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知らないアドレスからのメール

彼女と別れてから一週間が経った日のこと。
朝起きたらメールが届いていた。見ると知らないアドレスから。
画像が添付してあり、開くと人間の足の画像だった。
なんだ、いたずらか。と思い立ち上がると、足に痛みが。

見ると右足に「72」左足に「44」と読める切り傷が。
なんだこれは…。

先程の画像を見てみる。よく見れば俺の足によく似てる。
嫌な予感が頭に走ったが、まさか偶然だろ、とあまり気にしていなかった。

翌日起きるとまたメールが。
同じアドレスからだ。

画像が添付してあり、開くと手の画像。
これは絶対に俺の手だ。同じ指輪をはめている。
そして両手には切り傷が。
右手には「7382」左手には歪んだ「N」…。

嫌な予感は的中した。
この画像は俺の体の部位であり、その部位が傷つけられるのだ。
しかし刻まれた数字の意味が分からない。
しかも、なぜ左手だけ「N」ッて英語なんだ…?

その日俺は眠れなかった。
こんなことが起きてるんだ、寝れるわけがない。
俺は友達んちに逃げさせてもらおうかと考えた。
しかし電話をしても出ないのだ。俺は頭を抱えた。

しばらくして、「ヴーヴー」と携帯が鳴った。
俺は恐る恐る携帯を開いた。
あのアドレスからだ。

いつもと違うところは、初めて文章が書かれていたということだ。

「無駄だよ。」

画像を見て愕然とした…目の画像だ…俺は目をつぶされて死ぬんだ…。
無駄だよって、そういうことだろ…?
俺はいよいよ眠れない。
ただ呆然と画像を見つめていた。

………?ふとあることに気付いた。これは俺の目じやない。
見覚えがある… この目…もしかすると…

元カノの目?に似てないか?

だとするとアイツが危ない!
俺のせいでアイツを巻き込みたくない!
俺は携帯を手にとり番号を打つ。
そこでまたあることに気付く。

「72…44…7382…これはNじやなく…「~」…にも見える?そして目の画像…!あの文章…!」

俺は気付いた。だがもう遅い。俺は絶対に逃げられないんだ…
聞き覚えのある着メロが聞こえた。
 
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丸いオレンジ色の発光物

夜寝ていたら、雷の音に目が覚める。
なかなか寝付けず輾転反側してると、雷の轟音とともに突然障子戸向うに直径1メートル位の丸いオレンジ色の発光物が浮かび上がって消えた。
良く分からないけど雷に関係しているんだろうと結論付けて寝た。

朝起きて窓を空けようと障子戸、窓を開けて雨戸を開きかけているときに固まった。
 
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初めての車庫入れ

今日は、免許を取って初めての車庫入れ。
私の家のガレージはとても狭くて、奥行きなんてちょうど車1台分しかない。
だから、母が心配しながら、後ろで誘導してくれている。

「オーライ!オーライ!あとちょっと!」

よし!ぴったりガレージに収まった!
初めてにしては、私、上出来じゃない?
 
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▲強く、儚いもの

515 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:55:55 ID:NQYfnUvJ

ロンブーの番組で『オレの彼女をナンパしてくれ』みたいな企画ありましたよね?
お持ち帰りされるか試すやつ。あれまだやってんでしょうか。

高校卒業して上京、っつっても実家埼玉なもんで東上線に揺られて南下、数10分てとこですが。
一人暮らしをはじめたおれは某区の映像系専門学校に通ってました。
実家からも通える距離ではあんですが、当然大学に進学するもんだと思ってた両親との関係もぎくしゃくしてたしね。

中学高校とずっと内気だったおれには友達と呼べる奴もいなく、地元に未練はなかったんです。
とにかく家を出たかった。誰もおれを知らない場所でなんたらって、まぁよくある話。


516 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:56:12 ID:NQYfnUvJ

高校ん時、部活にも入ってなかったおれの楽しみといえば、ビデオ屋や、たまに池袋まで学校サボって観に行ったいろんな映画。
本数観りゃあ、退屈な毎日の何かを埋められると思ってたんだね。
とりあえず映画にはそこそこ詳しくなった。
映像関係の仕事に就きたいって夢らしきものもできた。

でも何かが足りない。何かがいろいろ足りない。
内向的で、自意識ばっか膨れあがった典型的なモテない高校生だったおれに彼女なんかいるはずもなく、当然おれは童貞でした。

専門学校に入ってまずおれは性格変える努力をしてみた。
つまんねー話にも興味あるふりしたり、人の目を見て話してみたり。
知ってるか?慣れない人間には難しんだこれがすごく。すぐ挫折。

結局、集団作業なんかにも馴染めず、授業も思ったより退屈で、ドロップアウト寸前。
もはや何をやるにも冷笑的で、どいつもこいつも才能ねーってかんじで周りを見下す、いま思うとほんと厭な奴になってた。

そんなおれに話かけてきたのが彼女だったんです。


517 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:56:25 ID:NQYfnUvJ

彼女(当時はモデルの田中美保?とかいう人に似てると言われてたので仮に美保としとく)は小柄で色白で、別に特別美人てわけでもないんだけど、男ならついちょっかい出したくなるような可愛らしい雰囲気のコでした。

福岡の女子高を出て上京、少し引っ込み思案な所もあったけど、優柔不断てワケでもなく、自分の意志ははっきりと伝える芯の強いコだったと思う。
後から聞くとクラスから浮き気味だったおれが気になってたそうです。初めは映画の話から。

美保はヴィンセント・ギャロやウォン・カーウァイ、行定勲といった、ぱっと見オサレな映画が好きだった。
当時のおれはそういった雰囲気だけの中身スカスカ映画にいいかげん食傷気味だったのと、この世間知らずなアヒル口をいじめてやりたいっていう、いささかサディスティックな欲望とで、美保が楽しそうに語るそれらの作品を片っぱしから叩きまくってました。おとなげなさすぎ。


518 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:56:38 ID:NQYfnUvJ

でも美保は決して不愉快な顔は見せずに

「えーじゃあ○○くんは何が好きなの?」
「ファイトクラブとか。大傑作と思うわアレ」
「えー美保もブラピ派!」

みたいなかんじでうまい具合に(うまいか?)会話を繋げてくれてました。
他愛もない会話。浅い映画話。
けどあんなに自然に女子と話せたのは生まれてはじめてだった。

美保は映画が好きだったんです。
小難しい作品論やつまんないウンチクなんかじゃなく、楽しく映画の話がしたかったんです。

それ系の専門学校ではあっても、意外と他の奴らって映画の話、しないんだよね。
もちろん話を合わせることはできるけど、それほど熱心じゃない。
それよりは飲み会の予定や恋愛話のほうが盛り上がる。
まぁ入学して間もないし、しばらくは新しい出会いの溢れてる時期でもあるしね。
18、19のガキにとってはしょうがないとも思うけど、美保はちょっと拍子抜けしてたみたい。


519 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:56:51 ID:NQYfnUvJ

「ねえ、付き合おーよ、あたしたち」

告白してきたのは美保のほうでした。
一緒にいる時間が長くなり、ボケ(美保)とツッコミ(おれ)みたいな関係は相変わらずとはいえ、お互い好感を持ってんのはなんとなく分かってたし、そうなんのは自然な気もした。

でもいざ口に出して言われると、正直ビビってたじろいだ。そんな経験ねえし。
そもそも見た目の釣り合いが取れてない気がする。激しく、する。
髪こそ近所の美容院でカットしてましたが、おれの全体から漂うオーラは明らかに不審者のそれ。
引っ越した当日にさっそく職質されたりしてます。
無理まじ無理。

でも美保曰く、

《高校の時に付き合っとったんよ地元の大学生と。
 かっこよかったけど女グセ悪くてさんざん浮気されたっち。腹たつ。すぐ別れた。
 もともと見た目にはあんまこだわんないし、それに○○くんは浅野忠信に似てるしあたしアサチュー好きなんよ》


520 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:57:11 ID:NQYfnUvJ

は?浅野忠信?はじめて言われたし似てねえし。
でも美保はさりげなくコクってるように見えて耳赤いし、からかわれてるワケでもないのかなと思ったおれは

「いいよ、おれでよけりゃ」

さりげなく答えたつもり。でも耳が熱くなんのがわかった。
「2人して耳赤くしておれら何やってんだ」と言いました。
美保も「何やってんだ」と笑いました。

それからの日々は、そりゃ楽しいものでした。
映画が共通の趣味ってのはいいね。
学校終わってから単館回ったり、お互いの部屋でビデオ観たり。話題に困ることもない。

すぐに学校でもおれと美保の関係は周知の事実となり「やるねー」と冷やかされたりもしたけど、照れくさい反面、どこか誇らしい気がしていたのもたしか。
あいかわらず授業は退屈だったけど、学校に居場所がないと感じることはもうなかった。


521 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:57:28 ID:NQYfnUvJ

はじめての時には「したことないから自信ない。たぶん自分のことで精一杯」と正直に言った。
したら「あたしも○○くんとしたことないんやけ、緊張しとるん一緒っちゃ」と励ましてくれた。

ちょっと情けない気持ちになったけど、あちこち触ってたら興奮してきた。
美保はおれの舐めようと「んーっ」て下にもぐろうとしたけど「ま、また今度んときでいい」と引っ張り上げたら
「ううー」と不服そうだった。
でも美保のアソコはもうかなり濡れてたんで入れたら気持ちくて5分ともちませんでした。

事後「なんかね、愛のようなものをかんじたっちねー」と嬉しそうに言ってたのを覚えてる。


522 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:57:42 ID:NQYfnUvJ

それからは会うたんびにやってた。

映画の好みはいまいちズレてても、エッチの相性は良いらしく、おれがコツをつかんでくると美保は1回のエッチで2~3度はイクようになった。
ゆっくり奥まで突くのがいいみたい。

対面座位で下から突き上げると背中を弓なりに反らしてプルプル震えながらイッてしまうのがたまらなく可愛かった。
あえぎ声は控え目で「んっ…あっんっ」といった地味なものだったけど、その押し殺した声が逆にAVとは違うリアリティみたいなものをかんじさせ、なんだか嬉しかった。

幸せでした。ほんと幸せでした。
クソみたいな恋愛映画ですら、愛おしく思えてしまうほど。


523 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:57:58 ID:NQYfnUvJ

美保となにげなくロンブーの番組見てたんです。
仕込みまるだしの、くだらねー例のやつ。

深く考えずに「美保ついてく?」て聞いてみた。
「ありえんち!」即答。
「すげータイプでも?」
「ないよ!」
「ぜったい?」
「ナンパされても彼氏おるっちゆうし。それでもしつこい奴っちすかん!」
すごい剣幕。

どうやら美保は元彼に浮気されたことがよっぽど許せなかったらしく、恋人が傷つくようなことは絶対するまいという強い思いがあったみたい。
おれは安心しました。
こりゃおれも浮気なんてできねぇな、なんてのんきに思ってました。

いま思うとバカみたいです。
誰かにナンパさせて試してみようか、なんて余裕ブッこいて考えてました。

いま思うとバカみたいです。
美保が他の男に口説かれてオチる姿なんて想像もできませんでした。
ヤリチン野郎に突かれてイキまくる姿なんて想像もできませんでした。

それを まのあたりに するまでは。


524 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:58:10 ID:NQYfnUvJ

バイトはじめたんです。
短期のバイトはそれまでもちょくちょく入れてたんですが、秋口ぐらいから本格的に。
新宿の洋風居酒屋。このおれが接客ですよ。世も末だね。

他のバイト連中は、人間が軽いというか、安いというか、そんな、おれの嫌いな人種。
騒々しいノリは苦手だったし、協調性のなさも災いしてか、職場でもおれは少し孤立気味だった。
けど馴染む努力はしたよ。
美保のことを思うと多少のことは、自分を殺して頑張れた。クリスマスも近かったしね。
女の子とはじめて過ごすクリスマス。そりゃ気合いも入んなきゃウソでしょ。

「○○くんはカノジョいんの?」

そう話しかけてきたのが北島(北島康介似ってことで)だった。
北島は大学3年で、荻窪にある親の持ちマンションで1人暮らしをしてた。
女グセが悪いって噂は聞いてた(つか自分でも豪語してた)し、

まぁおれなんかとは違う世界の住人?
せいぜい享楽的に楽しんで女に刺し殺されてくださいよってかんじで、それまであんま親しく話したことはなかった。


525 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:58:24 ID:NQYfnUvJ

「いますよ」って答えたら北島は少し意外そうな顔をしてた。
んで「うっそ、学生?」「誰似?」「プリクラ見して」
食いつきすぎだろ。あげくの果てには

「友達紹介してって言っといてよ」
「いや紹介て。みんな彼氏いると思いますよ」流そうとするおれ。
「んなん関係ねえべ」なんかムカついた。
「女ってみんながみんなそんな軽いワケじゃないすよ」てめえの周りの激安女を基準にすんなっつの。
「可愛いコほどやれんだよ」

北島はそう言った。半笑いの顔。見下されたような気がした。

「可愛いと思います?」

写真を見せた。夏前からバイトをはじめた美保が履歴書用に撮った証明写真。
4枚の内の余った1枚。おすまし顔の美保。
「肌身はなさず持っとるように」と笑顔でくれた、おれの宝物。

「鈴木あみぽくね?ちと地味か」

半笑いの顔は変わらない。いま思うと北島の態度は明らかに挑発的だった。
よっぽど自分に自信があったのか、それともおれが目障りだったのか。

「これならいけんべ」

バカにされた気がした。悔しかった。
何よりも、美保を愚弄された気がした。


526 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:58:37 ID:NQYfnUvJ

賭けの内容は以下のとおり。

・掛け金は今月のバイト代全額。
・北島に美保をナンパさせる。おれは妨害してはいけない。
・その際のアルコール使用は可。薬物は不可。強姦など論外。
・口説き落とすのは無理と判断したら潔く諦める。
・おれが美保のケータイを鳴らすのは、いかなる時でも可。
 その際、賭けが美保に感づかれるような発言をした場合はおれの負け。
・仮にお持ち帰りが成功してもラブホは不可。連れ込むのはあくまで北島の部屋。
・おれは北島の部屋で待つ。クローゼットに隠れて待つ。
 耐えられなくなり飛び出した時点でおれの負け。
・結果がどうあれ、お互いを恨まない。

「信頼してる相手をテストしたりしなくね?普通」

笑いながら北島がそう言ったのを覚えている。
おれは2人の絆を、誰に証明したかったのだろうか。


527 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:58:48 ID:NQYfnUvJ

北島は、どうせだからテレビみたくデートをドタキャンされたとこに声かけたい、と言った。どうぞどうぞ。

その日、2人で観る予定だった映画は『アメリ』。
渋谷シネマライズ。11月下旬、街には輝くイルミネーション。

先に映画館の前に現れたのは北島だった。
服装はいつもより地味目。人待ち顔で立っている。
やがて美保が来た。
辺りを見回し、おれがまだ来ていないのを知ると、北島から少し離れた場所で壁のポスターを眺めていた。

物陰からその横顔を見て、胸が痛んだ。何をしようとしてるんだおれは。
浮かんだ後悔を振り払い、キャンセルの電話をかける。
美保が出るとほぼ同時に、北島のケータイも鳴った。

「美保?ごめん、いまどこ?」
「もう映画館の前だよー」
「あのさ、バイトが2人風邪でさ、代わりにおれ、出なきゃなんねんだわ」
「えー、アメリどうするん。もうはじまるんよ」
「わりー、今日まじ無理ぽい」
「あーん、もー!あたし楽しみにしとったんよ!」
「ごめん。バイト終わったら電話する」


528 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:59:01 ID:NQYfnUvJ

電話を切った後、怒った顔でポスターを睨む美保。
ややあって北島も電話を切り、美保の隣に立ちポスターを眺める。
どんな会話があったんだろう?

「彼女にデート、キャンセルされちゃって。よかったら一緒に観ませんか?
 せっかくここまで来たんだし」

おそらくそんなとこだろう。
険しい目で北島を睨む美保。北島は時計を指さし何かを言う。

「もうはじまっちゃう」?。

もう一度、ポスターに目を戻す美保の手を北島が掴み、2人は映画館の中に消えた。
…まぁ映画ぐらいはアリだろ。状況が状況だし。
普段はヘラヘラ笑ってる北島が終始真顔だったのが気になったけど、そん時のおれはまだ余裕で、映画が終わるまで、クリスマスのプレゼントは何が良いか?なんてことに頭を巡らせていた。
ツモリチサトのコートが欲しいとか言ってたけどなぁ…いくらぐらいすんだろ?みたいな。

その後、ちょっと街をブラブラして、映画が終わる頃に元いた場所に戻り2人が出てくるのを待った。


529 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:59:13 ID:NQYfnUvJ

出てきた2人は手こそ繋いでなかったものの、映画館に入る前よりはだいぶ親しげに見えた。
しかしその後はスペイン坂を通り駅へ。
ほらみろ帰んじゃねえか。ざまぁねえな北島よ。

ところが駅前の雑踏で2人はなかなか別れようとしない。
映画のパンフ見ながら、何やら話し込んでいる。
やがて、お互い時計に目を落とし、2人は来た道を戻り、センター街にある居酒屋へと入っていった。

…美保、そりゃ違うだろ?
混乱したおれは、しかし後を追って店の中に入るワケにもいかず、外でジリジリと時間を過ごした。
30分、1時間、たまらず美保に電話。

「ごめんな、さっき。もう家?」
「まだしぶやー。アメリみたっち。すっごいよかった」
「なんだ。じゃあ今から帰るん?」
「ごはんたべて帰るけ、後でメールするー」 プツッ


530 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:59:29 ID:NQYfnUvJ

『いま1人?』肝心なことが訊けなかった。
かなり飲んでんのか、テンション高いし。

美保はさほど酒に強いワケじゃない。
前後不覚になるほどは飲まないが、酔うと気が大きくなるところがある。
まさか居酒屋についてくような展開になるとは思ってなかったおれは、そこで激しく不安になった。

90分、2時間、そこで北島から電話。

「もうちょいしたらタクシーで帰るわ」
「…けっこう飲んでんすか?」
「ぼちぼちだよ。真面目だな美保ちゃん。まぁ五分五分かな?」足が震えた。
「小倉弁?可愛いなアレ」そう言って電話は切れた。


531 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:59:40 ID:NQYfnUvJ

電車じゃ間に合わない。タクシーを捕まえる。
荻窪の、環八沿いのマンション。渡されてた合い鍵で中へ。
小綺麗にされた部屋。洒落た間接照明。寝室。セミダブルのベッド。ひきつる顔。

部屋の電気を消し、クローゼットの中へ。
震える指で美保にメール。【今日はほんとごめんな】。返信はない。
破裂しそうな心臓。誰か助けてくれ。

美保の笑顔を思いだす。過去を思い返す。
こんなおれに、優しく笑いかけてくれた。人に心を開く喜びを教えてくれた。

未来を思い浮かべる。
いつものように、映画館前での待ち合わせ。
ツモリチサトのコートを着た美保。変わらぬ笑顔。

大丈夫。大丈夫。大丈夫。

突然の着信、北島。
「おまえの負けかな。どうする?喰われちゃいますよ?」粘着質な笑い声。

答えず、電源ごと、押し潰すように切る。


532 :えっちな21禁さん :04/11/18 14:59:53 ID:NQYfnUvJ

どれぐらいの時間が経ったのだろう。玄関のドアが開く音。

「とりあえず水飲む?」北島の声。
「のむー」美保の声。

目の前が暗くなった。

「あーほんとだー。DVDいっぱいあるー」
「テレビは寝室なんだよね。入りづらいっしょ。貸してあげるから自分んちで観なよ」

いつになく紳士的な北島。
美保はその、被った羊の皮に気づかない。

「うーん…そうやね。あ、これ観たかったんよー」
「あー、おれそれまだ観てないかも。でも、いいよ」
「借りていいと?」
「うん。それともいまから一緒に観ちゃう?」

沈黙―――。
その時、美保は迷っていたのだろうか?
おれの顔が一瞬でも、脳裏をよぎっていたのだろうか?


533 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:00:07 ID:NQYfnUvJ

寝室のドアが開いた。
セッティングされたDVD。画面は見えなかったが音楽でわかった。押井守の『攻殻機動隊』。
ベッドの縁にもたれかかり、しばらく見入る2人。

そして、北島が美保の肩に手を伸ばす―――――


「あたし彼氏おるんよ」か細い美保の声。
「おれだって彼女いるよ。…でも、今日だけは何もかも忘れたい」

は?何を忘れんだよ?おい、北島てめえ!
奥歯を噛みしめる。口の中に広がる血の味。飛びかかって殴りたかった。
殴り殺したかった。ほんとに。ほんとに。なのに体が動かなかった。

それからおれがみたもの。
クローゼットの隙間から、おれが、焼けた刃で、両目をえぐるようにみたもの。
心理描写は勘弁してくれ。
実は、そんときのおれの心ん中が、いまでもよく思い出せないんだ。


534 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:00:19 ID:NQYfnUvJ

後ろから美保に抱きついた北島は、うなじから耳元の辺りに顔をうずめてしばらく動かなかった。
いま考えると、おれの反応をうかがってたんだと思う。

しばらくすると、その体勢のまま美保の顔を自分のほうに向けキスをした。
美保の動きは、最初こそぎこちなかったものの、舌を吸われると自制がきかなくなったらしく、北島の動きに激しく答えていた。

「あたし酔っとるんよ」
「おれも酔ってる。今夜のことは2人だけの秘密な」

ベッドに倒れ込む2人。
ニットのセーターがまくり上げられ、美保の、小ぶりだけど形の良い胸が露わになった。
鷲掴みにし、ピンクの乳首を舌で転がす北島。

「んっ…あっ」

美保の口から吐息がもれる。
そのままヘソに向かって舌を這わせ、スカートと下着を一気に引き下ろす。

「あっ、そこはやめっ、いけんて…んんっ」

北島は無視し、半ば強引に舌と指を使って、美保のアソコを責め立てた。
指の動きが早くなる。

「あっやだ、なんか出ちゃう、やっ」

クチュクチュと大量の潮を吹き散らし、エビ反りになると美保はピクッピクッとあっけなくイッてしまった。


535 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:00:34 ID:NQYfnUvJ

「しゃぶって」

仁王立ちになった北島は腰を突き出した。
放心したような顔でボクサーブリーフに手をかける美保。

現れた北島のソレは既にはちきれんばかりに勃起していた。
長さはおれのと同じぐらい。でも北島のはカリの部分がゴツく、黒光りしていて、全体的に暴力的な猛々しさを感じさせた。

美保は、そのアヒル口いっぱいにソレを含むと、ゆっくりと首を前後させる。

「彼氏にしてるようにやって」

そう言われた美保は、目を固く閉じ、何かを吹っ切るように激しく頭を振りはじめた。

「舌先でチロチロって、…そう、あー、すっげきもちいい」

にやけた顔でそう言った北島は、美保の口からソレを引き抜くと、半開きになったその口に濃厚なキスをした。


537 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:05:50 ID:m77s4Oaz

「美保ちゃん普段、上に乗ったりする?」
「…うん」

北島は満足そうに頷くと、美保を抱えて自分の上に跨らせ、その濡れぼそったアソコに下からアレをあてがった。

「ゆっくり腰おろして」

美保は少しづつ、何かを確かめるように、自分の中へ北島のソレを埋め込んでいった。
完全に収まると、軽く息をつき肩を震わせた。

「好きなように動いて」

北島に言われると美保は小さく円を描くように腰を回しだした。

「いけん、どうしよう、きもちいいよ」

そう漏らすと腰の動きは徐々に大きくなってゆく。
それにあわせるように、北島も下から腰を突き上げはじめる。

「あっ、あっ、んっ、やだ、きもちいいよ」

泣き出しそうな美保の声。
北島は猛然とペースをあげた。

「あっ!やだ、んっ、ちょっ、まって!やだっ!ねえ、おねがい!やっ!」

美保の懇願を無視し、ものすごいスピードで北島は下から突きまくる。
美保の腰が浮き上がる。


538 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:06:05 ID:m77s4Oaz

「あっ!だめ、やだっ!すごい、あんっ、イク!イッちゃうよ!やだっ、ああっ!」

全身を朱に染めて、限界まで背中を反り返らせた美保はガクガクと体を痙攣させた。
そして、そのままぐったりと後ろに倒れ込む。
北島はすぐさま体勢を起こすと、美保の体をくの字に折り曲げ、更に腰を激しく打ちつける。

「いゃぁあん!おかしくなっ!やっ!あんっ!あっ!イク!イク!イッちゃう!」

悲鳴のようなあえぎ声。

「すっげエロいのな、おまえ」

嬉しそうに笑う北島。
伸びきった美保の足を横に倒し、腰を抱えるように持ち上げる。
バックの体勢になると、再び勢いよく腰を振りはじめた。

「やあぁん!あん!あんっ!こ、こわれ、あっ!はんっ!」

狂ったような早さのピストン運動。
美保のヒザが浮き、手はシーツを握りしめる。

「彼氏とどっちがいいよ?おら!なあ?」

美保はよだれを流しながら口をパクパクさせた。

「あぁ?聞こえねえよ、おら!」
「こっちのほうがいいっ!もう、あっ!あたし、へんに、やっ!またイッちゃうっ!ああぁっ!」


539 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:06:18 ID:m77s4Oaz

『なんかねー、愛のようなものをかんじたっちねー』

はじめての夜の、美保の言葉がよみがえる。
心の砕ける音が聞こえた気がした。


540 :えっちな21禁さん :04/11/18 15:06:31 ID:m77s4Oaz

おれはクローゼットを出た。
なにも言わず玄関に向かう。

「えっ?何?えっ?」

美保の声。
そこで北島を殴るなり、かっちょいい捨てゼリフを吐くなり(「邪魔したな。気にせず続きを楽しんでくれ」とか)していれば、その後の展開も変わっていたのかもしれない。
でもそん時のおれはなんつうか、ひどく疲れていて、全身の関節がつららのようで痛くて、早く家に帰りたかった。

マンションを出て駅に向かったら、もう終電はとっくに出た後で、仕方ないから野方まで歩いた。
途中、携帯の電源を入れたら美保からの、おそらく時間的に荻窪へ向かうタクシーの中から送ったんであろうメールが入ってた。

【怒っとらんよ。でもやっぱり○○くんとアメリ観たかったよ。
 すごーくよかった。今年のベストワンやないやろか。
 パンフ買ったけ明日学校で見したげる】

携帯はヘシ折って、自販機横の空き缶入れに捨てた。
声をあげて、泣いた。


おわり


575 :>>515-540の後日談 :04/11/19 21:08:01 ID:0KfzAOfZ

その後のおれは、しばらく外に出る気にもなれず、ときたまビデオ屋やコンビニに行くぐらいで、後は12月に入る
までの数日間、ずっと部屋にこもっていた。
心のどっかの大切な部分が壊れてたみたいで、感情がうまく機能せず、何をやるにもおっくうで、借りたビデオを観ずに返却することもあった。
そんなんいまだかつてなかったこと。

携帯は破壊してたし、その間に美保や北島からなんらかの言い訳やら抗議やら報告みたいなものがあったのかも
しれないけど、わからない。
美保はアパートの住所知ってたけど、手紙なり、訪ねてくるなりということもなかった。


576 :>>515-540の後日談 :04/11/19 21:09:05 ID:0KfzAOfZ

久しぶりに学校へ行った。美保の姿は見えない。
クラスの女子数人が寄ってくる。

「○○くんさ、美保に何したの?」
「…」
「ずっと泣いてんだけど美保。ひどくない?」
「…」
「何があったんか知らないけどさ、話ぐらいしてあげなよ!場合によってはうちら許さないからね」

『場合によっては』ってどんな場合?
たしかにおれは許されないことをした。
種を蒔いたのはおれだし、そっから育ったものが何であれ、原因はすべておれにある。
そんなん頭ではわかってるんです。でも心がついていかない。

とにかくそん時のおれは、女子というか、女の声が耳障りでずっとシカトしてた。
何それ友情?
はいはいわかったからマンコ持ってる人間は気持ち悪ぃからすっこんでろ。みたいな。


577 :>>515-540の後日談 :04/11/19 21:11:20 ID:0KfzAOfZ

午後になると美保が教室に入ってきた。一直線におれの元へ。
なんかすげえ気合入ってる。

「わたしも悪い!けど○○くんも悪いんよ!」

ごもっとも。頭ではわかっている。
逆ギレかよ。なのに心がついていかない。

「○○くんが先に謝ってくれんとあたし謝れないから!早く謝って!」
「…」
「謝りっち!早く!」
「…」美保の目が見れない。
「…ねぇ、おねがいだから謝ってっち…」そこで美保は泣き出した。
「…ひっぱたいて追いかけたんよ…。駅とかどこかわからんけ、ずっと歩いて探したんやけね…」

おれはたまんなくなって、美保に背を向け教室を出た。

なんでおれはそん時『ごめん』の一言が言えなかったんだろう。
そもそもどうしてあんな賭けをしたんだろう。
どうしてそれを見ながら動けなかったんだろう。

それらしい答えも見つかる気はしたけど考えるのが面倒になってやめた。


578 :>>515-540の後日談 :04/11/19 21:12:07 ID:0KfzAOfZ

バイト先には電話をし、無断欠勤を詫びるとともに、体を壊したので(ほんとは心だけど)辞めたい旨を伝えた。
もし先月分の給料をもらえるのならば北島さんに渡しておいてほしいと言った。
そばに北島がいたらしく、なにか電話の向こうで会話があり、

「おう。じゃあ受け取っとくわ」受話器から北島の声。
「あぁ、どうぞ」気まずい沈黙。
「ビンタされたんですか?」そのまま切るのもなんなんで訊いてみた。
「ビンタ?なんでよ?朝まで一緒にいたよ」

受話器を置いた。

たぶん嘘をついているのは北島のほうだと思う。
この期に及んでも美保を信じたいとかそんなんじゃなく、なんとなくそう思いたい。
いいだろ?それで。


579 :>>515-540の後日談 :04/11/19 21:12:56 ID:0KfzAOfZ

それから現在に至るまで美保と話したことはない。
学校ですれ違っても目を合わせることができなかった。
周りも、ただのケンカ別れとは思えない、ただならぬ雰囲気を察してか、そのことに触れてくる奴はいなかった。

美保には友達も多く、徐々にかつての明るさを取り戻していったみたい。
おれはおれで親しく話せる男友達もでき、いまだ目を見て人と話すのは苦手だったけど、そいつらも同じく苦手だったようで、割と気楽な付き合いができた。

そんなこんなで月日は流れ、時間は、おれと美保の間の溝を埋めてはくれなかったど、離れた距離が自然に思えるぐらいにはお互いの傷を癒してくれた。
おれの知る限り、卒業するまで美保は新しい彼氏は作らなかったようです。
おれ?言うまでもないだろ。

今年、押井守の『イノセンス』が公開された時の紹介番組で『攻殻機動隊』の映像が使われているのを見た。
胸が苦しくなった。
吹っ切ったつもりでも、ふとした拍子に、たまらない胸の痛みを覚えることがいまでもある。

アメリはまだ観ていない。
これからも観ることはないと思う。
 
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@学校
@家・自宅
読み物系

幼馴染みのジュン君

自業自得と叩かれる事を承知で。

私にはジュン君という幼馴染がいる。
母親同士が友達で、人見知りだった私は幼稚園から小学校にかけてはほどんどジュン君としか遊ばなかったくらい仲が良かった。

ジュン君は外見も成績も運動神経も普通で、本当に絵に描いたような普通の子だった。
でもすごく優しい子で、いつもニコニコしていて遊びに来る時は私の好きなうすあじのカールを持ってきてくれたり、サイフを落として半泣きになってた私の為に、日が暮れるまで一緒に探してくれた思い出がある(結局出てこなかったが)。

私とジュン君は地元の公立の中学高校に進学して、クラスは一緒にならなかったけど同じ学校だった。
異性の幼馴染というと、思春期になると疎遠になってしまうものらしいけれど、私とジュン君は一緒に遊ぶ回数こそ減ってしまったけれど、ずっと仲が良かった。

変わったのは高校に入った頃から。
高校デビューという訳じゃないけど、高校で仲良くなった友達に勧められるままヘアスタイルやメークを教わった私は、そこそこ男の子にかまわれるようになった(小学校中学校時はほとんど空気だった)。

モテた事のない私は、この頃本当に有頂天だった。
男女グループで遊びにいったりして楽しくてしょうがなかった。
自然とジュン君ともあまり話さなくなった。

顔を合わせるとジュン君は、明るく話しかけてきてたんだけど、その頃一緒に遊んでた男の子達と比べて、少し垢抜けない感じのジュン君と話しているところを見られるのが何だか嫌で、そっけない返事ばかりしてた。

決定的だったのは、女子で一番人気だった陸上部のA君と一緒の時に話しかけられた時に「何?友達?」と聞かれて、私はつい「しらない」と答えてしまった事だ。

過去に戻れるのなら自分をひっぱたいてやりたいのだけど、あの頃の私はA君に別の男の子と仲が良いと思われたくなくて必死だった。
その時のジュン君は「あ、ごめんなさい」と、ちょっと寂しそうに笑ってゆっくり去っていった。
その姿を見ても、私は特になにも思わずA君の事だけが気がかりだった。

それから程なくしてA君と付き合い始めた事もあって、ジュン君とはますます疎遠になった。
それだけではなく、ジュン君が幼馴染だと知ったA君は、ジュン君に小さな嫌がらせをしていたようだった。

私がそれを知ったのは、嫌がらせを始めてしばらく経ってからだったのだが、それを知っても、幼馴染に嫌がらせ→愛されてる私!というラリった思考しか出来なくなっていた。
イジメというほど大げさなものではなかったという事もあるけれど。
これは本当に言い訳にしかならないけど。

そうして高校2年になって、私はA君との付き合いにすっかりイヤになっていた。
顔は申し分ないのだけど、中身は本当に子供だった(これは私も同類だ)。
自分の思うとおりにならないとすぐに不機嫌になって、私に当り散らした。
それでも女子一番人気のA君のカノジョというステータスを捨てたくなくて、ずるずると付き合ってた。

そんな時、ジュン君とB子さんが付き合い始めたというとんでもないニュースが飛び込んできた
(しかも告ったのはB子さんからだった)。

B子さんは同じ学年ですごく綺麗な子で、成績もトップクラスで男子(全学年の)一番人気の子なんだけど、なぜか彼氏はいなかった。
相手がB子さんという事もあったけど、ジュン君にカノジョが出来たという事実がなぜか私にはすごいショックだった。

本当に自分勝手な考えなんだけど、私がどんなに冷たくしても彼氏をつくってもジュン君はいつも私を待っててくれるような感じがしていた。

体育祭の準備委員になった私は、同じく準備委員になったB子さんと話す機会があった。
近くで見るB子さんは本当に綺麗で、私は声に動揺が出ないように注意しながら、出来るだけ軽い口調でジュン君の話題を振ってみた。

ジュン君とは、ジュン君が参加している地域ボランティアで高校に入る前から知り合いで、そこでジュン君を好きになって思い切って告白したが、丁寧にお断りをされたそうだ。
それでもどうしても諦められなくて自分を一生懸命磨いて、この学校に入ってからもう1度告白し、それでもお断りされて、今回が3度目の告白だったそうだ。

私はB子さんがそこまでしたという事が信じられなくて、どうしてそこまで!?と聞き返したら、B子さんの方が不思議そうに

「彼ほど優しい人は見た事ないし、多分これからも会う事ないよ。
 私さんは幼馴染なのに気付かなかったの?」と言われた。

B子さんは私の事を知っていた。
なぜかと言うと、ジュン君が断る時に言ったそうだ。

「小さい時から好きな子がいるんだ。僕はずっと初恋が続いているんだよ」

B子さんは、私さんがよそ見をしてくれてよかった、とちょっと笑った。

私は家に帰ってから、ずっとベットに寝転んでジュン君の事を考えた。
ジュン君はいつも私の手を引いて歩いてくれた。
小学校の頃、クラスの男子にからかわれても、人見知りの私を学校まで連れて行ってくれた。
手を離してしまったのは、私だった。
意味の解らない涙が溢れて止まらなかった。

来月、ジュン君とB子さんが結婚する。
招待状が来たけど、出席とも欠席とも書けずにまだ手許にある。
 
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@学校

ガソリンスタンドの息子に復讐

サッカー部の主将を務めていた高畑君。
カレの実家は田舎のガソリンスタンドだった。

ボクを必用に難癖を付けイジメギリギリの境界を繰り返した。

社会に出てボクがしたこと。
ボクの実家は結構大きな土建業(知り合いの会社も沢山アリ)。
自動的に専務に就任したボクは「あそこで給油は禁止」のお触れを出した。

すると、高畑君の実家は半年を持たず潰れた…
おそらく一千万以上の負債を抱えたと思う。

今は、カレの実家があった土地周辺に新しい道路やら様々な埋設の仕事を請け負っている。

ちょっとでもボクに気を利かせていれば、今でも月に数百万の利益があったのに…。
今ではどこにいるんだろ?
 
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復讐コピペ

単車を盗まれた

俺も3年前に自宅前から単車を盗まれたことがあるが、
半年位経ってから警察から電話があり「見つかったから来て欲しい」と言われて、早速行ってみると、
単車がボロボロに壊れていたので警官に聞いたら、
このバイクを盗んだ少年が事故を起こしましてお亡くなりになりました。と言われた。

その瞬間怒りは消えて「あははっざまぁ~みろ!」と言ったら警官にすごく怒られた。
でも俺は「他人の財物を盗んで盗んだ物で命を絶ったのだから自業自得でしょ」と言ったらそれ以上は何も言って来なかった。

盗んだ奴の遺族に単車を弁償してもらうので住所を教えて欲しいと言ったら、
最初は「親御さんの事を考えて損害賠償を請求する事は控えて欲しい」と言われたが、
「私は泣き寝入りしろという事ですか?」と強く粘ったら、盗んだ奴の住所を教えてくれた。

俺はその親に内容証明郵便で単車代を請求したら、あっさり満額支払われた。
オマケに盗難保険も入っていたので二重取りでウマー

俺の単車を盗んでくれた××君どうもありがとう。
あの世でいつまでもツーリングを楽しんで下さい。
 
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兄嫁とクソガキが受けた復讐

兄の子供(女10才)がすごいクソガキだった。

兄のことを「汚い」「触らないで」「喋りたくない」と毎日罵り、母(子からしたら祖母)には「くせえんだよババア!」とげらげら笑いながら中指を立てる。
もちろん俺にも「低学歴の負け組w」とバカにする。
実際は兄も母もいつも小綺麗にしてるし、俺も普通クラスの大学を出ていた訳だけど。

ほとほと困り果てていた我が家だったが、なぜか義姉は子をほとんど諫めず、「やだー○○ちゃんたらー」と笑うだけ。
今から考えたらおかしいことだらけだった。

ある日、兄が子の機嫌を取ろうとあるキャラクターのぬいぐるみを買ってきた。
しかし子はそれを投げ捨て踏み潰し、「アンタが買ったものなんて汚いからいらない!」

そして「こういうのは本当のお父さんに買ってもらうからいらない!」と言いだした

その発言で我が家は大混乱。
兄嫁は大慌てで子をひっぱたくし、兄は兄嫁に問い詰めるし、母はなぜか吐き出すし。

そのあと諸々あってわかったことは

・娘は兄の子じゃない。結婚前から続いていた本命の子。
・本命は30後半フリーターなので生活出来ない。兄は収入の良さで結婚した。
・なにも知らない兄がおかしくて(本当に言った)娘に悪口を吹き込んで言わせていた。
・兄をいじめるのが楽しくて(本当にそう言った)ついつい調子に乗っていた

↑を聞いて兄激怒。
許してほしいと土下座する兄嫁を無視して相手と兄嫁を訴えた。
そしてびっくりする程の慰謝料を貰って離婚した。
兄嫁の親の金だと聞いた。

そういえば調停?が始まるちょっと前、家から兄嫁といっしょに追い出した娘が訪ねてきたことがある。
秋だったのに娘は薄汚れた半袖で、痩せてるけど顔だけパンパンになっていた。
実家に勘当された兄嫁はフリーター男の四畳半アパートしか行くところがなく、いろいろ切羽詰まっていたのだろう。

娘は兄にこう言った。

「今わたしとお母さんに謝ったらまたここに住んであげてもいいよ。あのぬいぐるみも貰ってあげる」

それを聞いた兄、今まで見たこともないような冷たい顔で娘を見下しながら、

「なんで他人の口が悪い子供と暮らさなきゃいけないんだ?本当のお父さんのところに帰れば?」
と言って玄関を閉めてしまった。

最後に見た娘は唖然と突っ立っていた。
いつも優しかった兄だからなんとかなると思ったんだろうな。
それから娘には一回も会っていない。

これが我が家に起きた最大の修羅場でした。
拙い文章で申し訳ない。
 
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復讐コピペ
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白○屋の接待で

302 名前:1/2 [] 投稿日:2012/01/11(水) 12:07:58.95 ID:aVP0E05p

先日仕事の取引先の個人商店主(以下Aさん)に接待された

実際は、こっちが接待しないといけない立場なんだけど、俺の事を気に入ってくれてるのか知らないがこれからも宜しくと、駅前の居酒屋に連れて行ってもらった
まあ、その居酒屋ってのが負け組叩きのコピペにもなってる白○屋だったんだけど
俺もAさんもよく飲むから別に何のこだわりも無く適当にツマミを頼んで談笑していた

で、俺達の隣のテーブルは空いていたんだけど、その空席を挟んで老夫婦が座っていた
時々、その夫婦の会話が聞こえてたんだけど、二人共「おいしいねえ」とか「こんな珍しいもの田舎には無いねえ」と嬉しそうに、そして楽しそうで見ているこっちが微笑ましかった

そうこうしている内に、段々店も込んで来たのか隣にスーツを着た、見た目20代後半の男性二人組が座った
その二人は座るなりお互いノートパソコンを開いて、難しい顔でキーボードを叩いていた
そして、テーブルに置かれた料理を時々食べながら口々に、

「なんだこの味?流石負け組御用達チェーンw」とか
「こんなとこいるの○○達に見られたら俺自殺もんだよw」←○○は多分同僚の名前だと思う

等々、こいつら周りに人が居るの分かってんのか?と、言いたくなるような事をヘラヘラ喋っていた
当然、その隣の老夫婦もその会話が気になった様で、気まずそうにしていた


303 名前:2/2 [] 投稿日:2012/01/11(水) 12:08:39.82 ID:aVP0E05p

するとAさんが俺に、笑いながら大きな声で
「いやー、ゴメンねー!立派なお兄さん達には恥ずかしい様な安っぽい店に連れて来ちゃって」
さらに、「俺は、ここの料理おいしいと思うんだけど、やっぱおたくら若い人の口に合わないかなー?」

直ぐ様Aさんの意図を理解した俺は
「そんなこと無いですよ!ウマイっす!しかも安いw」

続けて、二人組のテーブルの向こうの老夫婦に向かって
「お母さん(老夫婦のご夫婦の方ね)の料理には敵わないかもしれないけど、ホントうまいですよねー!」と話し掛けた
(正直、酔ってたから強気だった。素面なら絶対言えないw)

老夫婦もそれに、にこりと答えてくれて、スーツ二人組は気まずそうにしていた
しかしAさんは、かなりムカついていたのか、更に追い討ちで

「お兄さん達、周りの人を嫌な気持ちにさせるんだったら出て行ってくんない?
 ここの支払いは俺がしとくからさ。それとも気持ち良くここで飲む?」

スーツ二人組は完全に白旗を揚げて大人しくなり、支払いは断ったものの、それから10分もしない内に帰った

脚色無しの実話なんで、あまりスーッとしなかったかも知れませんが
読んで頂いてありがとうございました
 
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内定した企業の歓迎会BBQ

つい先日の出来事。

就活生のオレはいまだに内定が取れず色んな企業の選考に足を運んでいた。
んで無理だろうと思っていたそこそこ大きめな(地元では)企業から内定のメールがきた。

信じられなかった…
元々敷居の高いところってのと面接官の態度や質問が圧迫面接なんてレベルじゃ済まされない程クソで、口論して部屋を出て行ったからだ。
大人げない事したなと後悔してたが、逆に評価されたのかと思い何とも言えない気分だった。

そしてメールで歓迎会でBBQやるから来いと連絡がきた。
同期の人間の顔も見たことないし凄く楽しみにして現地の河原に向かった。
かなりの人数が集まっていてオドオドしていると口論した面接官が「お、○○君!こっちこっち。」と手招き。
そこには同期らしき人間が並んでいた。

「初めてだし自己紹介は恥ずかしいだろうし俺から簡単に説明するね。」と端から順に面接官が紹介していった。
最後に俺だった。

面接官
「コイツが面接中にキレて出て行ったアホw
 個人的に教育したくて嘘の内定メールだしたら本当に来てしまったみたいですw
 ○○君よくわかったかぁ?あんま調子乗るとこうやって恥かくから気をつけろよw」

そいつは俺に交通費と称して5千円札を握らせると「釣りいらねーからw」と一言。
周りからは「カッコイイぞw」だの「やりすぎだろw」だの野次が行き交っていた。

俺は恥ずかしさと怒りでパニックになりながらその場から逃走。
今は就活する気起きない。
 
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