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声を失う手術をした○さん

741:2010/04/13(火) 23:00:35 ID:J3ClYQWc

とある病院での夜中の出来事。
記録室で書き物をしていたら、ひょっこりと部屋を覗く気配がした。○さん。

「どうしたの?○さん」

声を失う手術をした○さん、困ったように立っている。

「家に電話?何かあった?書類なら今書いてるよ?」

小指を立てたあと、額に手を当てて頭をゆらゆらさせている。
小指・・・女・・・女房。・・・・気分悪い?
いま、○さんに奥さんが付き添ってる事を思い出した。

「奥さん、気分悪い?見に行った方がいい?」

○さんがうなずいた。
急いで○さんのいる部屋に走る。

部屋が見えたとき、部屋から息子さんが出てきて「すいませんお袋が!」と叫んだ。
具合の悪そうな奥さんを、息子さんと2人で病棟に移し、疲れによる貧血だろうということで、点滴をしてしばらく様子を見ることにした。

しばらくして様子が落ち着いたのを見て、家に帰れるように、奥さんと息子さんに○さんの診断書を渡した。
同時に、○さんが奥さんの不調を教えてくれた事も。
なんだか奥さんは泣いていて、息子さんは泣きそうだった。
迎えに来た車を見送って、つぶやいた。

「さよなら、○さん」
 
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いじめっこに復讐と不思議な女の子

434 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/07/02(月) 01:39

誓ってネタではないけど、一応オカルトっぽいイジメの体験を。
長いのでメモ帖に書き終わってから貼り付けます。

俺は小学校2年のころ、親の仕事の都合で転向した時イジメられました。
クラス一のチビだったし、女っぽい風貌だったことも理由だったんだろうな。
唯一俺を救ってくれた友達が一人いたんだけど、そいつは別のクラスな上に家庭環境に問題がある上に乱暴なヤツで(でもイジメはしないヤツだった)思い起こせば近所の鼻つまみものだった。
封鎖的な土地柄だったんでね。

でも俺も俺の親も気にせず付き合ってたよ。
その町に引越ししてきた時に親切にしてくれたのがその一家だったんでね。

ところでイジメに関しては肉体的な暴力で(プロレス技の実験台とかの類)腕力があるヤツが止めに入るととりあえずは止まるんだよね。
でも「お前アイツにチクったやろ?」と言われまたすぐ再開。
もう15年ほど前の話なので今ほど深刻なイジメじゃなかったはずだけど当事者にすると地獄の毎日でした。

今では記憶がオボロなんだけど、そのころ同じ年頃の女の子と友達になったんだよね。
多分同じ学校の子じゃなかったと思う。
おさげ髪に七五三の時に着るような着物をいつも着てた印象があるんだけど不思議とその当時は違和感が無かった。
いつもニコニコしながら俺の話を聞いてくれたっけ。

唯一の友達に聞いても「誰やそれ?」って言うだけだし、そもそも友達と遊んでいる時には不思議とその女の子はハチ合わせしない。
でも当時は不思議とも思わなかった。


435 名前: 434 投稿日: 2001/07/02(月) 01:40

その子と知り合ってから、唯一の友達がいない日は毎日の様に学校帰りの公園で遊びました。
楽しかったんだけど、学校帰りに会うものだから「今日イジメっ子にこんなことをされた」なんて愚痴ることも多かった訳よ。

最初の内は心配そうに「大丈夫?痛かった?」なんて聞いてくれたその子がある日
「男でしょ?いつまでもメソメソしてるの?」と言ったのね。
その子に愛想をつかされた気がして、その日は帰宅して泣きじゃくりました。

その翌日からしばらくその子は俺の前に現われませんでした。
それから5日ほど経った日に今までの中で一番キツいイジメに遭いました。
休憩時間に小便中、何人かに体を押さえつけられプロレス技をかけられ、そのまま個室に閉じ込められたのよ。
上から汚れた雑巾を投げられたりホースで水を撒かれたりしてね。
チャイムが鳴っても怖くて個室から出られなかった。
イジメっ子たちは既に教室に帰っていたのにね。

俺がいないので担任の先生が「T(俺の名字)はどこや?」とクラスのヤツに聞いたら「あいつならトイレじゃないの~?」って笑いながら言ったやつらの言葉をもとにトイレに駆けつけるまで、俺はとっくに開いている個室の中で泣きじゃくり座り込むだけだった。


436 名前: 434 投稿日: 2001/07/02(月) 01:42

先生に抱きかかえる様に教室に戻り自分の席に着こうとすると、近くの席のイジメっ子の一人と目があった。
ヤツは半笑いで「長いウンコやったな、○○子ちゃん」と俺の名前を女の子の様に呼びました。

その時、今まで溜まりに溜まったモノがはじけた様な気がしました。
同時にあの女の子の言葉を思い出したのね。
気が付いたら飛び掛って、素手でそいつの顔面を殴ってました。
「謝るまで殴りつづけるからな」とか言いながら。

そいつはあっけにとられたのか反撃出来ず、やられるまま。
他のイジメっ子は最初そいつを助けようとしたけど、キレている俺と目が合うと、視線をそらしたので、俺は今度はそいつに飛び掛りました。

不思議なことに先生は殆ど止めに入らなかった。
多分トイレの一件で俺がイジメられたことを理解したせいかな。
結局俺が3人のイジメっ子を殴り、2人が泣きながら俺に謝ったタイミングで
「もうええやろ。(イジメっ子に向って)お前らもしょうもないイジメなんか2度とすんなよ」
と言って仲裁に入るまで。

それからはイジメがなくなったよ。
イジメっ子たちは俺と目を合わせなかったけど、クラスに友達も出来たからどうでも良かったし。

後日談だけど、その女の子のこと。
しばらくしてその子と一回だけ遊んだ記憶があるんです。

俺がイジメっ子を殴った武勇伝を話そうとする前に、その子は全てのことを知っていたの如く「この前はえらかったね。」と言いました。
「何で知ってるの?」って聞くと、その子は何も言わずに微笑み「もうお別れだね。」って答えました。
それだけの記憶です。

そして本当にその日からその子と会うことはありませんでした。
もっともその当時の俺は新しく出来た友達なんかと遊ぶことの楽しさを覚え始めていた時だったのであまり気にも止めませんでした。


437 名前: 434 投稿日: 2001/07/02(月) 01:44

この話を思い出したのは、今年の春に参列した親戚の葬式の時、母から聞いた話からです。
俺には生きていれば1歳上の姉がいたという話。
姉は両親の初子だったんだけど、運悪く流産してしまったそうです。
そういえば、小さいころに供養に連れてかれたことがあったけど当時は流産の意味さえよくわからなかったので、最近まで忘れていました。

そして推測でしか無いけど、あの当時俺を慰めたり叱ってくれた女の子は死んだ姉だったような気がするのです。
わずかに記憶に残っている女の子の輪郭の一部からなんとなくだけどね。
イジメにあっている弟が立ち直るまで見守ってくれたのかな。

母に「そういえば・・・」って感じで葬式の時このことを話したら「多分そうどろうね」と同意してくれました。
今年の盆休みには久し振りに姉の墓参りに向かうつもりです。

長文、乱文スマソ
 
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自分のザイルを切れ!

若い頃クライミングをしていた時に俺の先輩が最初に教えてくれた言葉が、

「ペアで登攀中に片方が転落した時は、上の者はできる限りの努力をしろ!
 ぶら下がっている者は上の者を助けるつもりで自分のザイルを切れ!」

と教えられた。
そしてその先輩は2年後俺とのクライミングで自分のザイルを切った・・・

数年後、俺と後輩が岩壁に登っている最中に俺が転落・・・
後輩はまだまだ臨機応変にできるほど経験を積んでいなかったので
俺が「最期は笑って逝ったと嫁と子供に伝えてくれ」と言ってナイフに手をかけた瞬間、見覚えのある手が私のナイフを押さえた・・・

そう、数年前に自分でザイルを切った先輩の手だった。
何故かそう感じた。

そして次の瞬間後輩がまだ教えてもいない方法で私を助けた。
上を見た瞬間、後輩の側でザイルを握っているもう1つの手が見えた。

はっきり言って緊迫した状況だったので幻覚かもしれない。
そして火事場の馬鹿力を後輩が発揮したのかもしれない。
でも俺がナイフを取り出そうとした瞬間に押さえた手の感触は紛れも無く先輩だったと10数年経った今でも信じている。
 
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キザなともだち

490 :本当にあった怖い名無し:2005/07/10(日) 23:15:23 ID:TA8A1pS50

なんか思い出した、子供のころの妙な友達。

自分、両親共働きで鍵っ子。
とは言っても託児所みたいな所で遊んで帰って、家で一人でいるのは一時間も無い。
んで、その一時間がその「ともだち」との交流の時間。

うちに何故だか有った腹話術用の人形なんだが、そいつは何故か妙にお洒落で、子供心に美形な15歳ぐらいの顔の人形だった。

どうやら両親が古道具屋で惚れて買ってきたらしいんだが…そいつはすごいお喋りだった。
いっつも和室のタンスの上に置いてあったんだが、さすがに自立は出来ないらしく、俺が来るとクイっと足を組んで、組んだ上に両手を置く。

超気取り屋。超キザっぽかった。で、いろんな話をしてくれた。
と、言ってもいつも彼の体験談。演じた劇のお話とかそんなん。
(おかげさんで俺は、ろくに本を読まないのに、童話とかには超詳しかった)

で、ある日。
何時もどおりに「ともだち」と他愛の無い話をしてたんだ。
そしたら、妙な事を言い始める。

「さて。そろそろ僕たちもお別れだ。
 ○○(俺)にはやらなきゃいけないことがある。遠足の準備をしな。
 ありったけのお菓子をリュックに詰めて、お布団の近くに置くんだ。
 大事なものもリュックに入れて、いつでも遊びにいけるようにね。
 着替えも近くに置いとくといいね。
 僕?僕も行くよ?でも○○とは違う。うん、ここより面白そうな所だ。
 うん。きみより面白いよ」

とまあ、こんな意味合いと調子で。
で、俺は当時、非常にアレな子供だったから、遠足の言葉に喜んで、リュックにお菓子詰め込みまくったさ。
おかんとかは、また俺の奇行かと思って流してくれたが。

で、その日寝てると、急に両親にリュックと一緒に連れ出された。
俺は寝ぼけてわからなかったけど、地震らしい。

いわゆる、阪神大震災。家、盛大に半壊。
「ともだち」は、行方不明。服の生地すら見つからんかった。

そんなかつての友を思う不可解な話。
 
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死者と必ず会える方法

これは叔父さんがイギリスに滞在していた時に、現地のイギリス人の仕事仲間から聞いた話だ。

とある青年がいたと言う。学生で、同じ学年に付き合っている彼女がいた。
非常に仲睦まじく、お互い卒業したら結婚の約束までしていたと言う。

だが、ある日不幸が起きた。彼女が交通事故で死んでしまった。
彼女は歩行者で、運転手の脇見運転からなる、悲劇の事故だった。
彼は病院に駆けつけた。
死因は脳挫傷で、遺体は眠っているだけの様な、本当に綺麗な物だったと言う。
彼は深く悲しみ、絶望した。葬儀は、彼女の遺族らと共に、深い悲しみの中、行われた。

彼は抜け殻の様になってしまった。
学校へもあまり出席せず、彼女と同居していた古いアパートに篭りっきりの生活をしていた。
少しでも彼女の思い出に触れていたいが為、居間・台所・風呂・玄関・寝室・トイレに至るまで、
彼女との思い出の写真を置き、何時でも目に入るようにしていた。

そんな彼を心配して、友人達が良く部屋に出入りして励ましていたが、あまり効果は無かった。
2Fの真上の部屋は小さな教会になっており、彼と親しく、割と歳も若い神父も励ましにやってきていたが、効果はなかった。
毎日、飢えない程度の粗末な食事をし、彼女の写真を見つめて過ごす日々が続いた。

ある夜。
彼は、子供の頃に聞いた話をふと思い出した。

「死者と必ず会える方法がある」

その方法とは、

「時刻は、深夜2時前後が良い。
まず、会いたい死者を思い浮かべる。その死者の遺品があればなお良い。
家の門を開けておく。ただし、家の戸締りは必ず完璧に施錠する事。
遺品を胸に抱き、蝋燭1本にだけ火を灯し、部屋の灯りを消し、ベッドに入り目を瞑る。
そして、死者が墓場から這い出てくるのを想像する。生前の綺麗な姿のまま…
死者は、ゆっくりゆっくり、自分の家に歩いてくるのを想像する。
1歩1歩、ゆっくりと…そして、門を通り、玄関の前に立つのを想像する」

想像するのはそこまで。そして、絶対に守らなければいけない事は

「死者が何と言おうとも、絶 対 に 家 の 中 に は 入 れ な い 事」

だった。
扉越しにしか話せない、何とも切ない事ではあるが、それがルールらしい。

青年は、漠然とそんな話を思い出していた。

会いたい。迷信だろうが作り話だろうが。もう1度会って話したい。
もちろん、迷信だとは頭では思っていたが、もしも「彼女と話した様になった気がしたら」いくらか心も休まるかもしれない。
と、自分へのセラピー的な効果も期待し、それをやって見る事にした。

時刻は、深夜2時ちょっと前。
オートロックなんて洒落た物は無いので、アパートの門を開けておく。
生前、彼女が気に入っていたワンピースを胸に抱き、蝋燭を灯し、部屋の灯りを消し、彼女の「蘇り」を想像した。

アパートは老朽化が激しく、2Fの真上の教会(彼の部屋の天井に当たる)から、何やら水漏れの様な音がする。
ピチャッ…ピチャッ…彼の部屋のどこかに水滴が落ちているらしい。
そんな事はどうでも良い…集中して…生前の…綺麗な姿で…彼女が微笑みながら…部屋にお茶でも飲みに来る様な…

ドンドン ドンドン

ハッ、と目が覚めた。いつの間にか寝ていたらしい。

ドンドン ドンドン

何の音…?隣の住人?隣人も夜型の人だから、うるさ

ド ン ド ン ! !  ド ン ド ン ! !

…違う。自分の部屋の玄関のドアを、誰かが叩いている。
時計を見ると、深夜2時50分。
こんな時間に友人…とは考えにくい。…まさか。流石に冷汗が額を伝う。
蝋燭を手に持ち、恐る恐る、玄関に近づく。叩く音が止んだ。

「…誰?」

返事がない。

「00か…?」

彼女の名を呼ぶが、返事が無い。恐る恐る、覗き穴から覗く。
長い髪の女が、後ろを向いてドアの前に居る!!何者かが、確実に居る!!

「00なら答えてくれ…」

青年は、ふいに涙が溢れてきた。
楽しかった思い出の数々が蘇る。

「寒い…」

ふいに、女が口を開いた。
彼女の声の様な気もするし、そうではない気もする。

「寒い…中に入れて…00」

女は青年の名を呼んだ。
涙が止まらない。抱きしめてやりたい!!

青年は、ルールの事など忘れて、ドアを開けた。
女は信じられないスピードで、後ろ向きのまま、スッ、と部屋に入った。
青年が顔を見ようとするが、長い髪を垂らし、俯いたまま必ず背中を向ける。
青年が近づこうとすれば、スッと距離を置く。

「とりあえず、ベッドにでも腰掛けてくれよ…」

青年が言うと、女は俯いたままベッドに腰を落とした。
しかし、この臭い…たまらない臭いがした。
彼女が歩いた跡も、泥の様なモノが床にこびり付いている。

しかし、彼女は彼女だ。色々と話したい。
死人にお茶を出すのも妙な気がしたが、2人分の紅茶を入れ、彼女の横に座った。
蝋燭をテーブルに置き、青年は語り尽くした。
死んだ時苦しくはなかったか、生前のさまざまな思い出、守ってやれなかった事…

1時間は一方的に語っただろうか。
相変わらず彼女は俯いたまま、黙ってジッとしている。
やがて、蝋燭の蝋が無くなりそうになったので、新しい蝋燭に変える事にした。
火をつけて彼女を照らす。

…おかしい。ワンピースの右肩に、蛇の刺青が見える。
彼女はタトゥーなど彫ってはいない。
足元を照らす。右足首にも、ハートに矢が刺さっている刺青。
というか、黒髪…??彼女はブロンドだ…言い様のない悪寒が全身を走る。

誰だ…!?

電気をつけようとしたその時、女が凄まじいスピードで起き上がり、青年の腕を掴む。
凄まじい腐臭。
女がゆっくり顔を上げると、蝋燭の灯りの中、見たくもない顔が浮かび上がってきた。

中央が陥没した顔面。
合わせ絵の様に、左右の目が中央に寄っている。
上唇が損壊しており、歯茎が剥き出しになっている。飛び出ている舌。

青年は魂も凍るような絶叫を上げたが、女は万力の様な力で、青年の腕を締め上げる。
女が何か呻く。英語じゃない…ロンドンのチャイナタウンで聞き覚えのある様な…

まさか…!!
彼女を轢いたのは、在英の中国人女と聞いている…その女も即死している…
こいつが!?殺される!!

青年がそう思い、女が顎が外れんばかりに損壊した口を大きく開けた瞬間、
凄まじい雷か破裂音の様な音が室内にこだまし、天井が崩壊してきた。
女は上を見上げ、青年はとっさに後方に飛びずさる。
崩壊して落下する瓦礫と共に、大量の水が流れてきた。

女は「ギッ」と一言だけ発し、瓦礫と大量の水に埋もれて消えた。

崩壊は、天井の一部だけで済んだ様だった。
青年が唖然として立ち尽くしていると、上から寝巻き姿の若い神父が、驚愕の表情で穴を見下ろしていた。

その後、アパートは、消防・警察・深夜に爆音で叩き起こされた野次馬達、等で大わらわとなっていた。
調べによると、2Fの神父の教会兼自宅の、バスタブと下の床が腐食しており、それが崩壊の原因だと言う。

ただ、確かに腐食はしていたが、今日の様に急に床ごとブチ破る様な腐食では無い、という点に、警察消防も、首を傾げていた。

さらに、神父は月に1度、聖水で入浴していた。
その日、バスタブに浸っていたのは聖水だったという。

もちろん、青年は女の事など誰にも話さなかったし、瓦礫の下にも誰もいなかった。
ただ、血の混じった泥の様な物が一部見つかったという。

そして、青年は不思議な事に気がついた。
部屋の至る所に散りばめていた、彼女との思い出の写真立てが、全て寝室に集まっていたのだと言う。
まるでベッドを円形に囲む様に。

青年は、部屋を覗き込む野次馬の中に、微笑む彼女を見た様な気がした。
 
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やまけらし様

俺の家は物凄い田舎で、学校に行くにも往復12kmの道程を自転車で通わないといけない。
バスも出てるけど、そんなに裕福な家でもないので定期買うお金がもったいなかった。
学校への道はちょっと遠回りだけど街中を通る道と、若干近道だけど山越えをする道と2つあるんだが、俺は山越えで汗だくになるのが嫌だったのでほとんど街中のルートを通っていた。

ある日、学校の体育館で友達とバスケをしていて遅くなった俺は、早く帰ろうと自転車で山越えをしようとしていた。
街中に入る道と山道に入る道の分岐点にあるコンビニで飲み物を買って、いざ山越えに。
日が沈み始めた山道は結構不気味で、ひぐらしの鳴く声を聞くと心細くなってやけに不安になる。
戻って街中を通ろうかな…なんて思いつつガッシャンガッシャン自転車をこいでると急に

「も゛っも゛っも゛っ」

ていう表現しにいうめき声のようなものが聞こえ、その瞬間に何かが背中にドスッと落ちてきた。
上半身をグッと下に押し付けられるような感覚に襲われ、冷や汗とも脂汗とも言えない妙な汗が体中から噴き出してきた。
怖くて振り向けずにとりあえず峠を越えようとがむしゃらにこぎ続けてた。その間にも背中から

「も゛っむ゛む゛っ」

と変な声が聞こえている。
絶対変な物を背負ってしまった、どうしよう・・・と涙目になって自転車こいでたら上り坂の終わり、峠の中腹の開けた場所に出た。
息を切らしながら足をついて崖側の方に目を向けると、小さな女の子が居た。

夕日の色でよくわからなかったけど、白っぽいシャツの上にフードつきの上着とデニムスカートを穿いたセミロングの子。大体6〜7歳くらいに見えた。
車なんて通らない田舎の山道に、しかももうすぐ日が暮れてしまう山道に女の子がいるはずがない。
ああ・・・ひょっとしなくても幽霊か・・・って思って動けないでいると、その子は小走りで俺の足元まで来て俺をじーっと見上げた。
10秒くらい見つめたかと思うと急に俺の太ももを埃を払うようにパンパンっと叩いた。

「大丈夫だよ、安心して?」

と言ってるかのようにニッコリ笑うと、崖の向こう側に走っていって消えてしまった。
崖下に落ちた!?と思って自転車を降りて覗いてみたけど、崖下には人が落ちた形跡は無かった。
やっぱり人間じゃなかったわけだ・・・

不思議な事に、女の子に太ももを叩かれてから背中の重みも消え、妙な声も聞こえなくなった。

結構暗くなってからやっとこさ家に帰った俺は、あの背中の妙なものと峠に居た女の子の事をばあちゃんに話した。
ばあちゃんはその話を聞くと、何の木かわからないけど葉っぱのいっぱい付いた枝を持ってきて、俺の頭から背中、腰にかけて2〜3回払った。
一体何事かと聞くと、お前が会ったのは『やまけらし様』だ、と教えてくれた。

ばあちゃんの話によると、背中に落ちてきた物は俺を向こうの世界に引っ張ろうとしたかなり性質の悪いもので、そのままだったら確実に引っ張られてたらしい。
そして峠の途中で会った女の子が『やまけらし様』だそうだ。

『やまけらし様』は山の神様の子供で、全部で12人いるらしい。
普段は人に対して特に何をするでもなく山を遊びまわってるだけなのだが、俺に憑いた物がよほど悪かったのかそれを払って捨ててくれたそうだ。
無邪気で純粋な『やまけらし様』はきっと、とんでもない物を背負ってるお前が可哀想に見えて取ってくだすったんじゃろ・・・との事だった。

俺はなんとか『やまけらし様』にお礼をしようとお供え物をあげる事にした。
昔は12足の小さな草鞋を供えたらしかったので、俺も供えようとしたけど草鞋なんてどこにも売ってない・・・。

ふと『やまけらし様』を思い出すとなかなか現代風な格好をしていたので、小児用の動きやすいスニーカーを12足供える事にした。
とりあえず2足買って朝の登校時、あの峠の中腹の草むらに揃えて置いていた。

帰りに無くなってるか確認したかったけど、ばあちゃんの話じゃ夕暮れの時間は良くないものがうろつくから危ないという事で、次の朝の登校時にまた同じ場所を見に行くと靴が無くなっていた。
きっと『やまけらし様』が気に入って履いてくれたんだろうと思う。

お小遣いの関係で1週間に2足ずつしか供えれないけど、来週には全部供えれる。
走りやすいスニーカーを履いて山の中を遊びまわってる『やまけらし様』を想像すると自然とニヤけてしまう。

いつかまた目の前に現れてくれないかな・・・
と淡い期待を抱く俺の登校ルートは、自然と山越えになってしまった。
 
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「あぶなかったね」

116 :名無しさん@こぴぺ:2000/08/05(土) 06:49

当時、私は精神的に荒んでいて、よく大型バイクをかっ飛ばしたりしていました。

その日もバイクで走っていたのですが、広めの幹線道路は渋滞していました。
そこで、道の左端をすり抜けて進みました。
それなりに運転技術もありましたし、どうなってもいいや、という部分があったので、危険だと知りながら、それなりのスピードが出ていました。

そして、渋滞している車が途切れている所へ来た時に、対向車線からファミレスに右折する車に、右側から当てられたのです。
車も急いで右折してスピードがあった為、かなりの衝撃でした。
今にして思えば、一瞬のことでしたが、妙なスローモーションを見ている様な感じで、バイクに乗ったまま、私は電柱が正面に迫ってくるのが見えました。

その時、何か白いものが横から飛びかかってきて、私はそれに抱きつかれる様な感じでバイクから落ちて、道の脇にある歩道に転がりました。

転がるのが止まって、歩道に仰向けになっていると、その白いものは私の体から離れました。
それは、白い服を着た女の子でした。
その女の子は、ふぅ、とため息を一つつくと、「あぶなかったね」と微笑みました。
そしてスッと消えました。

そして、私があまりの事に呆然としていると、肩を軽く叩かれ、耳元で「あまり無茶をしちゃダメよ」という声がしました。
でも、振り返っても姿はなく・・・・

そうしているうちに、ぶつかった車の人が降りてきて、救急車が来て、病院に運ばれて・・・と。
私は、足に軽い打撲があっただけで、ほとんど無傷でした。
事故の大きさと比べると、奇跡的といっていいぐらいに。
私のバイクは電信柱にぶつかり、グチャグチャに壊れていました。

後に警察に事情聴取に行った時、警官が
「よく、バイクから飛び降りられたな。そのまま突っ込んで、悲惨なことが多いんだが・・・」と。

私は、飛びついてきた、白い服の女の子を知っていました。
その事故の三年ぐらい前に交通事故で亡くなった、私の婚約者だったのです。
病院で息を引き取る時の最後の言葉。

「愛している、ずっと見守ってる」

その事が鮮明に思い出されました。

実際のところ、私が見たのは幻覚なのかもしれません。
でも、事故の時に来ていた皮のジャケットが警察から戻ってきた時、歩道と擦れて傷だらけになった背中の部分に、細い腕と小さい手の形で、無傷の部分がくっきりと残っていました。

彼女を失って、自暴自棄になっていたのが続いていたのですが、その事故があってから、ちゃんと前向きに生きなければ、と。
 
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苦しみの元も

765:ピーモ:2010/06/17(木) 18:05:20 ID:efiZcJIbO

生まれたときからずっと猫を飼っていて、その猫、もうお婆ちゃんといってもいい歳だった。

私はちっちゃい頃から喘息がひどくてよく入院をしていた。
小学生の頃、喘息の発作で入院し、病室で夢を見た。
夢の中でそのお婆ちゃん猫が語りかけてきた。

「○○ちゃん、苦しいか?私は今から遠くにいくから、○○ちゃんの苦しみの元も持っていってあげるね」

目が覚めて親に聞いたら、そのおばあちゃん猫は昨夜、老衰で静かに死んだらしい。

それからは喘息は良くなって、発作がでることもなくなった。
猫が本当に持っていってくれたんだ…。
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交通事故で死んだねーちゃん

83 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:40:40 ID:MWywz0GXO

俺のねーちゃんは俺が厨房の時に交通事故で死んだんだが…

夜中金しばりにかかった時、俺はびびりながらも目だけをキョロキョロ動かして部屋を見回してみた。
すると床から女の顔が半分だけ出ていて、俺を至近距離から見ている。
(勘弁してくれ!)と泣きそうになっていると、グチャッとそいつの頭を誰かが踏みつけたんだ。
見上げるとそこには制服姿のねーちゃんがいて、一瞬の内に金しばりも解けたんでそのまま眠ってしまった。

ねーちゃんありがとう。
幽霊になっても暴力的だな…


84 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:50:17 ID:MWywz0GXO

連投スマソ。

そういえばこの前、ねーちゃんの友達がハーゲンダッツ持って線香あげに来た。
命日でもないのにと首を傾げていると、その人は笑いながらこんな事を言ったんだ。

友人「君のねーちゃんね、一ヶ月前に私の夢に出てきたよーw私の胸を指でつつきながら『ハーゲンダッツー』ってw」
俺「はぁ…」
友人「朝起きてねーちゃんがつついてた所触ったら、ちっちゃいしこりがあってね。病院に行ったら初期の乳癌だったの」

なるほど。ハーゲンダッツはねーちゃんへのお礼ですか…
ねーちゃん友達救うなんてすげぇよ。
でも幽霊になっても主語抜かすんだな。
 
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