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黄色いパーカーを着た青年

ある日、商店街の裏にある友人のアパートに行きました。
アパートは、一階に共同トイレがあり友人の部屋は一階の一番奥でした。
その後、友人の部屋で朝まで飲んでいたらトイレに行きたくなり気味の悪いトイレに行きました。

トイレで用をたしてるとキョロキョロしながら黄色いパーカーを着た
青年が大きな声で「オハヨウゴザイマス!!」と言ってきたので
「おはようございます。」と言って何も気にせず部屋に帰りました。

その数分後、一人の友人がトイレに行き、帰って来ると
「青年が挨拶してきた。」と言って挨拶を返したと言ってきました。

その後、眠っていると一人の友人が
「おい!これ見ろ!いいから見ろ!」
と言ってきてテレビを見るとニュース番組で「白昼堂々!通り魔」というタイトルでやっていました。

目撃したおばあさんの証言は黄色いパーカーを着た青年だったそうです。
そして逮捕された青年の動機は

「挨拶をしたのに返さなかったから刺した。」
 
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意味がわかると怖いコピペ
人間が一番怖い
@家・自宅

ペキペキ「ンー」

385 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/28 06:17:42 ID:EjI2Qk480

スレチだったらもうしわけないんだが書くわ、少し長文になるけど勘弁してくれ

正直俺も秘密を秘密にしておくのは辛い、正直喋りたくて仕方ない。うん
まぁ特定されない程度に書くけどバアチャンは九州の人間で「古賀」って名字なんだけど
その地方はやたらと「古賀」って名字が多い場所とだけ書いておく。
なんかその地方のけっこうルーツにまつわる話で「古賀」の他にも「新賀」ってのもあったようなきがするけど忘れた、厨房のときの話だから勘弁してほしい。

んで遡ること厨房のときなんだけど近所の渓流で俺は当時はやってたルアーフィッシングをやってたのさ
バアチャンの家に遊びに行ってる時なんて釣りくらいしかやることないから流石に飽きてた俺はお気に入りのスケルトンGをおもいっきり投げたら向こう岸の林にまで飛んでっちゃってそれを取りに岩を渡って取りに行ったのさ。

今考えればその川がバーチャンの言ってた「境界線」だったんだと思う。


400 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/28 06:28:56 ID:EjI2Qk480

思い出しながら書いてるから遅いかもしれんが申し訳ない。

んで向こう岸までついてスケルトンGを探したんだけど見つからない。
向こう岸の竿から糸をたどっていけばすぐ見つかりそうなんだけど不思議となかなか見つからないのね。
当時小遣いが月1000円だったから2000円のルアーはおれにとって宝物だったから1時間くらい森の中をウロウロしてたと思う
川からあんまり離れると遭難するから川の音が聞こえる程度のとこをさがしてたんだけれどみつからない。

すると後ろからパキパキって枝の折れる音がした。
なぜか熊とかの野生動物とじゃないかとか不安には思わなかった。
むしろなぜかそこにいないはずの父ちゃんとかバーチャンが俺を捜しにきてくれたのかな?ってふと思ったのが不思議そんなはず絶対ないのに。

んで振り向いたら人が立ってた。全裸の
普通びっくりすると思うけど超田舎だったから川を真っ裸で泳ぐ人ってのは近所じゃ珍しくなかったのね。

んで俺は「あ、こんにちわ」って言ったのそしたらその人はにっこりわらってこっちを見てるから悪い人じゃないなって思った。
一緒に探してくれるのかなって思って「ルアーがどこかにいってしまって」と言ったら
「ンー」と言いながら近づいてきた。

俺は周りをキョロキョロしながら歩いてたんだけどその人は俺の周りを「ンー」って言いながらグルグル歩き始めた。
今思い出したらアシモみたいな歩き方だった。


415 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/28 06:39:23 ID:EjI2Qk480

んでその人が「ンー」とか言いながら岩をふっとどかしたのね。
岩の下を覗き込むようにしながら岩を大切そうに持ち上げたの。

俺は「いやいや、そんなとこにはないですよw」って突っ込んだら
その人は「ンンンー」って言いながらニコニコ笑って俺に岩を投げた。

頭の横スレスレを横切った岩の意味を理解するのに2秒くらいかかった。
その人の顔を見ると目に前々破棄がないって言うかギラギラとした目ですごく怖かった、まさにこんな感じ→<●><●>

俺が身構えるとその人は「ギャー」みたいな感じでわけのわかわからない奇声を出した
そしたら周りから声が聞こえた「ンー」「ンー」って沢山。

うわぁああああってなった。
いつの間にか裸の人が沢山こっちにあつまってくるような音がした
ペキペキペキって枝を折るような音が沢山周りから聞こえた。
逃げ回ってどっちから自分が来たのか全然わかんなくなった。

怖くなってガタガタ震えてたら遠くでキラキラ光るものを見つけた。
俺のスケルトンGだった。

俺はルアーの糸をたぐって川までたどり着きびしょびしょになりながら
家に帰った。今思い出すと胃の辺りがむかむかする。


428 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/28 06:49:17 ID:EjI2Qk480

んでバーチャンに事のあらましを話したら「坊、それはアガリビトだっちゃ」と教えてくれた。
すまん方言は適当、でもだいたいこんな感じ

アガリビトはイノシシが山を下りて豚になって人間に食われるようになったみたいに人間が山を「上がって」自然に帰った姿なんだそうだ。
でも生まれつき自然と一緒の動物と違って人間の知恵と自然の力を持つようになった
つまり人から1ランク上がった存在だから神様みたいなものなんだ、と教えてくれた。
その地方の人はアガリビトを本気で信仰してる人もいるからもう行っちゃダメだと言われた。

普通アガリビトは山奥のほうに住んでるもんなんだけどまだ中途半端ないわゆる「半アガリビト」状態の人は境界線の周りをウロウロすることもあるらしい。

「中途半端なアガリさんでよかったねー本物をみると怖いから」とバアチャンは俺に教えてくれた。

どうなるの?って聞いたら「あがっちゃう」とだけバーチャンは完結に言った。
そこからは村のルーツとか紀元の話だったから退屈で聞いてなかったけど今思うと惜しい事をしたと思う。


432 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/28 06:54:00 ID:EjI2Qk480

この話を書きながら厨房の時の事を思い出すと
今でも後ろから枝を折るようなペキペキって音と「ンー」が聞こえてくるみたいで
ぞわっとする。

すまんが俺もあれがなんだったのか気になるが会社に行かねば。
からもし良ければ丘板のほうに転載しといてくれるとすごい助かる。

なんか明け方のテンションにまかせた支離滅裂な文ですまんかった。
 
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化物・神様
@山・森林

アガリビト

山は怖い、何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど、一番怖いのは人間。

お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ?
あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。

町とか村とか人間が作った物に守られ続けてる人間ほど開放的になりやすい。
それってつまりタガが外れてるってことだろ?どんなにすがすがしくても町のど真ん中で背伸びしたりすがすがしいなんて思わないだろ?

ゴミとか落ちてる山とかはまだいい。人工物があればなんとか留まれる。
でも100%の自然はダメだ。狂うってか戻っちゃう、動物に
野セックルとかする人はまさにそれ、当てられちゃってんの山とか森の雰囲気に

遭難とかしちゃうと最悪、無意識に「助けが来ないかも、死ぬかも」って思う
それは動物として当たり前の事なんだけど人間としては戻れなくなる。
コカコーラの炭酸が徐々に抜けてくみたいに常識とかモラルがどんどん抜けてく

そこで死んじゃうのはまだいい。生き伸びるともうひどい。

だからお前等がもしも万が一人間の手が入ってない山で真っ裸の人間を見たら逃げた方がいい。

俺のバアチャンとかは「アガリビト」って呼んでた
バアチャンの住んでるとこでは神様なんだそうだ。

だから未解決事件の行方不明になった人とかってそういう人も中にはいるんじゃないのかなとふと思った
 
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@山・森林

絶対に見てはいけない画像

この話は「お憑かれさま」と呼ばれるもので、2006年に実際に2chのオカルト板に書き込まれた内容です。
当ブログではその一連の流れをコピペとして掲載いたします。

呪い・暗示と関連のあるものなので、
苦手な方や暗示等にかかりやすいかたは閲覧はご遠慮ください。

この記事を読まれる方は自己判断、自己責任でお願いいたします。

 
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人間が一番怖い
2chであった怖い話
@PC・ネット

隣りに建っていた父親の実家に復讐

271 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 02:01:20.40 ID:/mzOp+QM0

子供の頃隣りに建っていた父親の実家を燃やした

毎日毎日家にやって来て母をいじめるばばあとおばさんが大嫌いだった
弟か妹ができたと聞いて楽しみにしていたのに
いつの間にかいなくなって母が毎日布団の中で泣き暮らすようになった
ばばあとおばさんはそれを毎日笑いに来た
その会話の中で赤ちゃんを殺したのはばばあとおばさんだったって分かった

そのうち母がいなくなり、父に病気になって病院へ入ったと聞かされた
ばばあとおばさんが殺したんだと思った
父も仲間だと思った

ある日夕飯を食べたあと父が隣りの実家に行って帰ってこなかった
近所で火事があって家が何軒か全焼したあとで
お母さんを殺したばばあとおばさんとお父さんはいなくなってしまえばいいと思った

玄関先にあった灯油の容器からバケツに灯油を移して
隣りの家の新聞受けの隙間から流し入れてマッチで火をつけた

ばばあとおばさんと父がいなくなって元気になった母が帰ってきてうれしかった
 
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復讐コピペ
人間が一番怖い
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肉般若

今年の夏コミの悪夢です。

夏コミ前にね、コピー本やる友達の手伝いをしに家を開けてたんですよ。私。
翌日は楽しいコミケ、ペーパーも終わったし、張り切って行くか、と。

時間は夜の8時だったかなあ。
駅から歩いて戻って、自分のアパートとマンションの間の子のような自宅へいそいそ歩いて来ました。

私の部屋、三階の端なんですが、窓が明るいんですよ。
電気消して行ったはずなのに、なんで?と思って慌てて部屋に向かったら、なんか・・・ドア越しに人の気配があるじゃないですか。
気が動転しつつも慌てて鍵を開いたら、そこには見知らぬ四人の厨房が人の部屋でくつろいでやがりました。
・・・・ど、どうして部屋の中に勝手に入れたのよう・・・・。

しかも、チェーンついてるのでガチャガチャしまして、「ちょっと!あなたたち、なんなの!?ここ開けなさい!!」って怒るとですね、
真中にいたメガネっ子がやっと気づいたフリをして「ヤ○ちゃん~?」とかって駆け寄ってくるんです。

なんで、友達の顔知らないの・・・よりも、もしかしてまだ来るのか!?
そう戦慄しながらどうにか外れたチェーンにほっと息をついて飛び込み、慌てて言ったんです。

「ここ、私の部屋なんだけど、あなたたち、勝手になにしてるの!?」と。

泥棒とかなんとか、言いようはあるんでしょうけど。
私も友人たちには偉そうに言ってたんですけど、実際当事者になると気が動転しちゃってだめですね(泣)
彼女の返事は、きょとんとした顔で

「え?美奈さんでしょ?チャットでお友達になったじゃないですか。
 通販したし、住所わかってたから、明日コミケだし」

・・・・・・はあ!?

「住所分かったからって・・・押しかけるなんて、なに非常識なこと言ってるの!?」

思わず本気で素っ頓狂な声で叫ぶと、残りの三人もきょとん。
しかも、人の部屋荒らしまくってるし。
いつからいたんでしょうか、布団ぐちゃぐちゃだし、なんか、台所とか、原稿とか、本とか、なんか、なんか色々・・・。

もちろん、不法侵入罪です。カンカンになって警察に言ったんですよ。
やっと来てくれた警官さんにああだこうだ言ったんですが、彼女たちが友達ですと言い張ったこと、それから運悪くその時まだ登場してなかった○○が来て、彼女までも何事もなかったように、にこにこと・・・。

そして、決定的な不運はその彼女と一緒に来た人です。
新ジャンルで友人になったばかりのOL!
まともだと信じていた彼女が、事の発端だったわけですよ。

中に一人本物の友人がいるとなれば、事態は逆転します。
しかも彼女ったら公務員・・・(泣)わ、私の血税・・・。
いや、それはともかく、しかも未成年の中に混じる成人。これが不味かった。

警官さんは口をぱくぱくさせる私を尻目に、
「よかった、保護者がいるんだね。じゃあ、僕はこれで。多いんですよなんたらかんたら」
とか言いながら帰ってしまいました。私の主張は全部無視。
話術達者で美人なOLが一見物凄くしっかりまともな人に見えたからでしょう。

それで私が
「香葉(仮名)さん、なんでいきなりこんなことなってるの!?」
「前に泊めてってて言ったらあなたいいって言ったでしょ?
 電話したけどつながらなくて。携帯、ちゃんと持ってるの?」
「充電器忘れて・・・って、関係ないでしょ!」
「だめよ、しっかりしなくちゃ。この子達も泊まるとこ探してたみたいだから、ちょうどいいと思って。
 困った時は助け合いだものね」

にっこり、じゃないよ!

「だから、どうして入れたのよ!!」
「ご実家のお母様にお電話で事情を話したら大家さんに電話入れてくれたのよ。
 よかったわ、今買い物済ませてきたからなにか食べましょうね。
 食費はいいわ。宿代だと思って。でも私、料理できないの。
 美奈さん料理上手でしょ?楽しみだわ」

・・・・わ、私がつくるって、それより、お母さん・・・だ、騙されちゃったらしいよ・・・。
混乱する頭を抱えながらとにかく私は部屋に戻り、電話をかけました。実家にです。
そしたら開口一番母に言われましたよ。

「いやあ、あんたにもまともな友達がおったんねえ。香葉さん丁寧でしっかりしてて安心したわ」

とかなんとか、心づけまで送ったらしく、完全に私が悪者です!
どんな話を母にしたのかは、多分言わなくても皆さん想像がつきますでしょう。
同人を快く思ってない母だったからなおさら。

それでも「こんな勝手な話ってないよ」と電話を切り、私は後ろでたむろする厨房5人とこ香葉さんを見て言いました。
勝手なことをされたって泊める気はない。
自分で散らかしたものを片付けてさっさと出て行って!!と。
すると決り文句です。

「だってお金ないよ」
「野宿しろって言うの!?」

香葉さんは香葉さんで心底分からないといった顔で

「友達にそんなこと言うの?
 まあ、あなたが言うなら彼女たちは出て行けばいいんでしょうけども」

・・・・あんたもよ!!彼女のわけのわからない理屈に眩暈を覚えながら

「あんたももう友達じゃない!出て行って!」と言うと、彼女はむっとした顔で振り向き、打って変わって恐ろしい形相で彼女たちに凄んだのです。

「あんたたちみたいな子供と付き合うとどうなるかの証明よね。さあ、出てきなさい」

・・・って、あなたどっちの味方なんだろう。
そして、今度は彼女と厨房たちの戦いになったんですよ。どういうこと!?

私は本当に暫くの間、罵倒し合う・・・というか、うお~んと泣く厨房よりも彼女が怖くて凍り付いてました。
私に、301さんの元彼のような知り合いがいてくれたら・・・・。
でも、いないし自分でなんとかするしかないんです。

とにかく、こんな狭いところで乱闘されてはたまりません。
壊れたら困る高価なものだってあるんです。
・・というか、押入れの襖とか困る!

私はとにかく彼女らを止めました。
そして、そしてね、

「やっぱりあなたは私の味方なのね」

長い黒髪ストレートヘヤを振り乱し、振り向いてにっこりと笑った彼女の顔が、私には般若のようでしたよ。本当に・・・。
怖かったんです。叩き出したかったけど、とにかく怖かった。
私はとにかく厨房たちを追い出して、・・・正確には彼女が叩き出して、厨房たちの荷物をその背中に投げつけたのですが。部屋には、私と彼女が残されました。

分かってます。追い出した方がいいことは。
でも・・・でもね、怖かったんですよ。とにかく。

長い髪をかきあげてくつろぐ彼女に乞われるままお茶を出して、私は恐怖でぶるぶる震える心境でとにかく荒らされた部屋を片付けて、彼女の買ってきたスーパーの袋を見て、また凍りつきました。

3キロもの牛肉、2キロもの鶏肉、豚肉、とにかく、入ってるのはあらゆる種類の肉、肉、肉!!!

いや、単にすごくお肉が好きなだけかも知れませんが、あのファイトを見た後ではきついです・・・。
しかも、ドアの外では叩き出された厨房たちがうおんうおんと泣き、ドアをこう、かりかり?とか。

思考停止した頭の中で、思わずこれって夢なんじゃ・・・って思いました。私も。
多分そう思う人いっぱいいると思う。
私は実は小説書いてますが、あの時の恐怖、こんな文じゃまだまだ巧く伝えられません。

ああ、だから二人して重そうにこの袋持ってたのか・・・と思いながら、私は恐る恐る彼女を振りかえって言いました。

「あの、これ肉しか入ってないんだけど」

すると返事は、

「そうよ。みんなエネルギーが必要でしょ?さあ、なにか作ってね。余ったらあげるわ」

・・・いらないでス・・・(泣)
でも、最後に勇気を振り絞ってもう一回言ったのですよ。

「ところで、私はあなたのこと許してないんですけど。これ持って出てって下さい」

答えは、答えは、こ、怖い目での凝視!!!
ただ、こっちをジロリと見たまま、静止するの!
なにも言わないの!!怖いんですってば!!

「・・・明日コミケよ。いまさらホテル取れって言うの」
「で、でも、だけど・・・」
「・・・外の連中、うるさいわね。バケツに水入れて頂戴。水でも浴びればちょっとは静かになるでしょうよ」

・・・・な、夏だけど、その発想が怖い!!

「い、いいです!その内諦めるでしょうから!!」
「・・・そうね。じゃあ早くして。お腹空いてるのよ、私。怒りっぽくなってしまうのよね」

・・・負けました。殺されそうな気がして(泣)。
半泣きになりながら冷蔵庫を開けて、いつまでもドアの前から消えない気配に怯えながらつくってたのですけど、こんな、肉ばっかりでご飯つくれって・・・。

私、一人暮しだからお野菜だってちょっとしかないのに。
そう思いながらどうにか野菜を入れて一人分つくって出したんですよ。
ちゃんと、一式揃えて。そしたら開口一番

「少ないわ。もっとよ」

ふ、二人分ぐらい作ったつもりだったのに(泣)。
一緒には食べなくても・・・。
でも、仕方なくまた別のものをつくってね、その傍ら滅茶苦茶に汚された台所を片付けてたんです。
そしたらドアが叩かれまして、言われました。大家さんに。

「美奈さん?この子たちだけどねえ」

慌てて弁解しようとドアを開けた瞬間、厨房たちは物凄いスピードで部屋に転がり込んで来て、言いましたよ。

「ケンカしちゃったんです~」

大家さんは大家さんで、私が必死に首を振っても

「仲良くしてくださいよ。苦情が出ますからね。
 ああ、でも美奈さんにこんなしっかりしたお友達がいるなんて安心ねえ」

・・・気がついたら、背後に彼女が!!
またにこやかに挨拶を返す彼女に、私、言い返せませんでした・・・。

とにかくその後、私はご飯作りました。
背筋にぞわぞわしたものを感じながら、作りました!

電話したかった。
助けも求めたかったけど、怖くてそれどころじゃ・・・。
なんで携帯の充電器忘れちゃったんだろうとか後悔しながら、肉しかないような料理をつくって、大皿は一枚しかないし、唯一の大きなお鍋に入れて運んだんです。

「不細工な見かけねえ」
「入れ物ないんですよ。堪えてください」

そして、とにかく片付けようとしたら、後ろで6人が貪り食ってるんですよ・・・。
大鍋一杯の肉料理を。
しかも、その時気がついたのですが、彼女とんでもない大食らいなんです!
信じられないかも知れないですが、お肉の三分の二ぐらい一人で食べてたんじゃないかな。

その食事風景の異様なこと!
しかも、片手には1リットル牛乳!!恐ろしい!!!

この時にはもう、厨房たちの追い出しも諦めてました。
だって、また表で騒がれでもしたら・・・

以前に止まりに来た友人がお酒を飲んで騒いだ時にも怒られてるので、
(彼女はいい人です。その時だけ羽目を外しただけで、今も仲良くしてますし、反省してくれてます)
また騒動になったらと思い、とにかく明日のコミケ本番まで我慢しようと思いました。

それに一度友人から電話が入る予定なので、その時にSOSをと思って・・・。
それまでの辛抱だと思って、私の方はもう食欲なんてないので荒らされた部屋を片付けながら彼女たちの晩餐を眺めてました。

そして食べ終わった後、とにかく片付けをしてお風呂を沸かしましたよ。
もてなしのマナーがないとか怒られながら(泣)。

正直、無邪気に私に会えて嬉しいとはしゃぐ厨房たちの方が万倍可愛く見えました(号泣)。
彼女たちは原稿見たいとか、スケブ書いて下さいとか程度なので・・・
と、この時は思ってましたが。

そして夜。
一組しかない布団は当然彼女に奪われ、厨房たちがその回りでとぐろを巻いてるのを横目に明かりを消されて、私は恐怖でどきどきしながらまんじりともせずに電話を待ちました。
私が電話を掛けようとすると彼女に「どこへ掛けるつもりなの?」と怖い顔と声で聞かれるので。

こっち見て眠っている彼女が今にも目を開けそうで、本当に怖かったんですよ!!!
ミザリー見て味わった恐怖の何倍も怖かった・・・。

そして、いつまでも鳴らない電話に内心で最後は恨み言を言いながら、夜が明けて。
見てしまいました。電話線、引き抜かれてたんです・・・。
引き抜かれた電話線を震えながら見て、カチリと差しこんで、私はとにかく誰かに電話をしようと受話器を取りました。そっとです。
で、でもその瞬間、

「どこに掛けるの?」

こっちを向いたまま寝ていた彼女の目がぱっちりと開いて、聞かれたんです!
いつのまにか起きてたんですよ!!私は本気で震えながら聞きました。

「で、電話線が抜けてるんだけど・・・」
「寝てるときの電話ってうるさいでしょ。それより、お腹が空いたわ」

まんじりともせずユラリ、と起きあがった彼女が怖くて、私はとにかく朝食を作りました。
見かけ、十人分ぐらいは。

その頃には厨房たちも起きあがり、一緒に食べれば?の誘いを必死に蹴って私はもうどうでもいいから早く彼女らが、いえ彼女だけでも消えてくれと祈ってました。
厨房もいやです。でも、私には彼女の方が何倍もいやだったんです。

頼まれても食欲なんかかけらもない私はただひたすら事が終わってくれますようにと祈りながら部屋の片隅で座ってました。
昨日の今ごろは今日の本番をわくわくしながら待ってたのに(泣)。
信じられない。

そして食べ終わった彼女はおもむろに立ち上がり、「じゃあ、行きましょうか」と厨房たちに言いました。
厨房たちはまだ私に未練があるようでしたが、やっぱり彼女が怖いのかな。
おとなしく返事をして言われるままです。そして

「ご苦労様。じゃあ、この子たちは連れて行くから。おいたをさせたわ。叱っておくからね。
 ・・・会場で会いましょう」

会いたくないです!一番のおいたはあなたです!!
・・・そんなこと言えるはずもなく、私はこくこく頷いて彼女たちを叩き出し、とにかくチェーンかけて鍵もかけて、
ずるずる崩れるように泣きました。

それで、とにかく凄まじい食事後を片付けて、手を拭いたところで漸く電話が鳴って、今日一緒に行く予定の友人の声が聞けたのです。
でも、でも内容は・・・。

「心配したよォ。電話出ないしさ。あ、でも香葉さんからメール来てた。
 うっかり蹴つまづいて彼女が抜いたって?美人なのにドジね。
 でもしっかりしてるし、あんたの友達じゃ一番じゃない?」

とんでもない!でも、先手を打たれてました。

「それで、宿のない子達泊めてあげたって?人がいいのもほどほどにしときなさいよ。
 よかったね、彼女がいてくれて」

・・・・なんだか、もう(泣)。
このときにすぐ話してもよかったのですが、なんだか全身の力が抜けて、私は電話を切ってへたりこんでしまいました・・・。
落ち着いたら、ちゃんと言おう。そう思ったんです。

それでもなんとか会場について、・・・この友達も実家の母、そして前の私同様彼女のことすっかり信じていたものですから言うに言えなくて。
せっかくのコミケです。終わってからって思ってたのが仇でした。

会場についてかばんを見たら、なくなってたんですよ。サークルチケット。
私は個人サークルですが、実はこの友達も自分のサークルを持ってるので誰もチケットを使いません。
三枚纏めて入れてあったそのチケットが、きれいさっぱり封筒から消えていました。
誰にも渡す予定がないとは言え、ゲート前で凍り付きましたよ(号泣)。

でも、友人を撒きこむわけにはいきません。
私は友人を送りだし、泣く泣く一般の列へ並びました。
盗んだのは多分厨房たちです。
彼女、自分のチケットを持ってるので。情けないやら悔しいやら。

そして今になって部屋のものが盗まれてないか気になりましたが、やはりオタクですね。
気分はせっかく何日も徹夜して頑張って入稿した新刊のこととか、悔しさとか・・・
そんなことで一杯になってました。

それでお昼ぐらいかな、漸く中に入れて、目に入ったのはガランとした机。
新刊は?と呆然とするところに朝分かれた友人が来てくれて、ことの成り行きを説明してくれました。

なんでも押しかけの売り子たちがここで本を売って、その売上金を私に渡すと言う名目で握ったところを、彼女が・・・あの香葉さんが取り返してこの友人に預けたとか。
ああ、またいい人度がアップしてしまって(泣)。

でも、泣き寝入りしたくないですよ。
ここで言わなくちゃと思った私が口を開く前に、様子を伺っていたとしか思えないタイミングで彼女がやって来たんです。
手には、宅急便搬入をした私の在庫の箱を持って。

「これ、遅くなったけど出したらどうかしら」
「わあ、香葉さん!本当に親切に!ほら、美奈もお礼いいなよ!!」

・・・・言えるはずがありません。
もう、泣きたいんだか叫びたいんだか分からない私ににっこりと笑うと、彼女は

「いいのよ。でも、チケットなくすなんて災難だったわね。
 あの子達だったなら、見つけたらこっ酷く怒るわ。ね、元気出して」

そう言って私の肩を叩きました・・・。
本当に、人当たりはいいんです。恐ろしいほどいいんです。
すっかり騙された友人は呆然とする私を彼女に手渡す形で、私の売上らしいお金を私のカバンに入れて自分のスペースに帰りました。

もう、私の心境はイベントどころではありません。
とにかくもう、いやで。
凄く嫌で彼女から荷物を受け取ると、その足で宅急便出しに向かいました。
始まったらすぐに出して、帰ろうと思って。

そして、なんとか私は宅急便を出しました。
これだけ回りに人がいるのに、怖くてたまらない。
今にも肩を掴まれそうで、私はもう泣きそうになりながら箱を送って、友人たちに会うのも嫌で逃げ帰りました。

それからとにかく部屋の中でなくなったものがないかとか、通販の為替とか・・・探したんです。
割といつも整理整頓してる方ですから、どうやらチケットのほかはなにも被害がないことが分かってほっとしました。

このときはまだ、頭が麻痺してる感じでもう、警察に電話をするとか、誰かに相談するとか思いつかなかったんですよ。
周り中彼女の味方で、私が悪者になる気がして。本当に怖かった・・・!

とにかく落ち着いてから、落ち着いてからと心の中だか口だかで呪文のように唱えながら、私はシーツをはいで
洗ったり床を掃除したりしてました。
この部屋に彼女の気配がかけらでも残るのが嫌だったんです。

心配してくれた友人の電話にも投げやりに答えて、とにかく私は怯えながら夜を迎えました。
今までこんなことが自分に起こるなんて思ってもみなかったし、いざこんなことになって、どうすればいいのか分からなかったんです。

それから夜、友人から電話がありました。
私が適当に「具合が悪くて」と言ったのを信じてくれたんですね。
今から来てくれるとのこと。

このときには私もずいぶん落ち着いてましたから、よかったよかったと思いながら待ってました。
それから数十分後、やっとドアがノックされて、すぐに友人だと分かったので喜んでドアの前へ飛んで行きました。
実は、一人暮しは危ないから、合図を決めてたんですよ。ノックの時は。
でも、でもとにかく言いたいことが沢山ありすぎてチェーンを外して開けたドアの前には、彼女が立ってたんです・・・!!!!

目の前に彼女が立ってるのが信じられなくて、私は硬直しました。
頭なんか真っ白です。
迂闊に開けた私が悪いんですが・・・。

「あら、顔色いいわねえ」
「ど、どうして知ってるの・・・合図のノック・・・」

震えながら言った私に、彼女は笑って答えました。

「帰りがけ会ったのよ。彼女、携帯のナンバー教えてくれたから。それで聞いたの。
 私がそばに行くって言ったら、あなた怖がりだからってすぐに教えてくれたわよ」

中に入ってドアを閉める彼女に、私は思わず後ずさりました。
すると彼女も一歩踏み込んで、手に持っていたまた沢山ものが入った袋を床に下ろしてからぐっと私の肩を掴んで言ったんです。

「心配しないで・・・。今晩、私がいてあげるわ。あの子たちのことも、心当たり探しましょうね。
 チャットで会ったんでしょう?すぐ分かるわよ。・・・それより、」

言った瞬間、ぐっと間近に彼女の顔が寄って、肩に爪が食い込みました。

「あなた・・・あの子に余計なこと、言わなかったわよねえ・・・?」

肩が痛い!でも、何より誰かこの人どうにかして!!
思い出しても、まだ全身に鳥肌が立ちます。美人だけに怖いんですよ。
あの時の肩の痛みも、忘れられません。

私は必死に首を振って「言ってない」と繰り返しました。
なんて言うのか・・・殺人鬼に目の前に立ってほほえまれたら、あの時の彼女の笑顔になるんじゃないかとさえ思って・・・(泣)。

私の主観だし、実際彼女を悪者に奉ってるような気がしてきたんですが・・・。
でも、私にだって言い分はあるってことでご容赦下さい。

半泣きで部屋の中で立つ私には構わず、彼女は後ろ手にドアを閉めて鍵を掛け、入って来ました。
それから台所のところで思い出したように靴を脱いで並べて置いて、また私に近づいてずいっと袋を差し出すんです。

「ご飯、一緒に食べましょうか」

は、入っているのはまたしても肉、肉、肉・・・!!!
なんかね、この時はもう自分の妄想だと分かってはいるのですが、この時はその中の真っ赤な骨付き肉が人間の肉に思えてなりませんでした。

「一人で平気です。・・・帰ってください。あなたのこと、もう信じられません」

でも、ここで折れたら後がない!
そう思って私は必死にそう声を絞り出して、そのお肉も彼女に押し付けました。

「あら・・・どうして?」

理由、わかってるでしょうに彼女、平然と笑って、お肉も受け取ってくれないんです。
私はもう一人で殺人鬼と対峙してる気分でした。

「私が悪者になってもいいです。もうやめて下さい。帰って下さい!出て行って!!」

思わず叫ぶと、彼女は私が差し出した袋を取って、いきなり中のお肉の袋を引き裂いて、お肉を鷲づかみにして私の口元に押し付けてたんです!!!(号泣!!しかも大マジ!!!!)

びっくりするじゃないですか、こんなこと、普通しないじゃないですか。
私、思わずその手を払いのけたら、彼女は突然無表情になって言いました。

「お肉・・・生で食べるなら、それでもいいわよ?ただし、その場合は一人で食べなさいね」

私、もうなんか気持ち悪くなってトイレ掛けこんで吐いちゃったんです。
元々ストレスがすぐ胃に来る方なので。
口の中に残る血と脂の味とか、匂いがもう・・・!!!

口元を押さえて振りかえったら、彼女は私につきつけたお肉を片手に持ったまま、無表情に立って私を見てました。
サイコホラーなんてものじゃありません・・・。
実物に目の前に現れられたら、もう・・・もう・・・!!

「わ、私、気持ち悪くて今料理する気分じゃないんだけど・・・」

必死に、もう絞り出すように言っても、彼女、ただじっと私を見てるだけなんですよ。
いっそ、なにか文句言われた方が(泣)。
ただ私の繰り返す言い訳だけが空回りして、最後に彼女が言ったのはたった一言。

「だから?」

・・・・・・。

そ、そして、ゆっくりと私に近づいて、またその袋を私に差し出したんです・・・。
受け取るしか、できませんでした。
それでまた泣く泣くごはん作ってたんですが、その時に彼女の携帯が鳴って。

「はい。ああ・・・ええ。大丈夫よ。心配しないで」

友達だ!!そう思った私はとっさに駆け寄って叫ぼうと思いました。
でも、「助けて!!」って叫んだ瞬間、彼女が私がご飯つくってる間につけたテレビのボリュームを一気に上げて、届かなかったみたいで・・・。
しかも、またあの独特の無表情で私を見てます。そのまま

「・・・うっかりボリューム上げちゃったわ。
 ええ、・・・じゃあ、また電話させるわね。元気になったら。おやすみなさい」

そう言って電話が切れて、まんじりともせず私を見る彼女の恐ろしかったこと・・・!!

「・・・友達が来てて『助けて』は失礼なんじゃない?あなた、案外人が悪いのねえ」
「・・・・・・」

震えて後ずさる私へゆっくり近づいてくるんですが、もう、なんかその姿は・・・この世のものとはとても思えませんでした。
怖い!!!

「・・・お肉、焦げるわよ?早くして。お腹が減ると機嫌が悪くなるって昨夜も言ったでしょう?」

そう言ってもう乞えも出せないぐらい硬直した私の横を通りすぎた彼女は、袋に入っていた牛乳パックを取り出してそれを中が飛び出すぐらい乱暴に開け、こっちを見据えたままパックに口をつけて一気に飲み始めました。
わ、私・・・なんでここにいるんだろうとか、なんかもうそんな気分でしたよ・・・。

それでとにかく大急ぎでご飯を作って、私は彼女の前に出しました。昨日と同じです。
なんか・・・人間の食事風景に見えないんですが。

それを尻目に、私は台所にいくフリをして玄関に走りました。
でも、でも手が震えてしまって!
チェーンが開けられなくて、まごついた間に彼女が迫って来て、その時なんとかドアを開けて、飛び出したんです。

悲鳴を上げればって言われても、声なんか出せません!せいぜい裸足で逃げ出すのが関の山です。
昨日から寝てないし疲れてるし怖いし気持ち悪いし・・・・!!!
でも、一気に腕を掴まれて中へ引きずり倒されてしまって。
また後ろ手にドアが閉められたんです。

「まるで私が酷いことしてるみたいじゃない。どうしてそんなに震えるの・・・・?」

転んだまま凍りついた私の上に覆い被さるようにして言う彼女の髪がまた怖い・・・。
正直、私はなんで彼女が私にこんな怖いことをするのか、分かりませんでした。
もっとも、そんな風にまとまった考えができる精神状態でもなかったのですが。

殺される!!

そう思ったんですが、彼女はただまた元の通り座ってただご飯を食べて、それから私を見てあの笑顔で・・・。

「賭けてもいい。・・・誰もあなたの言うことは信じないわよ」

それはそうかも知れないですが、こう言われればいくらなんでもなんでこんなことされるのか気になるじゃないですか。
だから聞いたんです。だって、金銭目的でもないし、彼女に利がないでしょう?
でもね、その答えは

「あなたの善人面、鼻につくのよ」

・・・私もです・・・(血涙)。今は言われた意味、分かりますが・・・・。
・・・・人の悪意がこんなに怖かったことは、ついぞないです。
自分の行いも直さないとって思ったのは。

それで、彼女が低い声で理由を語ってくれました。
彼女が友達になりたがっていた作家さんを、横から私が奪う形で友達になってしまったこと。
誰にでもにこにこするのが気に入らないとか。
・・・・言われて、痛い事もありました。
言われないと自分が悪かったってこと、分からなかったりするじゃないですか。

ただ怖いのは彼女が言う理由は全部、「私が○○のはずだったのに」と、あくまでも自分が最優先なんですね。正義なんです。

「・・・だって、殺しちゃったら私、犯罪者だもの・・・。
 でも、あなたが悪いのよ。全部あなたが悪いの。分かる?」

彼女のその時の目、もう鬼火が光ってるようでした・・・・。
怖くて、恐ろしくて、もう息も止まってたんですが、その時またドアが叩かれて。

のろのろ彼女とドアの方を見たら、友達の声が!
返事がないのを不審に思ったのでしょう。
もう一回叩いてくれて、思わず私の口をふさごうとした彼女の手を振り払って今度こそ

「助けて!」

って叫びました。

それで彼女を振り払ってドアに飛びついたんですが、どうしてもチェーンが外せなくて。
ただカギだけは開いたから、その隙間から友人の顔が見えたときは本当にうれしかった・・・!!!

もう、この友人に私の言ってることが信じてもらえなくてもよかったんです。
この場に来てくれたことが、本当に死ぬほどうれしかったんですよ。
もうぼろぼろに泣いてる私と、その私を諌めようとしてた彼女の様子がおかしいことにやっと気がついてくれたのだと思います。
見る見る彼女の顔から笑顔が消えて、

「香葉さん・・・。どう言うことなんですか?」

そう言ったときに、やっとチェーンが外れてくれました。

友達が入ってきてくれた瞬間、もう飛びついて泣く私におろおろしながらも、友人がその彼女を見て言ってくれたんです。

「絶対、なんか・・・香葉さんの方が怖いよ。
 なんなの?なにがあったの?なんでこの子こんな泣いてるの!?」

歯の根が合わなくて、ただ泣くだけで私はほとんどなにも言えなかったんですけど、多分私の状態や部屋の様子で
なにかおかしいって思ってくれたみたいなんです。
部屋の床にまだ生肉が落ちてたりしたし。
彼女は、暫く考えてからまた笑って言いました。

「・・・・人がせっかく遠ざけたのにね」
「だから、なんなの!?」
「私、あなたのことも嫌いになったわ・・・・・」

その時の、声。目は見えなかった。
顔とか、私後ろ向いてたから全然判らなかったんですが、ゾワリと私の首筋に鳥肌が立つのと同じタイミングでしがみついてた友達の身体も震えたのだから、想像がつきます。

それからおもむろに彼女はゆったりと部屋から荷物を取って、最初に彼女の怖い顔を見た私と同じように硬直した友人と私をゆったりと覗き込んで部屋を出て行きました・・・・・・。
玄関に、最後にかじって食べ終わった骨付き肉の残骸を投げつけて!!!

もう・・・後日談とか書いたら、ネタ扱い決定ですよね・・・。
いや、今の段階でもネタにされてるでしょうし、控えます。

私は今、もう同人誌はやってません。
余りに怖くてもろもろあった後、実家に逃げ帰りました。
彼女の消息は分かりません。ただ、私の身の回りからは消えてると思われます。

鳥取在住で(実家)、当時ロングヘアーの美人、見かけはちょっとしたモデルなみです。
人当たりのいい笑顔は抜群で、大抵の人は騙されるでしょう。まず一発で。
社交術とか、話とかも上手で、回りにいつも人がいるタイプなので。

ジャンルはジャンプ系・・・でした。
今はちょっと、分からなくなってます。すいません。
名前とかは勘弁して下さい。

でも、今ここ(2ch)にこうして書きこんだのは、自分がもう負けないと云う意思をはっきり持ったせいなので。
それでも時々夜とか怯えましたが。

一人を徹底的に叩いた後、興味が移ったらまた・・・って人のようです。
ただ、彼女同人だけしているわけではないので・・・。
仕事は、郵便関係、でした・・・。

WJのSD・・・・・・。
私は、当時別のジャンルも手がけてましたが。(こっちは委託してもらってました)

後日談・・・後日談は、また今度にして下さい・・・(泣)。
また涙が出て来そうです。

皆さん、くれぐれもご用心を・・・。
友人も今は落ち着いて着てますが、一時私より酷くうなされたりして・・・。

では、とにかくお仕事して帰ります。
私の書きこみで不愉快になった方々、本当にごめんなさい。
当時の状況を招いたのは私の弱さも十分あります。「いい人面」も、心に染みました。

売上金は、合っている・・・と云うより、多かったです。
あの子達、最初から盗るつもりだったみたいでちょっと高めに売ってたみたい。
冊数からすると多少の誤差はあるかもしれませんが。

今は当時のことは深く反省してます。文章は・・・もう、当分書きたくない。
彼女が凄く誉めてくれたこと、ここを見て欲しいってところを誉めてもらったこと・・・
それが脳裏に焼き付いてて、切ないんです。

小説は、当分書きたくないですし、今書いたら憎まれ役が全部ロングヘアの美人になりそう。
これ以上のことは、またこっそり書きこませて下さい。長々とごめんなさい
 
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来たらウザイメール23通目

【おかしい人】来たらウザイメール23通目【お断り】


288:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:15:26 ID:52o8/iLg

先月、会社の新人歓迎会で、気が付いたらなぜか隣にいて

「前から思ってたんだけど可愛いねー!俺のタイプだよ!
 他の奴が??ちゃんって呼んでるのなら、俺は??タンって呼ぶ!」

と言ってきてすごい嫌だったのですが、職場が同じだし邪険にできないのと酔ってるんだろうと相手にしませんでした。

それから3時間以上もずっとしつこくメールアドを聞かれはっきり断ったんですが、同期の男の子の携帯を見て、勝手に登録したようです。
思わせぶりな態度は一度もとってないんですが、なんでこんな事になったのか怖いです


290:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:16:27 ID:YSGMk8Ck

シカトするなら、今後気を付けなきゃね…
社内や野外で偶然を装って何度も目の前に現れるかもしれない
やっぱ周りの信頼できる人に助けてもらうのがいい



295:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:21:54 ID:52o8/iLg

ボディガードですか…女の子の友達ならたくさんいます
徹底的に無視でいこうと思います
今もメールがどんどん来てます
内容は…気持ち悪すぎて皆さんが引くと思うので書くのやめときます


298:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:24:26 ID:SJXgf4qN

>>295
どんなメール?
気になってしかたねぇぇぇぇ



299:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:28:08 ID:52o8/iLg

そういえば、セクハラ委員会?というのが会社にあります!
そこにも相談してみます

さっきメール着信拒否も考えたんですが、それを今しちゃうと、逆上されそうで怖くて。


305:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:41:43 ID:52o8/iLg

「ねぇ、メールは?」
「無視かよ」
「返事くれるまで朝まででもメールするよ(^o^) 」
「寝てた、とかいう言い訳は不要ですよん☆だって寝てるわけないじゃない(^-^) v」
「そろそろ返事くれよ、マジで。何してんの?」
「おい」
「ムカついてきた」
「なぁんて嘘だよヾ(^▽^) ノ早く早く!」
「救急車鳴ってるよ(^-^) 」
「俺、??タンが使った割り箸持ってますよ(*^_^*) 」
「救急車鳴ってるって言ってんだよ、サイレン聞こえてるよなぁ?」


5分おきくらいに意味不明なメールがずっと来ます
誰かに泊まりにきてもらおうかなと思ってます
でもこんな時間だし、難しいかとも思います


309:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:44:53 ID:VkSkgdCE

>>305
想像以上に酷いメールだった・・・でも晒して正解。
事態はより深刻である事が把握できたから。

とりあえずあなたが明日必ずするべき事は
直属の上司にこれまでの経緯とメールを見せて相談。
その上でセクハラ対策室にも同様に相談。



312:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 00:46:50 ID:52o8/iLg

皆様ありがとうございます
メール全て保存してます
上司にも、もちろんメールを見せて相談するつもりです
明日会社に着くまでは、と思い、今はとりあえず無視しています


337:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:21:49 ID:D0yxqaLa

マジレスするが

こういった件は警察では相手にしてもらえないよ。
実際に物を壊された、不法侵入された、盗撮された物をネット上で許可無しに掲載されたなど、障害や被害がでないと動いてくれません。

会社も穏便にが常識です。
こういうときは、法律相談所にいって弁護士に相談しましょね。



341:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:25:04 ID:52o8/iLg

皆様、すごくためになるアドバイスありがとうございます
教えて頂いたとおり実行してみます

メールは止まず、今も送信してきます
相変わらず支離滅裂な内容です
まさかと思うけど自宅のすぐそばにいるかのような内容もあります
事件にならないことを自分の事ながら願ってます


348:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:40:03 ID:o6RQLQ00

でもいざとなるとでねぇよな声って。
誰かん家に泊まった方がいいと思う。自宅にいるのは危険かと



351:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:42:39 ID:zPzy2s5w

今からじゃ無理だろう夜中だし


355:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:50:17 ID:52o8/iLg

明日朝は友達の乗ってくるタクシーで仕事に向かうつもりです
できたら明日中に弁護士さんにも相談してみます
皆様本当にありがとうございます

「カーテンはピンク(^-^) ?」
「今??タンが載った本を抱えていますよ(*^_^*)
 どの本も表紙のアップが可愛いくてたまらんね!!」
(これは会社関係者に配られる冊子の事だと思います)
「外見て、外ヾ(^▽^) ノ」
「一緒にいたい(^o^) 」
「そろそろ返事しろや」
「おーい」
「??タン??タン??タン…(画面いっぱいに名前のみ) 」
「照れ屋p(^-^) q」
「この道、車あんまり来ないねぇ?怖いでしょ?(^-^) v」
「何か言えよ」

いま、外でおーいおーいとハッキリ聞こえます


358:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:54:01 ID:imcsKIA

>>355
急いで戸締り確認して!


357:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 01:53:44 ID:52o8/iLg

おーいおーいとハッキリ聞こえます
どうして自宅がわかっ


379:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:03:11 ID:o6RQLQ00

おい大丈夫かよ!!
書き込み切れたまま返事ねぇぞ!!



380:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:03:17 ID:CndB1z6D

ていうか、マジでヤバくない!?
警察呼ぶ呼ばないより、2ch見てる余裕なんかないんじゃない!?

超恐い



408:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:18:10 ID:kv20qfyy

ストーカー祭かよ
こえーよ
そいつのメール態度変わりすぎ…



436:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:38:42 ID:OBfhwJNa

相談者が寝たとは考えにくいな…。
あと、書き込まれている途中の文章がアップされているっていうのは…なんなんだろう?



440:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:41:35 ID:52o8/iLg

大丈夫です


443:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:42:14 ID:imcsKIAT

>>440
本人登場?


444:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:42:17 ID:5WIa3YCe

本人ktkr!!


448:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:43:28 ID:P6Z1HTHK

待て待て、文章が無機質で短いぞ


452:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:44:39 ID:52o8/iLg

寝ました
心配いらん


460:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:46:27 ID:gHdE5dXF

えっっ>>452


465:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:47:04 ID:MSvxJSW8

文体が変わったな


466:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:47:09 ID:52o8/iLg

寝たよ


470:名無しさんの初恋:2007/05/10(木) 02:48:25 ID:imcsKIAT

>>466
だから誰が?
 
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俺の実家はとある新興宗教やってた

183:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:44:59.75 ID:pslRNVgh0

俺の実家は、とある新興宗教やってた。
それなりに有名な宗教団体。
世襲制で父親で6代目、信者もそれなりの人数がいた。

家族構成は、祖父、祖母、父親、俺の四人。
母親は小学校高学年の時に出て行った。
祖母曰く「嫌になったんよ、色々と」だと。

悲しかったのは確かだけど、幼少期の家族の思い出は父親と母親の喧嘩、祖母に虐められて泣いてる母親くらいしかないのでまぁしょうがないなって感じだった。

話は中学生の時なんだけど、うちには俗に言う、寺院、教会みたいな施設がある。
30畳くらいあって、ご本尊、賽銭箱が置いてある。
たまーにだけどその賽銭箱から小銭を拝借してたりしてた。
残念ながらか、幸いか、俺は全く信仰心はなかった。

ある日、賽銭ドロしようと思って懐中電灯片手に夜中施設にいってみた。
小銭ちょろっとくすねて、部屋に戻ろうと思ったんだけど、なんとなく、ご本尊って何があんだろ?って妙な好奇心が沸いてきた。

そろそろと結界をまたぎ、ご本尊に近寄った。
形状は仏壇のデカイ版みたいなのの中に、小さな社がある。
音がしないように、ゆっくりその社の扉を開けてみた。

中身はあんま細かく書くと団体特定されると思うので伏せる。
大したモン入ってないなーなんて思ってたら、奥のほうに巾着袋発見。
あんまり長居したくなかったし、なんとなくそれもって自室に帰った。


185:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:48:12.45 ID:pslRNVgh0

小銭を財布にしまいつつ、巾着の封を解いてみた。
中身を見てゾッとした。
なにやら黒いのがビッシリと。恐る恐る手を入れて触れてみると正体がわかった。

「毛」

気持ち悪さと、なんで毛?って言う不思議からくる好奇心。
ノート破って、床に引いて全部出してみた。

よく見ると毛にまじって指輪がひとつ入ってた。
なんの装飾もない指輪、多分結婚指輪。
それみたとたん、何故か妙な確信のある妄想が沸いてきた。

「母親」

それからは、口にするのもおぞましい妄想が溢れて吐きそうだった。
頭がおかしくなる前に急いでその毛と指輪をしまい、本尊に戻しにいった。


186:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:49:54.57 ID:pslRNVgh0

しばらくして、たまたま父親と二人きりになる機会があって勇気出して聞いてみた。

「もしかして結婚指輪とかまだ持ってんの?」
「なんでや?」
「いやなんとなく、な」
「なんでや?」
「いやゴメン」

自分から切り出しといてだけど、怖くなって自室に逃げた。
父親の目が変だったから。

その後妄想に取り付かれた俺は、家にいることすら怖くなり
地元から遠く離れた高校を受験、寮生活を選び
家族親族、信者さんの反対を押し切りそのまま就職した。

父親は去年の年末死んだ。
家業は叔父が継いだ。
今後俺は実家に戻ることはないと思う。


187:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 12:51:44.53 ID:RzLKFDI90

実話?


189:本当にあった怖い名無し:2011/12/19(月) 13:06:51.64 ID:pslRNVgh0

>>187
実話

改めて自分で読んでみたら話としては別段怖くないね。
特殊な環境に育った頭のおかしい子の話だなこりゃ。
でも不思議とスッキリしたw
長文失礼しました。
 
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「おにいさん」

生まれは都市圏だけど、まだ緑が多かったころなので遊び場には事欠かなかった。
家の近くに大きな空き地があって、毎年盆踊りをそこでやっていたのを覚えてる。
その空き地が潰されて大きな工場が出来たときに、自分の遊び場所がなくなってすごく悲しい思いをした。
そんな頃の話。

小学校の頃はやんちゃだった。
いつも悪戯ばかりして怒られている様な。
そんな俺と同じようにやんちゃなNとY。
3人で遊んでいれば何でも出来そうな気がしたもんだよ。

夏休みのある日、自転車で川を遡って行って水のきれいなところで川遊びをしようってことになったんだ。
朝から自分たちでおにぎり作って、水筒に麦茶詰めて、リュックを担いで、一生懸命自転車を漕いでさ。
そういったちょっとした冒険旅行みたいなことは誰でもするだろ?
俺たちもそう。

それで朝早くから3人集合して川を遡ったんだ。
もちろん川原を遡っていくのは無理だから川に沿った道を延々と。
時には迷いながら2時間ぐらい遡った山のふもとで、ちょっと休憩しようってなったんだ。

もちろんそこは知らない町でさ、電柱には五木町って書いてあった。
面白いのは同じ色の青い屋根、同じ大きさの家がいっぱい並んでたのをよく覚えてる。
おかしいな?とも思ったんだが、それでも3人いれば楽しくって気にならなかったな。

自転車を川沿いの道の端に寄せて止めてから俺たちは川原に降りた。
天気は少し曇ってたけど蒸し暑いうえに自転車漕いでたせいもあって汗でベタベタ。
一刻も早く川の中で体を冷やしたいって思って川の方へ向かったんだけど、そこにはその町の住民らしき人が20人くらい、大人も子供も集まってなんかやってるんだ。
一言も話しをせずに黙々と作業をしてる感じ。

大人も子供も。
老若男女を問わず。

土を掘ってるように見えて、何となく異様な光景に思わず俺たちの足は止まってしまった。

そして示し合わせたかのように一斉にこっちに向けられる数十の瞳。
今でもハッキリ覚えてる。
その瞳にはこう、なんて言ったらいいのかな?
生気的な物が無くって虚ろな感じだった。

そう思ったか思ってないかのところで、その集団の中から小さな女の子の声で「…のおにいさんが来たね」って聞こえた。
その瞬間、ホントに瞬く間に今まで生気が無かったのにすごく優しい顔になって話しかけてきたんだ。

「どっから来たんだ?」とか「3人だけで来たのか?そりゃすごい!」とか。
オレとNはそのギャップが怖くなってあまりしゃべる事が出来なかったんだけど、人見知りをしないYはいつの間にか溶け込んで笑いながら話しをしてる。

周りの住人もニコニコしてるし俺たちに疲れただろ?とか言いながら、紙コップに入れたお茶とかお菓子とか出してくれる。
最初は警戒していた俺もNも段々慣れて来てお茶やお菓子をもらっていろんな話をした。
今日はこの町でお祭りがあるからよかったら参加していきなさいとか言われて喜んでたっけな。

その後、町の子供たちと川遊びをして遊んだ。
魚を捕まえたり水風船もって追いかけっこしたり。
この町のみんな人懐っこくてトイレに行くにも必ず誰かがついてくる。
だから一人ぼっちになる事が無くて楽しく遊べたんだ。

夕方になったのでそろそろ帰らないといけないと3人で相談してたら住人のおじさんが、今日はお祭りがあるから遊んでいきなさい。
自転車と君たちは車で送ってあげるからと言われて3人でどうしよう?と悩んだ挙句その提案を受ける事にした。

遊びの途中で帰るなんてその頃考えられなかったし、いつも遅くなって親に怒られていて、慣れていたってのもある。
それを伝えると目をまん丸にして「そうかそうか」って喜んでくれた上に、
「他のみんな(この町の子供)は法被に着替えてるから君たちも着替えるといい」
と赤い法被を3つ手渡された。

Tシャツの上から法被を羽織るとおじさんは「
よく似合ってるよ。やっぱ主役はこうでなきゃ」って褒めてくれたんだ。
その後おじさんに連れられて、町の人でごった返した祭りの会場に連れて行ってもらったんだ。

会場は所狭しと出店が並んでいて、普通であれば真ん中には櫓が組まれているはずなのにそれは無く、ひな壇みたいなものがあってその上で太鼓と笛が小気味良い音を奏でてる。
そのひな壇の近くにお神輿が大小二つあって大きいほうは15人くらいで持つ奴で、小さいほうはその気になれば一人でも担げるようなミニ神輿だった。

なんだあれはと思っていると法被を来た子供たちが、どこからともなくわらわらと俺たちの周りによってきた。
総勢で20人くらいいたのかな?
高学年の子も低学年の子もいてみんなニコニコしてるんだけどみんな法被の色は紺色だった。
「俺達と法被の色が違うね?」というと高学年ポイ子に「おにいさんだからだよ!」と言われた。
俺より高学年ポイけど違うのかなって思ったんだけど、まぁいいやって思って、子供みんなで遊んでた。

出店に行くとお金はいらんからって何でもくれる気前のよさ。
俺たちも他の子供もわたあめ食べたり、射的したりで存分に遊ばしてもらった。
大人はというと遠巻きに子供たちを眺めながら酒を飲んでいる。

しばらく遊んで、頃合いとみたのかさっきのおじさんが中央のひな壇の上で大きな声でしゃべり始めた。
一斉に止む笛の音や太鼓の音。
「それではおにいさん祭りを開催します!!」という声と共に歓喜の声。
大人も子供も。

俺たちも訳も判らずはしゃいでる。

子供たちは全員がそのおじさんに連れられてさっきの神輿があったところに。
町の子供たちはあらかじめ場所が決められていたかのように大きな神輿の回りに順序良く整列した。
この神輿はスゴくキラキラしていて装飾がすごい。
もちろん子供が持てる大きさなので、テレビなんかで大人が担ぐ神輿に比べれば
たいしたことはないが、一見して豪華だということは子供ながらにも判った。

俺たち三人はどうすればいいのか判らないのでマゴマゴしているとさっきのおじさんがやってきて
「ほら、君たち三人はこの小さい方を担いでね」
と大きい神輿のすぐ近くにある小さい神輿を指差した。

近寄って見てみると、こまごまとした装飾に屋根の上には、炎のような飾りがついていて昔はきれいだったのだろうが、今はだいぶ汚れている。
泥汚れ?らしきものもあり”おじさん”を振り返ると

「この前の祭りで落としちゃって少し汚れてるけど、大丈夫だよ」

と笑顔で言われ「なぁんだ」と安心したのを覚えてる。
配置は俺が進行方向で言えば前で担ぐ事になり、Yが左でNが右だった。

すると”おじさん”がまた大きな声で「それでは神輿を担いでくださ~い」と大きな声で指示を出すと大きな神輿はエイッという掛け声と共に子供たちの肩に担がれた。
それを見た俺たちも掛け声を入れつつ小さな神輿を担ぐ。いや、担ごうとした。
その瞬間、見た目と違う重さにビックリして神輿を落としそうになった。

あわてて駆け寄る”おじさん”が支えてくれて落とさずに済んだが尋常でない重さだ。
”おじさん”の方をチラッとみると「ホラホラ頑張って。周りを5周くらいするだけだからね」とやさしく言われたので頑張ってみる事にした。

両肩が神輿の重さで軋むが歩けないほどじゃない。
ソロソロとゆっくりではあるが3人で時計回りに歩き出した。
それと同時に笛と太鼓の楽しそうな音色が始まる。
いつの間にか大人たちが近寄ってきていて「ほらほら、頑張って~!」とか応援してくれる。

最初は重さのあまりおっかなびっくりだったが少し慣れてきたのか歩く速度より少し遅いくらいのスピードになっていた。
このときで半周くらいだったかな。

もう少しで1周というところで突然後ろから「ドン」っと押される感じがあった。
よたよたと千鳥足になったが何とかこらえることができた。

何があったのかと後ろを振り返ると真後ろに大きな神輿を担いだ子供たちがニヤニヤしながら立っていた。
どうも大きな神輿が俺たちの神輿に追突したみたいだった。
一番先頭の子供が「ごめんね~」と謝ってきたので「大丈夫」とだけ返してまた歩き始めた。

ようやく1周。
これをあと4週か、と思い少し息を入れたところでまたもや「ドン」ときた。
同じようによろめく俺達と神輿。
後ろを向くとやっぱり大きな神輿の子供たちがニヤニヤしている。

一番先頭の子供が「ごめんね~」とまた謝ってきた。
あまり口をきく余裕がないほど重いので軽く頷きまた歩き始める。
いつの間にか大人たちは近すぎるほど傍によってきており、手を伸ばせば触れられるほどの距離だ。

みんな口々に「頑張れ」とか「もう少し」とか応援している。

その応援を支えに歩こうと数歩行った所で、今までにはないくらい激しい「ドン」がきた。

思わず神輿から手を離してしまい、地面に手を突く。
神輿が落ちると思い上を見上げると傍まで寄った大人たちが
落ちないように支えててくれたようで神輿は宙に浮かんでいる。

別の大人の手が俺を起こし神輿のところに立たせると、神輿を支えていてくれた手が無くなり神輿が両肩に食い込む。
後ろを見る余裕もないが耳には「遅いからさぁ、ぶつかっちゃうんだよねぇ」という声が聞こえてくる。

一瞬ムカついたが今は早くこの神輿を下ろしたい一心だったのでまた歩き始めようとしたその瞬間を狙って「ドン」とやられた。
同じようにつんのめり、両手が地面に付きそうになったところで大人の手に支えられる。

神輿も宙に浮いている。
また起こされて神輿を担ぐ。

またすぐに「ドン」
また転びそうになると大人の手が支え…
また神輿を担ぐ…

明らかに異常だ。

周りの声も「頑張れ」とかいう応援じゃなく「早く立て」とか「早く歩け」などの怒声に変わってきている。
半分泣きそうになりながら神輿を担ぐ3人。

周りの大人の中には竹を縱に裂いた竹刀のようなものでケツのあたりを叩いてくる人までいる。
もう嫌だと思って逃げようとしても周りの大人によって引き摺られて戻される。

おかしい。
何かおかしい。

そう思い、ふと近くにいた大人の顔を見てびっくりした。
すでに笑顔ではなかった。
まるで敵を見るかのような目で俺たち3人を睨みつけていた。
周りの他の大人たちも同じだった。
皆が皆すごい形相で睨んでいる。

子供心にこれはまずいと思い、何とか逃げ出そうと考えるが、それを見越したように後ろから「ドン」とやられてまた転んでしまった。
荒々しい手に立たされ、無理矢理神輿を担がされる。

そのわずかな間で周りを見渡すと俺たち3人の神輿の周りに大人が群がっている。
進行方向の右手にいつもひな壇があるので大人は少なめだ。
大人のほとんどは左手と正面に集まっている。
真後ろには大きな神輿が迫っている。

神輿を担がされる前にYとNの顔を見た。
眼が合った。
軽く頷くと神輿を担がされて大人たちの手が無くなった瞬間に右側に神輿をわざと倒した。

よろけて倒れたと思った大人が手を出して神輿を支えようとする。
俺たち三人はその隙を見てひな壇の方に駆け出した。

後ろからは大人の声で「捕まえろ」という叫び声が上がっていたが、その頃には一心不乱に笛や太鼓の音を鳴らす大人の脇をすり抜けていた。
闇雲に走って川沿いの道まで来るとそのままの勢いで下流に向かって走り出した。

どのくらい走ったか判らないが、息が切れるまで走り続けて、もう走れないところまで走ったところで後ろを振り返ると、懐中電灯の光らしきものが10個以上見える。
その光景に寒気を感じて3人で無理矢理走り出した。

少し走るともう息は続かない。
もう走れないと思ったときに目の前に自分たちの自転車が見えた。
3人で何も言わずに飛び乗り、ひたすらペダルを漕ぎ続けた。
怖くてもう後ろを振り向く余裕もない。
必死だった。

自分の知ってる道に出てもしゃべる余裕が無くって、ひたすらペダルを漕ぎ続け、一番近い俺の家に3人とも転がり込んだ。
玄関から入るなり安心して泣き出す3人。

怒りまくっていた母親も父親も呆気に取られていたと思う。
そりゃそうだ、やっと帰ってきたと思ったら赤い法被着て、傷だらけで泣き喚く息子を見たらビックリするに決まってる。

一泣きしてようやく事情聴取。
もちろん他の二人の親も呼ばれた。
今日起きたことを包み隠さず話した。

川を遡った事、山のふもとの町で親切にしてもらったけど、重い神輿を担がされたこと。
年上におにいさんと呼ばれたり、町人の態度がおかしくなり、すごい目で睨まれた事・・・

親たちはみんな頭の中が「?」だったに違いない。
でもその中でNのお父さんが聞いてきた。

「その町の家の屋根の色全部青じゃなかったか?」

俺たちはみな「そうそう」と頷いた。
Nのお父さんは「やっぱりか」といって説明を始めた。


Nのお父さんによると、その地域は昔から差別の強いというよりは仲間意識が強い地域で、みんなが同じ家に住み、同じように暮らしていくという社会主義みたいな考えがある地域らしいんだ。
そんな村の昔話で、鬼の一家が出た話ってのがあるらしい。

近くの山には鬼の一家が住んでいて、それが時々ふもとに下りてきては悪さをして逃げていく。
一番悪いのは父親であろう大鬼で、人を犯し、殺し、食み、これを至上の楽しみとしていた。
あとは4匹の小さな鬼で子供のようだったが父親と同じように悪さをしていたという。

そんな事を繰り返していたらしい。
その町(そのときは村か)も結構な被害が出て、襲われて命を落とすものや、攫われていく事があったらしい。

仲間意識の強い村の中でのこと。
どうにかしようと村の中で思案しあった結果・・・
鬼一家をもてなす事に決めたらしい。
鬼が来たら村人みんなでニコニコしながらお出迎えをして、考えられる全てのもてなしをしたらしい。

そんなことしたら鬼が一家で居つくかもしれないって考えるだろ?
最初は警戒していた鬼も段々慣れていき、結局一家で居ついてしまった。
それでもみんなニコニコ。

ある日いつものようにもてなしていると、大鬼は酔っ払って眠たそうにしている。
それを察したある村民が大きな戸板を持ってきて「この上に横になってください。
私どもが寝床まで運びましょう」と言った。

その申し出に大鬼も気を良くし、戸板の上に横になって運んでもらう事にした。
そしてそのまま大きな寝息を立てて眠ってしまった。

ふと、鬼は眼を覚ましたが体が動かない。
見ると体が鎖でグルグル巻きにされ、腕を動かすことすらままならない。
騙されたと気づき子鬼を呼ぶが返事が無い。

大鬼の体は戸板に乗せられていたが、少しずつ動いている。
山を登っているようだった。

動かない体を無理して戸板の下を覗き込むと、大鬼の体を持ち上げているのは4匹の子鬼だった。
その4匹全てが大怪我を負っている。

大鬼の寝ている間に村民にやられたのであろう、片手をなくしている子鬼もいれば足がもげ掛かっている子鬼もいた。
4匹に共通しているのは4匹とも両目を潰されていると言う事だった。

その子鬼が大鬼の乗った戸板を担いでいるのである。
子鬼を村民の1人が「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と手を叩いて導いてる。
周りには人、人、人。

その全ての人の手にはそれぞれ鍬や鋤、竹で作った鎗などがあり、一番近くにいる村民は、たまに子鬼を後ろから手に持った得物で叩いて喜んでいる。
それが山を登っていく。

子鬼が倒れそうになると村民が得物で叩き、起こし、また担がせて歩かせる。

そのうち一匹の子鬼が歩けなくなった。
足がもげ掛かっていた子鬼だ。
村民は容赦なく得物で打ち据え、殺してしまった。

その死体を戸板の上にいる大鬼に乗せると大鬼は大きな声で吼えたという。
それでも村民は気にしない様子で山を登らせる。

少し進んだところでまた子鬼が一匹殺された。
子鬼2匹では戸板を担ぐ事が出来なかったので村民の若い奴が手伝ってやった。
数時間かけて山頂に上ったところで残りの子鬼2匹が殺された。
それを見た大鬼は怒り狂った声を上げたが村民は黙々と薪を拾っている。

大鬼の上に死んだ子鬼の死体を重ね、その上に薪を山のように積み上げて火をつけた。
大鬼は死ぬまで吼え続け、完全に息絶えるまで数時間かかったという。
その間村民は宴を開いていたとか。

そんな事があり、鬼退治をした村として後世の村人に伝えるため、毎年その時期になるとお祭りをする事にしたらしい。
鬼役が4人ほど(ほとんどは子供)で重い神輿を担ぎ、それを村民全員でからかいながら練り歩くというもので、昔は「鬼祭り」と呼ばれていたらしい。

しかし、村内で鬼役をするのを嫌がる村民が増えたため、たまたまその時期に来た旅人とかに無理矢理させることにしたらしい。
鬼退治のときと同じように、最初はもてなしておいて、祭りがあるといって参加させ、無理矢理神輿を担がせる・・・

近年は「鬼祭り」を「鬼さん祭り」と改めてはいるが余所者が行くと必ず神輿を担がされてひどい目に合うので、知ってる人はこの時期は誰も近づかないようにしてるという。


それを聞いて俺たちは身震いした。
あの時言ってた「おにいさん」は「お兄さん」じゃなくって「鬼さん」・・・?

そう考えていたら、Nのお父さんがぽつりと

「ものの本によると山に住んでいたのは「鬼の一家」じゃなく「山賊の一家」らしいんだよな」って。

じゃぁ、殺されたのは5匹の鬼じゃなくて5人の・・・

それからしばらくは外出できず、家の中で少しの物音にも震えてた。
 
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頭おかしい叔母さん

ウチの従兄弟の叔母さん(母の姉)はちょっと頭おかしい人でね。
まぁ一言で言うと『時々昔死んだ彼氏が私を呼ぶのよ』って台詞を親族で飯食ってる時とかに平気で言う人でね。
んで2年くらい前から「離婚したい」が口癖だったんだ。

そいで3月にその叔母さんの娘が大学に合格してじいちゃん(母方)の家で親族で集まって合格祝いしたんだよ。
んで最初は和やかな雰囲気だったんだけど、暫らくすると叔母さんがまた「離婚話」を始めてね。
旦那子供の前でね。

んで旦那さんはホントすげぇ良い人でどんだけ良い人かってーと長くなるから割愛すっけど、とにかく出来た人でね。
その「離婚話」ってのがいかに叔母さんの勝手な話かってのは、もう叔母さんの母親である家のばぁちゃんとじいちゃんが旦那さんに泣いて謝る位なんだ。

そいでまぁ祝いの席で始まった離婚話。
最初はみんな「またかよ・・・」ってスルー方向だったんだけどふと叔母さんの娘の方見るとなんかすげぇ泣きそうだったのね。
もう恥ずかしくてしょうがないみたいな感じね。
娘はすごい頑張り屋でホント今時珍しい位イイ子でね、普段の彼女知ってるからなんかそれ見たらスゲェ腹が立ってきてさ、んでじいちゃんも真っ赤になってて今にもブチ切れそうだったから

「チィキショイ!!俺がやってやるぅ!」

って思って

「叔母さんいい加減にしろよ?(中略)みっとも無いぞ?」

的な言葉を言ったわけです。
えぇぶちまけましたよ親族代表としてね。

あん時の叔母さんの顔は今でも忘れないね。
最初真っ赤になった顔が一気に真っ青になっててってね。
んで俺が喋り終わるや否や

「あんたみたいなガキに何が分かるってのよっ!!」

って超シャウト。

ホント内心すげぇ怖かったけど、でも「よく言った!」って顔してる親族一同の顔見たらここで退いたらダメだと思って尚も喋り続けるとホント顔面蒼白になってね。ふらつき出したんだ。

んで流石にこれ以上はヤバイかな?って思ったウチのママンが

「それ位で・・・うん、先に帰ってなさい」

って俺ら子供集を家に戻るように促したのね。
因みにウチとじぃちゃん家は同じ敷地にあってね、徒歩10秒ぐらいなの。

そいで俺と姉貴と弟と従妹とで家に帰って、4人でゲームやってたんだ。
従妹にはホント何度も謝ったんだけど逆に「ありがとう」とか言われて姉貴と弟には「よく言ったw」とか言われて、正直まんざらでもなかったんだ。

暫らくするとウチのママンが戻ってきてね、開口一番にこう言ったんだよ
マジで一言一句忘れもしない。

「いますぐ荷物まとめておじいさん(親父方)のとこに逃げなさい」

ってね。

「は?何?何かあったの??」

ワクワクが隠せない姉貴と弟の声のトーンとは超対照的にママン声のトーンは低くてね
とりあえず従妹に遠慮して廊下で2人で話してたんだ。

「あの後はもうアンタに対する罵詈雑言の嵐よ、
 罵詈雑言なんてモンじゃないわよ、『殺す』って言ってたわ。
 もう誰が何言っても聞きやしないし、今晩おばぁちゃんの家に泊まるみたいだし」

遠くから聞こえる桃鉄のBGM。
あんなに暗く聞こえたのは初めてだった。

とりあえず色々突っ込みたい事もあったけど「まさかw?」って笑って部屋に戻ったんだ。

その後おじさんが来たり色々あったんだけど結局11時頃にはおじさんと従妹は叔母さん残して帰ってね。
んで3時ぐらいにはママンもパピーも弟も寝てて俺と姉貴2人で映画観てたんだ。電気消してね。

そしたら庭の方から砂利の上を歩く音がしてね
もうそん時は前おき無しで俺も姉貴も直感したんだ。

「叔母さんだ・・・」

映画の音量下げて耳凝らして外の音聞いてると確実に俺の部屋の窓んとこグルグル回ってんだよ。
最初は面白半分で笑ってた姉貴も急にマジになってさ

「アタシが上手く足止めするから裏口から逃げろ!
 んですぐ車庫に行け!こりゃホント冗談じゃないよ」

とか言い出す始末でね。

俺も軽くパニくって何かバッグに下着とか詰め始めてね。
とりあえず車のキーと財布と携帯と煙草持って裏口でスタンバイしたんだ。
そんで同時タイミングで外に出る俺と姉。

俺の部屋の窓と車庫は7mぐらいあって、今のままじゃ下手すりゃ車に乗ろうとすると叔母さんと鉢合わせになっちゃうんだ。
だから物陰に隠れて耳を凝らしていると姉貴の声が

「叔母さんどうしたのこんな時間に?」

そっから先は姉貴の声しか聞き取れなかったけど、なんか段々声が離れていった感じがしたのね。
そんで時折笑い声とかすんの。
さすが姉貴は叔母さんに超好かれてるだけあんな!とか思いながらダッシュで車庫に行って車のエンジンをかけたのね、

「よし!行けるっ!」

そう思い、ギアをバックに入れてライトを着けると
ライトの先には物凄い顔をした叔母さんの姿が映ってたんだ。
あの瞬間は本当に背筋が凍った。だってさ・・・・

作業用スコップ持ってたんだもん。

そっから先は鬼バック。急発進。
チャーリーなエンジェルも真っ青なフルスロットル。
近くのコンビニに着いて速攻姉貴に電話をすると

「いやスコップですよw!でもやっぱ完全に殺意の対象はお前のみ。
 アタシとか全然笑顔でトークしてたよ。
 あの酒席で誰もお前の事をフォローしなかったのは大正解だったねw」

と大爆笑な姉。

「殺意の対象が俺のみじゃなかったらあんな無茶な事しねぇよ」

とか言いつつも内心家族が心配でその日は姉貴と弟に寝ず番を。
もち武装した状態で。そして明け方着いた祖父の家で自分の車を見てビックリ。

傷だらけ。引っかき傷だらけ。

つか叔母さんさ・・・・
車庫にいたのかよ・・・

叔母さんはその数日後神奈川だかの病院に入院して今は退院して元気だそうです。多分。

それまでいろんな心霊スポット行ったりしたけど生きてる人間が一番怖いです。
 
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