着いた祖父の家で自分の車を見てビックリ。

傷だらけ。引っかき傷だらけ。

つか叔母さんさ・・・・
車庫にいたのかよ・・・

叔母さんはその数日後神奈川だかの病院に入院して今は退院して元気だそうです。多分。

それまでいろんな心霊スポット行ったりしたけど生きてる人間が一番怖いです。
 
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顔を両手で覆う人々

21 本当にあった怖い名無し sage 2005/11/17(木) 14:34:21 ID:rAoU3zTq0

人ごみにまぎれて妙なものが見えることに気付いたのは去年の暮れからだ。
顔を両手で覆っている人間である。
ちょうど赤ん坊をあやすときの格好だ。

駅の雑踏の様に絶えず人が動いている中で、立ち止まって顔を隠す彼らは妙に周りからういている。
人ごみの中でちらりと見かけるだけでそっちに顔を向けるといなくなる。
最初は何か宗教関連かと思って、同じ駅を利用する後輩に話を聞いてみたが彼は一度もそんなものを見たことはないという。
その時はなんて観察眼のない奴だと内心軽蔑した。

しかし、電車の中や登下校する学生達、さらには会社の中にまで顔を覆った奴がまぎれているのを見かけてさすがに怖くなってきた。
後輩だけでなく何人かの知り合いにもそれとなく話を持ち出してみたが誰もそんな奴を見たことがないという。
だんだん自分の見ていないところで皆が顔を覆っているような気がしだした。

外回りに出てまた彼らを見かけた時、見えないと言い張る後輩を思いっきり殴り飛ばした。


22 本当にあった怖い名無し sage 2005/11/17(木) 14:34:52 ID:rAoU3zTq0

俺の起こした問題は内々で処分され、俺は会社を辞めて実家に帰ることにした。

俺の故郷は今にも山に飲まれそうな寒村である。
両親が死んでから面倒で手をつけていなかった生家に移り住み、しばらく休養することにした。
幸い独身で蓄えもそこそこある。毎日本を読んだりネットを繋いだりと自堕落に過ごした。
手で顔を覆った奴らは一度も見なかった。
きっと自分でも知らないうちにずいぶんとストレスがたまっていたのだろう。そう思うことにした。

ある日、何気なく押入れを探っていると懐かしい玩具が出てきた。
当時の俺をテレビに釘付けにしていたヒーローである。
今でも名前がすらすら出てくることに微笑しながらひっくり返すと俺のものではない名前が書いてあった。

誰だったか。
そうだ、確か俺と同じ学校に通っていた同級生だ。

同級生といっても机を並べたのはほんの半年ほど。
彼は夏休みに行方不明になった。
何人もの大人が山をさらったが彼は見つからず、仲のよかった俺がこの人形をもらったのだった。


23 本当にあった怖い名無し sage 2005/11/17(木) 14:35:46 ID:rAoU3zTq0

ただの懐かしい人形。だけど妙に気にかかる。
気にかかるのは人形ではなく記憶だ。
のどに刺さった骨のように折に触れて何かが記憶を刺激する。
その何かが判ったのは生活用品を買いだしに行った帰りだった。

親友がいなくなったあの時、俺は何かを大人に隠していた。
親友がいなくなった悲しみではなく、山に対する恐怖でもなく、俺は大人たちに隠し事がばれないかと不安を感じていたのだ。

何を隠していたのか。
決まっている。俺は親友がどこにいったか知っていたのだ。

夕食を済ませてからもぼんやりと記憶を探っていた。

確かあの日は彼と肝試しをするはずだった。
夜にこっそり家を抜け出て少し離れた神社前で落ち合う約束だった。
その神社はとうに人も神もいなくなった崩れかけの廃墟で、危ないから近寄るなと大人達に言われていた場所だ。
あの日、俺は夜に家を抜け出しはしたのだが昼とまったく違う夜の町が怖くなって結局家に戻って寝てしまったのだ。

次の日、彼がいなくなったと大騒ぎになった時俺は大人に怒られるのがいやで黙っていた。
そして今まで忘れていた。


25 本当にあった怖い名無し sage 2005/11/17(木) 14:36:58 ID:rAoU3zTq0

俺は神社に行くことにした。
親友を見つけるためではなく、たんに夕食後から寝るまでが退屈だったからだ。

神社は記憶よりも遠かった。大人の足でもずいぶんかかる。
石段を登ってから神社がまだ原形をとどめていることに驚いた。
とうに取り壊されて更地になっていると思っていた。

ほんの少し期待していたのだが神社の周辺には子供が迷い込みそうな井戸や穴などはないようだ。
神社の中もきっとあのときの大人たちが調べただろう。

家に帰ろうと歩き出してなんとなく後ろを振り返った。
境内の真ん中で顔を両手で覆った少女が立っていた。

瞬きした。少女の横に顔を覆った老人が立っていた。
瞬きした。少女と老人の前に顔を覆った女性が立っていた。
瞬きした。女性の横に古めかしい学生服を着込んだ少年が顔を覆って立っていた。
瞬きした。皆消えた。

前を向くと小学生ぐらいの子供が鳥居の下で顔を覆って立っていた。

俺をここから逃がすまいとするように。
あの夜の約束を果たそうとするように。
 
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